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「オブラートに包む」をスペイン語で何と言う?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

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今日は、過去に私が訳に迷った日本語をどのように表現できるかを紹介します。

 

今日のスペイン語

私が訳に困った日本語とは「オブラートに包む」です。

そのときは、意訳で話し手の意図は伝えました。

 

ただ、全然ベストな訳ではなかったですね。

意図が通じただけで満足感はゼロ、どんな伝え方をしたかも忘れてしまいました。

 

今の私だったら、ニュアンスに応じていくつか思いつきます。

 

「オブラートに包む」

(1) “esconder la verdad”

→「事実を隠す」というニュアンスを出したいとき

 

(2) “endulzar la verdad”

→「綺麗なことばだけでありのままに伝えようとしていない」というニュアンスを出したいとき

 

(3) “adornar los hechos”

→「事実を誇張/取り繕って伝えようとしている」というニュアンスを出したいとき

 

(4) “hablar con indirectos”

→「遠回しな言い方ばかりしている」というニュアンスを出したいとき

 

(5) “no decir las cosas tal como son”

→「ありのままを伝えようとしてない」というニュアンスを出したいとき

 

アナタだったら、何と表現しますか?

 

こういう使い方ができる

あなたは、日本のNG商事から、南米の現地法人に出向しています。

ある日、部下から社内プロジェクトに関する中間報告を受けました。

 

あなたが事前に出していた指示は、

「6か月前の計画発表から何が進んだかを報告せよ」でした。

 

しかし、部下の報告は、

 

・「次は XXX します」

・「BB 月までに XX します」

・「全体の計画はこのようになっています」

 

という感じで、先の計画の説明ばかりです。

前回の計画発表から何が進んだのかが全く分かりません。

 

しびれを切らしたあなたは、部下の発表を遮って言いました。

 

 

「俺が聞きたいのは、前回発表してくれた計画がどこまで進んだかだ。」

= "Lo que quiero escuchar es qué es lo que han logrado desde la última presentación hasta la fecha"

 

「そういうふうに指示を出したはず。」

= "Así les indiqué"

 

「オブラートに包むのはやめろ。」

= "Dejen de esconder la verdad"

 

「何も進んでないなら、進んでないとありのままに言え。」

= "Si no tienen nada, díganmelo así"

 

 

みんなの時間を使ってやるプレゼン。

綺麗な言葉ばかりならべても、成果が何もないでは意味がありません。

 

・怒るためにではなく、やるべきことが進んでないという現実を認識したい。

・なぜ進んでないのかを知りたい。

・進めるために何をしたらいいのかを考えたい。

 

そんな気持ちを伝えたいときの皮切りに使える表現です。

フォローまでは妄想が回りませんでした(笑)

 

「オブラートに包む」ってどういう意味?

日本語をスペイン語に訳せない理由。

それは、その日本語を別の日本語に言い換えることができないからです。

 

もし外国人に「オブラートに包む」ってどういう意味と質問されたら…

あなたは日本語で何と説明しますか?

 

過去の私が訳に詰まったのは、これができなかったからです。

日本語で「オブラートに包む」の意味を説明できなかったんです。

 

わからんから辞書やネットで調べてみた

調べてみたら「オブラートに包む」はこんな意味だということが分かりました。

 

・直接的に言わずに、柔らかく言う

・直接的な言い方を避ける

・回りくどく言う

・英語では「砂糖で包む」という解釈で、“sugarcoat” と言う。

 

なぜこういう意味になるの?

こういうロジックを知りたいときは、語源をさかのぼるに限ります。

言葉の成り立ちをストーリーとして覚えられるので、記憶に定着しやすいです。

 

「オブラート」って、苦い薬などを包むためのデンプンの膜のことを指します。

つまり、「薬本来の苦味を感じさせないようにする役割のもの」ということです。

 

ここから「現実をダイレクトに伝えない」というニュアンスが生まれたんでしょう。

医学的な細かい話を普遍的に使える表現に仕上げた、イイ感じの比喩ですね。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい!

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

大谷翔平

翔平、昨日久々にヒットが出ました!

本人もホッとしてると思うので、いちファンとしては嬉しい限りです。

 

ただ、バッティングのときの体の使い方は、調子が悪いままだと感じます。

ツーベースは出ました(00:03〜)。

 

でも、このコースってメカニクスが悪くてもヒットにできるコースなんです。

左バッターの場合。

 

2打席目、フォアボールを選んだ打席(00:28〜)。

ここでも、外角低めのボールをいい感じで見送ってるふうに見える。

 

でも、ボールを見ている時間が短い。

調子がよければ、もっと最後までボールを見ていたはず。

 

しかも、いつでもボールをしばき上げられる体の型を作った状態で。

調子がよければ、あのボールでさえ翔平はヒットにできたはず。

 

でも、今の状態では、あのコースをヒットにできるイメージが湧かないと想像する。

踏み込んでレフトに強い打球を飛ばせる体の力の入り方がイメージできないはず。

 

三振した打席(00:45〜)では、バットが出なかったんだと思う。

もちろん、高い(ボールだ)と判断したこともあるかもしれないですが。

 

それにしても、バットを出せる体の型で見逃してない。

弓が緩んでる感じ。いつでも放てる状態でピーンと張ってない。

 

下半身は動き始めてるのに、上半身が連動してない(00:57〜)。

慌てて、バットだけだそうとしても、スイングできない。

 

バットがうまく出て来ないのは、インコースに詰まるところからも分かります(01:04〜)

メカニクスができているときの翔平だったら、インコースをこんなに差し込まれることはないです。

 

詰まってもいい角度でライト方向にフライが打ててるんじゃないかな。

とま、素人の意見ですが。

 

私は翔平が大好きです。

観ていてこんなに人の胸躍らせる選手が地球上に何人いるだろう?

 

そんなことを考えさせらる選手。

だからこそ、細かいところまでチェックしていまう。

 

好きな選手だからね。

だから、早く復調してほしい。

 

今年は、10勝10HRでシーズンを終えてもいい。

ただ、彼にとって実りのあるシーズンにしてほしい。

 

それだけです。

タクミ