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「運気が悪いとき」をスペイン語で何と言う?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今日は前回の投稿でたまたま出会ったスペイン語を紹介します。

日常の雑談に使える表現です。

 

前回の投稿はこちら

study-spanish.hatenablog.com

 

今日のスペイン語

今日のスペイン語は「運気が悪いとき」です。

私はこんなネイティブの言い回しを見つけました。

 

運気が悪いとき

“cuando la vida decide jugarte una mala pasada”

 

書き言葉のトーンではないというのが私の印象です。

でも、日常の友達との会話でこういう表現ができると、グッとネイティブ感が出ます

 

サラッとこういう表現が出てくると、

 

「自分、スペイン語できるかも」

 

自分を波に乗せてくれる表現です。

いい意味で。

 

こんな場面でつかえる

どんな場面でつかえるか…

ちょっと妄想してみました。

 

 

 ルイス(あなたの友達)

 (あなたの顔をみて)マサト、どうしたんだ?

 = Oye, Masato, ¿qué te pasó?

 

 顔色悪いぞ?

 = Te ves muy mal

 

 どうかしたのか?

 = ¿Te pasa algo?

 

 あなた

 ここ最近、うまくいってなくて。

 = No me ha ido bien últimamente

 

 なんか、運気の流れが悪いっていうか…

 = Como que la vida decidió jugarme una mala pasada...

 

 ルイス

 まあ、元気出せよ。

 = Bueno, echále ganas

 

 悪いときこそ、笑顔でいたら、幸運が向こうからやってくるっていうから。

 = Cuando las cosas se complican, lo más conveniente es enfrentarlas con la mejor actitud.

 Por eso, nosotros decimos, “al mal tiempo, buena cara”

 

こんな感じです。

我ながらチープな、安易な妄想ですね。

 

ネイティブはこう表現する

この表現の出所はこの曲の歌詞です(01:35〜)。

詳しくは前回の投稿をみてください。

 

例文となった歌詞はこれです。

(例文)

Cuando la vida decide jugarte una mala pasada… hasta tu mejor amigo, hasta tu amigo No.1… mejor no digo nada”

Fuente: “Acuérdate Tin”, Héctor Daniel y la Constelación feat. Alexander Abreu

 

(内容/拙訳) 

人生のながれが悪いときは…親友でさえ、一番の友でさえ…(残酷だから)やっぱり言わない。

出所:“Acuérdate Tin”, Héctor Daniel y la Constelación feat. Alexander Abreu

 

ちょっとだけ説明

“jugar una mala pasada” の本来の意味

この投稿と前回の投稿では、

“jugar una mala pasada” =「運気が悪い」と解釈してます。

 

ただ「イタズラをする」という意味が本来の意味です。

 

ただ、今回の人生訓的な文脈では、

 

・人生が主語であることを尊重するなら、「運気が悪い」

・“jugar una mala pasada” 本来の意味を尊重するなら、「運命のイタズラ」

 

というように、2とおりの日本語にできると思います。

 

悩ましいところですが、私は主語を主体的に考えることにしました。

それで、「運気が悪い」と解釈しました。

 

明らかに「イタズラ」と解釈できる例

今日の例文で解釈に困ったのは “人生” が主語だったからです。

そして、それを含めた歌詞の文脈です。

 

ただ、明らかに「イタズラ」としか訳せない例もあります。

それがこの文章です。

 

(例文)

Tomó una hora de papel y trazó dos columnas. En una escribió “casarse” y anotó todos los argumentos que se le ocurrieron a favor del matrimonio. En la otra, las ventajas de la soltería. Decidió que lo mejor sería comprarse un perro, pero semanas después, su cerebro le iba a jugar una mala pasada. Al cruzarse con su prima Emma Wedgewood, se enamoró perdidamente.

Fuente: Clarín (Argentina), 4 de enero de 2013

 

(内容/拙訳)

ダーウィンは髪を1枚手にとって、真ん中に線を引いた。線の左側には結婚した場合のメリットを思いつく限り書いた。右側には独身のメリットを書いた。その結果、犬を飼うのがベストだと考えた。しかし、数週間後、ダーウィンの脳は彼にイタズラをすることになる。いとこのエマと出会って、彼女に恋に落ちてしまった。

出所:2013年1月4日付、Clarín(アルゼンチン)

 

これは、南米での調査からイギリスに帰ったダーウィンのエピソードです。

「結婚する or しない?」に関して「しない方が得だ」とダーウィンは考えました。

 

でも、理性を超えて脳が本能的な判断を下した。

それは、彼にとってはイタズラだったという文脈です。

 

いとことの恋愛がうまくいったかは知りません。

理性的な決定を下していたのに「脳が別の判断を下した」という意味でイタズラです。

 

スペイン語っぽい主語の作り方

この表現は、「人生がお前に悪いことをすると決めたとき」という解釈です。

日本語では「運気が悪い」という主語もない、自然発生的な現象として解釈されます。

 

しかし、スペイン語では、 

・一般的には意思がないと理解されているもの(この場合は人生)を主語にする

・それが何らかを意思をもってアクションを起こしている

 

というように表現することが、かなりあります。

 

日本語からスペイン語にする場合には「こういう発想の仕方があるんだ」ということがわかっていると、スペイン語で文章を組み立てるオプションがふえます。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい!

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

大谷翔平

 

今日の結果

第1打席:ファースト強襲ヒット

第2打席:センターフライ

第3打席:見逃し三振

 

第1打席

結果がヒットになってよかった。

ただ、1球目の見逃し方が悪い。

 

やっぱり、

 

・上半身をファーストベンチ側にひねりすぎ

・トップに入ったときのグリップの位置が低い

(トップがないような状態になってる)

 

で、俗にいう「ボールを手首でこねてる」という状態で振ってる。

変にリストを利かせてスイングしてる感覚が翔平にはあるんじゃないか?

 

第2打席

結果がどうだったかを見る前に、このコメントを書いてる。

 

1球目のインローを肩から上の回転だけで、スコーンとライトスタンドに放り込むイメージができた。

ボールだったけど、翔平の調子がよければ、そういう結果になってたはず。

 

ストライクになった2球目よりも1球目の方が、角度のある打球が飛ぶイメージができた。

やっぱり、ボールを見逃すときに、肩に力が入ってるのがわかるし、無駄な動きが多い。

 

で、3球目はアウトコースのストレートでストライク。

あのグリップの位置を見ると、今アウトコースを打ってもレフトに強い打球が飛ばないだろう。

 

4球目、真ん中付近のストレートがファールになった。

背中側にバットが入り込み過ぎてるから、うまくバットが出てこなくて、ファールになった。

 

体を開かずに捉えようとする翔平の意識は、体の使い方からすごく伝わってくる。

5球目、縦に落ちるカーブかな?

 

翔平が三振するときの典型のスイングと体の動き。

幸い、バットに当たって、三振を逃れた。

 

スローを見ると、バットが体からかなり離れたところから出てきてる。

やっぱ、トップのときのグリップの位置が決まってないんだろう。

 

ピッチャーのボールはすごくない。

でも、翔平が仕留められず、センターフライ。

 

第3打席

外のカーブだかスライダーだかで三振。

1、2球目は打てるボールに見えなかった。

 

本人は仕留められると思って振りに行ってるのかな?

それとも、とりあえず手を出していこうというスタンスなのかな?

 

で。3球目の三振したボール。

もう何回も言ってるけど、後ろに重心がかかり過ぎてる。

 

確かに体は開いてない。

でも、あれだけ後ろに重心がかかったところからバットを出そうとしたら、体開くしかなくなるんじゃない?

 

1、2球目は、やっぱりボールを手首でこねてる状態になってた。

調子がいいと、体全体で打ってる感じで、手首があそこまで目立つことはないはず。

 

試合中の翔平の表情も冴えてない。

技術はあとでどうにでもなる。

 

その前に、翔平が考え過ぎてしまうことの方が心配。

知らないうちに疲れも溜まってるはず。

 

心労が疲れの潜在化を誘発しないことを祈ってる。

 

ガンバレ、翔平!!!

お前が世界一だ!

 

タクミ