「接戦」「投手戦」をスペイン語でなんという?
おはようございます!
スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。
スペイン語が上手になりたい人のためのオンラインメディア、Study Spanish。
今日は野球に特化したスペイン語を紹介します。
今日のスペイン語
この投稿では「接戦」「投手戦」をスペイン語でなんというか紹介します。
今日私が出会った言い回しはコレです。
「接戦」
「投手戦」
例文で「試合」は “pleito” となっています。
ただ、“partido” の方が、ふつうの言い方なので、基本形は “partido” にします。
ネイティブはこう表現する
今日の例文はキューバのグランマの野球ニュースです。
現在、U-23世代限定の野球トーナメントが行われていています。
今日の表現はキューバのグランマ(新聞)の野球記事で出会ったものです。
— study-spanish (@studyspanishjp) June 16, 2018
「接戦」「投手戦」を何と表現できるかが分かります。
https://t.co/3s5lQ8r9M3 Via @Granma_Digital
その決勝カードが決まり、その戦前予想です。
決勝は、ラス・トゥーナス(東地区) VS イスラ・デ・ラ・フベントゥー です。
この大会は、全16チームを東西2つの地区に分けてリーグ戦をします。
各地区の上位2チームがセミファイナルを戦います。
セミファイナルが各地区の優勝決定戦でした。
決勝に残ったのは、東西両地区ともグループステージ2位のチームでした。
日本の CS からも分かりますが、短期決戦は分からない。
レギュラーシーズンで圧倒したチームが負ける可能性だってある。
とくに、イスラが属する西地区では、シエンフエゴスというチームが独走しました。
でも、セミファイナルでは、イスラが勝ってしまった。
試合の内容までは情報がありませんが、イスラはピッチャーが安定している。
シエンフエゴスは、どちらかというと打力のチーム。
「生もの」と言われるバッティングがうまく機能しなかったのではないかと思われます。
さあ、優勝決定シリーズ、どうなるでしょうか?
前置きが長くなりましたが、こちらが今日の例文です。
(例文)
Tras destrozar los pronósticos, el próximo domingo Leñadores y Piratas arrancarán la gran final en el parque Julio Antonio Mella, donde se efectuarán los dos primeros choques, y después viajarán al Cristóbal Labra de Isla de la Juventud para el cierre del cotejo por la corona. El pleito debe ser cerrado, con predominio del pitcheo y defensa aceptable, a juzgar por los números de ambas escuadras en la ronda regular, en la que ninguno bateó para más de 270.
Fuente: Granma (Cuba), 14 de junio de 2018
(内容)
予想をくつがえし、この日曜日からレニャドーレスとピラータスは、フリオ・アントニオ・メジャ・パークでの2連戦で優勝シリーズを開始する。そのあと、イスラ・デ・ラ・フベントゥーのクリストバル・ラブラ・スタジアムに戦いの場を移し、優勝シリーズを締めくくる。いずれのチームもグループステージで打率が2割7分以下であったことをふまえると、優勝シリーズは、良い守備に支えられた投手陣が支配する接戦になるはずだ。
出所:2018年6月14日付、Granma(キューバ)
「接戦」
「接戦」の解釈は、「閉じた試合」です。
ここでいう「閉じた」は、「隙間があまりない」という意味合いです。
「隙間があまりない」という意味で “cerrado” がつかわれてます。
“un partido ajustado” も同じ「接戦」の意味でつかわれます。
この場合は、ロースコアでの「接戦」です。
「投手戦」
“con predominio del pitcheo” が、「投手陣が支配する」に該当する部分です。
「投手陣/ピッチングが支配する」が、まんまの日本語です。
この “con predominio del pitcheo” は “el pleito” とつながっています。
なので、“el pleito con predominio del pitcheo” というカタマリとして理解しないといけません。
“el pleito” が加わることで、con predominio del pitcheo” に「試合」の意味が加わります。
で、「投手陣が支配する試合」=「投手戦」ですね。
まとめ
この記事があなたの参考になればうれしいです。
もっとスペイン語が上手になりたい。
キューバに住み込みでダンス修行がしたい。
以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。
おまけ
・過去4大会の優勝チーム
= monarcas de las pasadas cuatro ediciones
・サンティアゴの人
= los indómitos
・主役をする
= llevar la voz cantante
・ナイン(野球のチーム)
= novenas
・今大会の優勝を争う
= discutir el centro en esta campaña
・過去の大会でパッとしなかった
= pasaron inadvertidas en torneos anteriores
・ほかのチームに大きく劣るパフォーマンス
= un rendimiento muy por debajo del resto
・単純にふりかえると
= en un recuento sencillo
・シーズンを負け越す
= culminar una temporada con balance negativo
・歴史は変わろうとしている
= la historia está para cambiarse
・まさにそれをこの2チームが今大会でやった
= justo eso han hecho los dos elencos en la presente contienda
・乗り越えて、準決勝に駒を進めた
= se superaron y se colaron entre los cuatro mejores
・準決勝で巻き返した
=supieron venir de atrás en sus respectivas semifinales
・グループリーグで最多勝利の2チーム
= los dos elencos que más ganaron en la fase regular
・ピネーロスは防御率2.55だった
= los pineros terminaron primeros en efectividad (2,55)
・1試合あたりの防御率3.55以下だった7チームのうちの1つ
= uno de los siete equipos que promedió menos de cuatro limpias (3,55) por encuentro
・守備では
= con el guante
・ラス・トゥーナスは守備率9割7分2厘で2位だった
= las Tunas ancló en segundo puesto con average de 972
・守備率9割6分7厘だった
= fildearon 967
・ダブルプレーを50個完成させた
= concretaron medio centenar de jugadas de doble matanza