「不可能を現実にする」をスペイン語で何という?
おはようございます!
スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。
ワールドカップに関するスペイン語から、日常に役立つスペイン語を紹介します。
それでは Study Spanish、今日も開店します。
今日のスペイン語
今日のスペイン語は「不可能を現実にする」です。
「不可能を現実にする」
メキシコがドイツから大金星
私の頭の中は、ワールドカップ一色です。
今日は、前回王者のドイツをメキシコが沈めました。
メキシコ、W杯ではじめてドイツを沈めた!
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
カウンターが効きまくってました。
ドイツがふつうに守備を組んでるときには、崩せる感じは全くなかったです。
ドイツがボールをこねくり回してる途中に、ボールを奪ってからのカウンター。
これが、すごくハマってましたね。
メキシコ代表の選手も、解説も、実況もみんな泣いてるよ!
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
スタッツだけ見たら、完全に負け試合。
でも、試合内容は完全にメキシコの勝ち。
俺はアステカで中継を見てたけど、最後の10分、実況席はなぜか笑ってました。
ゴール前のヒヤヒヤする場面でも変な笑い方をしてましたね。
最初の5分くらいで、今日いけるかも(笑)と思ったけど、まさか逃げ切るとは…メキシコ、本番になると強い。ぶっ倒れるまで走りきるとかなんでもやる。残り10分は、遅延行為でカードをもらおうが、何しようが「勝ちに行った」
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
チチャリートは最後、全く走れてなかったです。
あんなに足遅かったっけ?って思うくらい。
メキシコ代表監督、コロンビア人だったのか。知らなかった。
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
今日の試合が、「今の監督になってから、最高の試合だ」って言ってた。
誰もがドイツの順当な勝利を予想してたはずです。
メキシコのメディアや有識者でさえ、勝つ可能性は極めて低いとしたうえで、
・メキシコが最高のパフォーマンスをする
・かつ、ドイツがここ最近のような低調なパフォーマンスに終始する
この条件がそろって初めて「引き分け」の可能性がうまれる。
そのくらい、誰もメキシコが勝つなんて思ってなかった。
日本にも期待してしまうやん
だとしたら…
日本も今日のメキシコみたいなプレーができれば…
もしかしたら、コロンビア相手に番狂わせがあるかも…
コロンビアにとっても初戦だし…
香川に一票。
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
本田が持ちすぎてるうちに寄せられて、カウンター食らうのが想像できる。
ドイツのエジルでさえ、ボール取られて、カウンターもらいそうなのがあった。
日本の守備がコロンビアのカウンターを何度も防げるとは思えない。
本田の勝負強さは捨てがたいけど。
と、淡い期待を抱いてしまいます。
ネイティブはこう表現する
今日もキューバのメディアから例文を抜いて来ました。
メキシコネタなのに、敢えてキューバからです。
メキシコがドイツから大金星の大番狂わせ!
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月18日
今日は、この記事から「不可能を現実にする」をスペイン語で何というか紹介します。https://t.co/9ZLxAEPQxx
(例文)
México hace realidad un imposible, Alemania pasa de cazador a presa.
Fuente: Prensa Latina (Cuba), 17 de junio de 2018
(内容)
メキシコが不可能を現実に。狩る立場のドイツが逆に狩られるハメに。
出所:2018年6月17日付、Prensa Latina(キューバ)
「不可能を現実に」
この例文では「不可能なことを現実にする」と表現しています。
“imposible” は形容詞ですが、“un” をつけることで、名詞に変わります。
いざ、説明しようとすると、あんまり説明することがないですね。
そのまま覚えるといった感じの表現です。
まとめ
この記事があなたの参考になればうれしいです。
もっとスペイン語が上手になりたい。
キューバに住み込みでダンス修行がしたい!
以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。
おまけ
・ミイラ取りがミイラになる
= Alemania pasa de cazador a presa
・メキシコ人のファン
= un hincha mexicano
・事前
= a priori
・予想
= predicción
・大胆な発言が現実になった
= una atrevida afirmación se hizo realidad
・ほんのわずかの専門家だけがメキシコの勝利を予想していた
= muy pocos expertos otorgaban posibilidades de victoria al Tri
・本当に大胆な人だけが、引き分けを予想していた
= los más valientes llegaban a presagiar un empate
・メキシコが最高のパフォーマンスを出す
= si la escuadra verde mostraba su mejor nivel
・ドイツが眠ったまま
= los germanos seguían en su letargo
・夢が現実になった
= el sueño se hizo realidad
・大胆な予想をした人たちが、大きな賞品を勝ち取った
= los audaces se llevaron el premio gordo
・リードは最小限
= la ventaja fue mínima
・フォワードの決定力不足
= la falta de contundencia de sus delanteros
・チャンスは何度かあった
= gozaron de varias ocasiones
・荘厳なスタジアムの観客席
= las tribunas del majestuoso estadio
・試合を決めるゴール、値千金のゴール
= el gol de oro
・ドイツからの初勝利を導いた
= propició la primera victoria de su país sobre Alemania
・一つ一つのプレーに命をかけた
= se dejó la vida en cada jugada
・メキシコの大冒険が終わる前、みんながビールを飲みまくっていた
= corrieron ríos de cerveza antes de la consumación de la odisea
・試合終了のホイッスルが鳴ったとき
= el árbitro pitó el final del encuentro
・涙、抱擁あり、信じられない顔をした人もいた
= hubo lágrimas, abrazos, caras de incredulidad
・空にマリアッチの帽子が舞った
= el cielo se llenó de sombreros de mariachis
・雰囲気に花を添える
= adornar el espectacular ambiente
・実現の可能性が低いことに希望を抱く
= soñar con imposibles
・地に足をつける、冷静に考える
= poner los pies sobre la tierra
・大会は始まったばかり
= el torneo recién acaba de comenzar
・優勝への道のりは長く険しい
= el camino hacia el trono es largo y espinoso
・メキシコの優勝はまだ空想のまま
= la coronación del Tri continúa siendo una quimera mayúscula
・世界で語り継がれるだろう
= el mundo entero recordará este día
・歴史的な勝利として
= signado por un triunfo épico e histórico
・次の試合
= su próxima presentación
・ワールドカップ4度王者
= los cuatro veces monarcas del orbe
・ディフェンディングチャンピオン
= campeones defensores
・スウェーデン相手に巻き返しを図る
= intentarán resarcirse ante la selección de Suecia
・韓国戦で勝利すれば、メキシコの準々決勝進出に近く
= un triunfo de México ante los asiáticos los colocaría en la ronda de octavos de final
で、メキシコの女性コメディアンにも絡んでみました。
Yo también dije lo mismo.
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
Incluso a un japonés se le hizo fácil leer sus labios, jajaja
絡んだネタは、メキシコのゴールが決まったときの女性サポーターの反応です。
女性の口の動きから、"No mames" と言ってるのがわかります。
この反応、ザ・メキシコ(笑)
— study-spanish (@studyspanishjp) 2018年6月17日
メキシコ人がめっちゃ反応してる。
いいねとリツイートの嵐。 https://t.co/BJ8nWTN8Im
この "No mames" って、メキシコだけでしか使わない表現です。
このシチュエーションだと、「ホントかよ/信じられない」くらいの意味です。
女性も確かに使いますが…
あんまり上品には聞こえないですね。
メキシコ人以外に言っても「???」って顔するハズです。