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「不可能を現実にする」をスペイン語で何という?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

ワールドカップに関するスペイン語から、日常に役立つスペイン語を紹介します。

それでは Study Spanish、今日も開店します。

 

今日のスペイン語

今日のスペイン語は「不可能を現実にする」です。

 

「不可能を現実にする」

“hacer realidad un imposible”

 

メキシコがドイツから大金星

私の頭の中は、ワールドカップ一色です。

今日は、前回王者のドイツをメキシコが沈めました。

 

 

カウンターが効きまくってました。

ドイツがふつうに守備を組んでるときには、崩せる感じは全くなかったです。

 

ドイツがボールをこねくり回してる途中に、ボールを奪ってからのカウンター。

これが、すごくハマってましたね。

 

 

俺はアステカで中継を見てたけど、最後の10分、実況席はなぜか笑ってました。

ゴール前のヒヤヒヤする場面でも変な笑い方をしてましたね。

 

 

チチャリートは最後、全く走れてなかったです。

あんなに足遅かったっけ?って思うくらい。

 

 

誰もがドイツの順当な勝利を予想してたはずです。

メキシコのメディアや有識者でさえ、勝つ可能性は極めて低いとしたうえで、

 

・メキシコが最高のパフォーマンスをする

・かつ、ドイツがここ最近のような低調なパフォーマンスに終始する

 

この条件がそろって初めて「引き分け」の可能性がうまれる。

そのくらい、誰もメキシコが勝つなんて思ってなかった。

 

日本にも期待してしまうやん

だとしたら…

日本も今日のメキシコみたいなプレーができれば…

 

もしかしたら、コロンビア相手に番狂わせがあるかも…

コロンビアにとっても初戦だし…

 

 

と、淡い期待を抱いてしまいます。

 

ネイティブはこう表現する

今日もキューバのメディアから例文を抜いて来ました。

メキシコネタなのに、敢えてキューバからです。

 

 

(例文)

México hace realidad un imposible, Alemania pasa de cazador a presa.

Fuente: Prensa Latina (Cuba), 17 de junio de 2018

 

(内容)

メキシコが不可能を現実。狩る立場のドイツが逆に狩られるハメに。

出所:2018年6月17日付、Prensa Latina(キューバ)

 

「不可能を現実に」

この例文では「不可能なことを現実にする」と表現しています。

“imposible” は形容詞ですが、“un” をつけることで、名詞に変わります。

 

いざ、説明しようとすると、あんまり説明することがないですね。

そのまま覚えるといった感じの表現です。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい!

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・ミイラ取りがミイラになる

= Alemania pasa de cazador a presa

 

・メキシコ人のファン

= un hincha mexicano

 

・事前

= a priori

 

・予想

= predicción

 

・大胆な発言が現実になった

= una atrevida afirmación se hizo realidad

 

・ほんのわずかの専門家だけがメキシコの勝利を予想していた

= muy pocos expertos otorgaban posibilidades de victoria al Tri

 

・本当に大胆な人だけが、引き分けを予想していた

los más valientes llegaban a presagiar un empate

 

・メキシコが最高のパフォーマンスを出す

= si la escuadra verde mostraba su mejor nivel

 

・ドイツが眠ったまま

= los germanos seguían en su letargo

 

・夢が現実になった

= el sueño se hizo realidad

 

・大胆な予想をした人たちが、大きな賞品を勝ち取った

= los audaces se llevaron el premio gordo

 

・リードは最小限

= la ventaja fue mínima

 

・フォワードの決定力不足

la falta de contundencia de sus delanteros

 

・チャンスは何度かあった

= gozaron de varias ocasiones

 

・荘厳なスタジアムの観客席

las tribunas del majestuoso estadio

 

・試合を決めるゴール、値千金のゴール

= el gol de oro

 

・ドイツからの初勝利を導いた

= propició la primera victoria de su país sobre Alemania

 

・一つ一つのプレーに命をかけた

se dejó la vida en cada jugada

 

・メキシコの大冒険が終わる前、みんながビールを飲みまくっていた

= corrieron ríos de cerveza antes de la consumación de la odisea

 

・試合終了のホイッスルが鳴ったとき

= el árbitro pitó el final del encuentro

 

・涙、抱擁あり、信じられない顔をした人もいた

= hubo lágrimas, abrazos, caras de incredulidad

 

・空にマリアッチの帽子が舞った

= el cielo se llenó de sombreros de mariachis

 

・雰囲気に花を添える

= adornar el espectacular ambiente

 

・実現の可能性が低いことに希望を抱く

soñar con imposibles

 

・地に足をつける、冷静に考える

= poner los pies sobre la tierra

 

・大会は始まったばかり

= el torneo recién acaba de comenzar

 

・優勝への道のりは長く険しい

= el camino hacia el trono es largo y espinoso

 

・メキシコの優勝はまだ空想のまま

= la coronación del Tri continúa siendo una quimera mayúscula

 

・世界で語り継がれるだろう

= el mundo entero recordará este día

 

・歴史的な勝利として

= signado por un triunfo épico e histórico

 

・次の試合

= su próxima presentación

 

・ワールドカップ4度王者

= los cuatro veces monarcas del orbe

 

・ディフェンディングチャンピオン

= campeones defensores

 

・スウェーデン相手に巻き返しを図る

= intentarán resarcirse ante la selección de Suecia

 

・韓国戦で勝利すれば、メキシコの準々決勝進出に近く

= un triunfo de México ante los asiáticos los colocaría en la ronda de octavos de final

 

で、メキシコの女性コメディアンにも絡んでみました。

 

 

絡んだネタは、メキシコのゴールが決まったときの女性サポーターの反応です。

女性の口の動きから、"No mames" と言ってるのがわかります。

 

 

この "No mames" って、メキシコだけでしか使わない表現です。

このシチュエーションだと、「ホントかよ/信じられない」くらいの意味です。

 

女性も確かに使いますが…

あんまり上品には聞こえないですね。

 

メキシコ人以外に言っても「???」って顔するハズです。