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「かなり気が早い」をスペイン語で何と言う?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

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今日もワールドカップネタからスペイン語を紹介します。

 

前回王者のドイツを下すという大波乱を起こしたメキシコ代表に関する記事です。

この大番狂わせについては、すでに一度取り上げています。

 

study-spanish.hatenablog.com

 

今日のスペイン語

今日紹介するスペイン語は「かなり気が早い」です。

スペイン語では次のように言います。

 

「かなり気が早い」

“adelantarse demasiado”

 

そんなに難しくない表現じゃないから、拍子抜けしたのではないでしょうか?

こういう記憶に残るようなエピソードと結びつけて覚えると忘れにくくなります。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、ドイツ対メキシコを振り返る解説者の発言の中で出てきました。

出所はここ(01:40〜)です。

 

 

(例文)

...habrá que ver qué es lo que pasa en las siguientes etapas del mundial...en los siguientes partidos de mundial, porque esto podría provocar un duelo entre Brasil y Alemania en la siguiente ronda. Pero bueno, nos estamos adelantando demasiado.

Fuente: Ciber Sports, 17 de junio de 2018

 

(内容)

グループステージ以降のステージに入ったときに何が起きるかを見ないといけない...次の試合で何が起こるか見ないといけない。もしかしたら、決勝トーナメント1回戦でブラジル対ドイツの対決になるかもしれない。まあ、かなり気が早いけれど。

出所:2018年6月17日付、Ciber Sports

 

「かなり気が早い」

この例文での「かなり気が早い」は「前に行き過ぎる」ですね。

「前に行き過ぎる」= “adelantarse demasiado” です。

 

解説者は彼がコメントしていたとき「前に行き過ぎていた」ので、動詞は現在進行形。

主語は我々ですが、気が早かったのはその解説者だけだったんですけどね(笑)

 

ついでに紹介する

同じ解説者の発言の中には、もう1つ参考になるような文章がありました。

動画の(01:50-)聞いてみてください。

 

(例文)

Lo que hay hoy es que… ponderar quizá alguno de los mejores momentos de la selección mexicana en todos los tiempos en copas del mundo. Jugó con exactitud. Jugó realmente con mucha concentración. Jugó con un aporte anímico, un aporte mental... El técnico tenía que haber resuelto el partido mucho antes...sino vivir con tanto drama hasta el final. Realmente hoy hay que ponderar lo que hizo el equipo de Juan Carlos Osorio y cada uno de los futbolistas.

Fuente: Ciber Sports, 17 de junio de 2018

 

(内容)

今日何か言うことがあるとすれば、おそらくこれまでの全てのワールドカップを含めてメキシコ代表最高のパフォーマンスが出せたことを讃えるべきということ。メキシコは正確なプレーをした。本当に集中していた。気持ちが入ったプレーをしていたし、レンタルも充実していた。監督はもっと早く試合に決着をつけていないといけなかった。だから終盤までヒヤヒヤすることになった。ただ今日は、オソリオ監督のチームが成し遂げたこと、そして選手一人一人を讃えるべきだと思う。

出所:2018年6月17日付、Ciber Sports

 

この例文の中から紹介したい表現は次の3つです。

 

意味がつかみづらい単語 “ponderar”

“ponderar” という単語は、かしこまった表現をする場面でよく耳にします。

ただ、その意味がなんとなく私の中ではしっくりこなかった。

 

いくつか意味がこの単語にはあります。

そのうちの「讃える」という意味があることが、今回の出会いでクリアになりました。

 

RAE によると、この意味での “ponderar” は、

 

= “elogiar”

= “alabar”

 

という単語と同義語です。

 

もっと早く決着をつけていなければならなかった

“tenía que haber resuelto el partido mucho antes”

ここが該当する部分ですね。

 

〜していなければならなかった

= “tener que haber 〜”

 

この形を覚えてしまうのが習得への早道です。

言葉を覚えるというのは、基本的には人の真似です。

 

最後までヒヤヒヤする

該当するのは “tanto drama hasta el final” です。

「最後までたくさんのドラマがある」というのがストレートな日本語訳です。

 

口語レベルの “drama” は大げさなこととかいう意味合いで使われます。

 

“Deja de hacer dramas”

“Deja de hacer tantos dramas”

 

これ結構、テレビドラマでよく聞く表現です。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。