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《日本人がスペイン語を勉強するときに苦労するポイント7つ》

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¡Buenos días!(おはようございます)

スペイン語変態ブロガーのタクミです。

 

日本時間午前 9:00 になりました。

Study Spanish の時間です。

 

今日のテーマ

今日のテーマは《日本人がスペイン語を勉強するときに悩むポイント7つ》です。

スペイン語の表現紹介はお休みです。

 

ツイッターにある文章のポイントを少しずつ上げて言った結果、《日本人がスペイン語を勉強するときに悩むポイント7つ》が浮かび上がってきました。

 

スペイン語のココがむずかしい!

《日本人がスペイン語を勉強するときに悩むポイント》はこの7つです。

 

注:この投稿では②と③を同じテーマとして捉えてまいす。このリストには⑥がないですね。抜けてました。なので、苦労ポイントは全部で7つです。 

 

 

ほかにもあるかもしれませんが、それはまた次回以降にご期待で。

見つけたらまたまとめてシェアします!

 

今日の例文

今日、コロンビア🇨🇴のエル・ティエンポというメディアをネットで読んでいました。

 

 

そのときに出くわしたのがこの文章です。

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

(訳)

出演者に対しては、出演者が契約にサインした場合、どのような結果が起き得るのかについて認識できるようにインフォームドコンセントを行わなければならない。

出所:2018年10月5日付、El Tiempo(コロンビア)

 

悩みポイント1:"se" とか "les" とかややこいわ!

↓ のポイント①を見てください

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文では “se les debe” となっています。

 

・“se” は、主語を特定せずに「〜する」という役割の “se” です。

・“les” は、“a quienes actúan”(出演する人に)を指す “les” です。

 

スペイン語では、

 

・“se les...”、“se los…”、“se las…”

 

となるときがあります。

 

これ、日本人は苦手ですよね。

これは残念ながら慣れるしかないです。

 

悩みポイント2:"un" とか "el" つける?、"uno" と "el" どっち?

↓ のポイント②を見てください

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文では、“garantizar un consentimiento informado” となってます。

なんで “un” がつくか分かりますか?

 

私には説明できません。

ただ今まで培ってきた感覚的に「ここは “un” が要る」と分かります。

 

ここ日本人だと "el" って言ってしまう人多いはずです。

(日本人的には "el" って言っても良さそうな気がする 笑)

 

元バルサ(現マリノス)の久保建英くん、知ってますか?

彼、小さい頃からスペインで育ったのでスペイン語がネイティブです。

 

今日の例文と同じような “un” を久保くんは自然と使ってます。

 

“un físico” って言ってます(02:20〜02:25のあいだ)。

この “un” 使い方は、ネイティブと触れ合う中で身につくものです。

 

悩みポイント3:ここ直接法 or 接続法?

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文では、“de tal manera que sepan” と接続法になってます。

これは意味が「(誰々が)認識するように」だからです。

 

初級レベルの頃は学習者を混乱させないために、

<〇〇のあとには接続法が来る>と教えられます。

 

基本的にはその型で合っていることが多いです。

ただ、その方に当てはまらないこともあります。

 

たとえば、<〇〇のあとには接続法が来る>と習ったのに、

<〇〇+直接法>となっていることがあります。

 

この “de tal manera que 直接法” になる可能性も考えられます。

その場合、「〜だから〜」という意味になります。

 

要は<話し手がどんなイメージを伝えようとしているか>で、

直接法 or 接続法のチョイスは変わります。

 

教科書を飛び出して実用レベルに入ると「型」では説明できない場合があります。

そこで<話し手が伝えたいイメージ>の理解という次の段階に step up します。

 

これは非常にむずかしいです 笑

接続法を未来のイメージと結びつけるのはいい案です。

 

 

悩みポイント4:この名詞は単数 or 複数?

↓ のポイント④を見てください

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文では、“las implicaciones” となっています。

なんで複数なんですかね?

 

この場合は、<考えられる結末が複数あるから>です。

(これは、比較的シンプルに判断できるケースです)

 

スペイン語に慣れて来ると、そんなに迷わなくなります。

ただ最初はむずかしいと感じられるかもしれません。

 

悩みポイント5:ここの動詞の活用はどれ?

↓ のポイント⑤を見てください

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文では、“que tendrá la firma” と直接法未来形になっています。

でも、疑問が湧くわけです。

 

・“pueda tener”(接続法現在)

・“pudiera tener”(接続法過去)

・“podría tener”(直接法過去未来)

 

これじゃダメなの?

もし使っても OK なら、それぞれどんなニュアンスの違いがあるの?

 

例文の未来形も合わせると、

4つの動詞の活用が日本人の頭には浮かぶわけです。

 

ヤバくないすか?笑

混乱するよ、そりゃ。

 

 

 

 

悩みポイント6:独特の単語のあて方をする

↓ の2つ目を見てください

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文では、“las implicaciones” となってます。

でもこれ、“las consecuencias” と同じ意味なんです。

 

“implicación” は平たく言うと、「〜をともなう」の意味です。

例文にあてはめると、「サインにともなうもの」みたいになります。

 

なんでこんな回りくどい単語つかうんですかね?

"consecuencias" って言えばすぐ分かるのに、不思議でなりません。

 

ただ、今では自分もつかってます 笑

スペイン語でスペイン語を理解できると自然に聞こえるようになります。

 

悩みポイント7:単語自体を覚えるのがむずかしい

↓ の1つ目を見てください

 

(例文)

“...a quienes actúan en las películas...se les debe garantizar un consentimiento informado de tal manera que las personas sepan las implicaciones que tendrá la firma de su contrato”

Fuente: El Tiempo (Colombia), 5 de octubre de 2018

 

例文に “consentimiento informado” って出て来ます。

日本語でも知らない言葉をスペイン語でおぼえるのムズイっすよね。

 

“consentimiento informado”

= インフォームドコンセント っていう医学用語です。

 

「医者が患者に副作用などをしっかり説明して、十分な認識をした状態で病気の治療を受ける」というやり方の事を言います。

 

「日本語でも分からないモン、スペイン語で分からんわい!」ってなります。

最近は、「スペイン語を通じて新しい世界の扉を開けている」とポジティブに考えるようにしています。

 

7つの苦手を克服する方法

パッと克服する秘術みたいなものはないです。

(誰か知ってる人がいたら教えてください)

 

・ネイティブの話し方

・ネイティブの書き方

 

これらを<7つのポイントに気をつけながら観察する>。

これを重ねて行くしか道はないように思います。

 

 

まとめ

というわけで今回は《日本人がスペイン語を勉強するときに悩むポイント7つ》をシェアしました。

 

注:②と③は一まとめ、⑥が抜けてるので、全部でポイントは7個です。

 

 

みんな同じようなスペイン語のむずかしさに苦しんでいるんだな〜

と分かってもらえたら嬉しいです。

 

外国語の勉強は最終的には個人練習がモノを言います。

でも「自分だけできない」とふさぎ込むのは間違いです。

 

日本語という<同じバックグラウンドがある>人は、

たいてい<同じような悩み>を抱えてます。

 

一緒にがんばりましょう!

 

おまけの表現

・製作会社はビデオの使用目的を明示しなければならない

= Las productoras porno deben especificar los usos y fines de los videos

 

・この写真は本文中の女優とは無関係です

= Imagen de referencia que no corresponde a la actriz de la historia

 

<タクミ>ってだれ?

スペイン語の変態です。

ずっとスペイン語の事を考えています。

 

スペイン語は大学の頃にはじめました。

かれこれスペイン語歴15年ほどです。

 

・スペインに半年留学

・そのままアルゼンチンに飛んでメキシコまでバックパッカー旅

・メキシコで仕事

・メキシコで大学院

・ペルーで仕事

・メキシコで仕事

 

飽き性のせいで、ふらふらした人生を送ってます。

長くつづけられたのは、スペイン語と野球だけです。

 

今、心のなかにある願望は、

 

・スペイン語が上手になりたい

・キューバに住み込みでダンス修行がしたい

 

では、また明日!

¡Hasta mañana!

 

編集あとがき