“国の端から端まで” をスペイン語で何と言う?
おはようございます。
スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。
感情する揺さぶるスペイン語使いをめざす人の味方、Study Spanish。
今日は、単純に響きがいい、カッコよく決まるスペイン語を紹介します。
今日のスペイン語
今日紹介するスペイン語は「国の端から端まで」です。
私はこんな言い回しに出会いました。
「国の端から端まで」
どういうシチュエーションで使える?
「国が一丸となって」とか言いたい場面です。
何か困難な課題に対する挑戦、それを国民に訴える場面で使います。
もちろん使えるのは国だけではないです。
ある国の中にいて、同じ仕事をしている仲間たちに団結を訴える場合でも使えます。
例えば、ある自動車メーカーの販売店が全国から集まったとしましょう。
その場で、メーカー全体としての販売戦略を定めたとします。
そして、すべての販売店のメンバーに言うのです。
・「我々みんなが一丸となって、この目標を達成しよう。」
・「沖縄(端)から北海道(端)まで」
端にある場所をこの表現では明示してません。
国の "縦と横" という形で表してます。
この四角の中にアルゼンチンが入るイメージです。
なんとなくイメージは伝わるでしょうか?
日本だと "タテ" だけだと思います。
"ヨコ"(= 幅)の方はあまり気にしない。
でも、アルゼンチンはタテにも長いし、幅もある。
だからこういう表現が出てくるのだと思います。
国土が細長いチリだったら「北から南まで」と言うと想像します。
ネイティブはこう表現する
今日の例文は、アルゼンチンのマクリ大統領のとある演説からの抜粋です。
例文に選んでおきながらなんですが、全く内容がない演説ですね(笑)
"a lo largo y lo ancho del país"
— study-spanish (@studyspanishjp) August 13, 2018
単純な単語の組み合わせだけど、いい響きが出てるな。https://t.co/1GPJJI6aOs @YouTubeさんから
具体的にどんな良い変化が起きてるのかを説明してない。
「アルゼンチンの全土で何かいいことが起きている」ということしか分からない。
(例文)
Esta vuelta a soñar...estamos volviendo a compartir la esperanza sobre muchas ideas, muchos proyectos...y lo más lindo de todo es que son en todas las provincias a lo largo y a lo ancho del país...y siempre intentaremos mejorar...porque siempre se puede mejorar en términos de comunicación…
Fuente: Infobae (Argentina), el 19 de diciembre 2017
(内容)
夢を再び描き始めた...たくさんのアイディアやプロジェクトに対する希望を再び分かち合いはじめた...素晴らしいのは、すべての州でそんな事が起きているという事だ。アルゼンチンの端から端まで。つねに我々は良くしようとしている。なぜなら、コミュニケーションを良くする事はいつでもできるからだ。
まとめ
この記事があなたの参考になればうれしいです。
もっとスペイン語が上手になりたい。
キューバに住み込みでダンス修行がしたい。
以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。