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キューバ音楽紹介 Vol. 2:「最近、踏んだり蹴ったりだな…」と人生に悩む30代の男たちよ、Hétor Daniel & Alexander Abreu の “Acuérdate Tin” をきけ。

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こんばんは!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

ここ最近、キーボードの C の感度が悪くて困っています。

C が私のタッチを感じてくれないので、変換ミス連発です。

 

今日は久々のキューバ音楽紹介です。

今日出会ったばかりのナンバーを紹介します。

 

今日のおすすめキューバ音楽

 

今日のスペイン語

曲紹介ついでに日常で使えるスペイン語も紹介します。

イイ感じの表現がいくつか歌詞に入ってます。

 

人生の流れが悪いとき

“cuando la vida decide jugarte una mala pasada”

 

この投稿の段階では、とりあえず丸暗記してください。

この投稿のスピンオフとして、別途記事を起こします

 

お気に入りのキューバ音楽、紹介します

プロフィールに書いているとおり、私の体の7割はキューバ音楽でできてます。

水ではありません。キューバ音楽が私の体を存在させてくれています。

 

そのくらい好きなキューバ音楽。

このブログ内でお気に入りの曲を紹介をするのは、今回が2回目になります。

 

前回、はじめての楽曲紹介はこちら。

study-spanish.hatenablog.com

 

今日の午後、この一つ前の投稿を仕上げたあと、この曲をはじめて聞きました。

この曲のある部分の歌詞が、なんか胸に刺さって、夜までずっとリピート(笑)

 

グッと惹かれると、周りが見えなくなるのが私のパターンです。

何に関しても。

 

前もって言いますが、この曲も全然、ベタじゃないやつです。

下手したら、キューバ人でも “???” ってなるかも。

 

なんていうタイトルの曲?

紹介する曲のタイトルは、“Acuérdate Tin” です。

 

タイトルの意味は…よう分からん。

今度、キューバ人に聞いてみます。

 

誰の曲?

この曲のボーカルは2人です。

 

・Héctor Daniel(エクトル・ダニエル)

・Alexander Abreu(アレクサンデル・アブレウ)

 

バンドは、“La Constelación” というエクトルがボーカルをつとめるバンドです。

アルバムをみると、“Héctor Daniel y La Constelación” となってます。

 

アレクサンデルは、Havana D’ Primera というキューバでも屈指の人気バンドです。

日本にライブで来たこともあります。

 

だからこの曲を聞いてほしい

何はともあれ、人生訓っぽい歌詞です。

気に入った部分をピックアップします。

 

1 禍福は糾える縄の如し

人生、いいことばっかりじゃないよ。

悪いことばっかりでもない。

 

吉凶のバランスの上に成り立ってるのが人生だ。

そんなメッセージを感じ取った部分です。

 

(00:57〜)

“La vida es una balanza de lo malo y lo bueno”

= 人生は悪いことと良いことのあいだで動く天秤みたいなもんだ

 

“Del cariño y de la envidia”

= 愛情と嫉妬のあいだで動く天秤だ

 

“Del bueno vino y del veneno”

= うまいワインと毒のあいだで動く天秤だ

 

2 お前の調子がいいときはみんな友達や親戚になりたがる

(01:14〜)

“Cuando tienes, todos te colman de abrazos y besos”

= 持ってるときは、みんなお前にハグとベソを求める

 

“Más preferido que una cristal”

= 宝石よりお前の方をみんながほしがる

 

“Por tu forma dispuesto a ayudar”

= お前がいつも人に手を差し伸べようとする性格だからだ

 

“A veces a quien no se lo merece”

= ときには、助けられる資格のない奴まで(助けようとする)

 

(02:19〜)

“Cuando estás lleno de oro te cubre la falsedad”

= 金を持ってるときは取りつくろえる

 

“Cuando se acaba el tesoro te liquida la maldad”

= 金が尽きたら、そこで終わりだ

 

3 でも運気が悪いときは「ブルータスお前もか」が起きる

(01:35〜)

“Cuando la vida decide jugarte una mala pasada…”

= 人生のながれが悪いときは

 

“Hasta tu mejor amigo, hasta tu amigo No.1… mejor no digo nada”

= 親友でさえ、一番の友でさえ… (残酷だから)言わない方がいい。

 

(02:07〜)

“Tú que decías… en las malas y las buenas estarías… mentira”

= お前言ってたよな…良いときも悪いときも友達だって…そんなウソだ…

 

そして、この曲のサビで何度も繰り返されるフレーズ

本当にお前のことを心配してるヤツなんて、数えられるくらいしかいねえ。

そんなふうに聞こえてくる。

 

“Cuando tiene tin vale, cuando no tiene no vale”

= 持ってるときはチヤホヤする、でも、持ってないお前なんて誰も見向きしない

 

キューバの音楽の歌詞って、こういう苦味のある、でも納得できる表現が結構ある。

なんでおまえら、俺の気持ちがそんなに分かるんだよ。

 

Havana D’ Primera の立ち位置

ある時期、キューバの若者中心に好みがレゲトンに流れたことがあります。

 

そのとき、人々の好みを再び Timba(キューバのサルサくらいに理解してください)に呼び戻したのが Havana D’ Primera だと言われています。

Los Van Van のリーダー、Samuel Formell が何年か前のインタビューでそう言ってました。

 

Havana D’ Primera は、当初かなり勢いがありました。

ここ最近は、何をしてるのかよくわからないですが。

 

ちなみにアレクサンデルは、トランペット奏者としてもキューバ屈指と称されてます。

 

ティンバとレゲトン

HDP が売れ始めて、しばらくたったくらいの時期ですかね…

レゲトンとティンバの融合がはじまったのは。

 

Gente de Zona の人気が出始めの頃(まだ、キューバにいた頃)曲を聞いてみてください。

まだ、Jacob Forever が、ボーカルだった頃です。

 

キューバ音楽の色が全くない、プエルトリコとかのレゲトンのコピーですから。

今では、キューバ人がアレンジしたレゲトンは一発で分かりますね。

 

キューバのレゲトンは、ティンバと融合しながら進化してます。

コロンビアのレゲトンが、バジェナートと融合してるみたいに。

 

最近のキューバのレゲトンは、10年前のキューバのレゲトンとは全く違います。

キューバの響きが曲の底に流れてるっちゅう感じです。

 

そういえば…

Vol. 1 に引き続き、音楽的な評価を忘れてた。

でも、それは必要ない。

 

聞いてて踊りたくなる曲だから。

それで十分だ。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

キューバに住み込みでダンス修行したいスペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

大谷翔平 

昨日の大谷翔平の結果は、4-0でした。

 

1打席目:空振り三振

2打席目:ショートゴロゲッツー

3打席目:ファーストゴロ

4打席目:ショートフライ

 

 

翔平はノーステップ打法の弊害に苦しんでるじゃないかな。

その弊害って、無意識に上半身を必要以上に捻ってしまうことです。

 

4月に打ちまくってた時期とここ最近のフォームをくらべられないかな…

たぶん、4月より、ここ最近の方が、相手ピッチャーに背番号が見えているはず。

 

第1打席は三振

1打席目、3球目のボールを球審がストライクとミスジャッジしたせいで翔平は苦しくなった。

そのあとの4球目、予想どおりの外角スライダー。

 

幸い、判定はボール。

でも、ストライクゾーンに来てたら見逃し三振だった。

いつでもしばき上げられる状態でボールを迎えられてない。

 

結局、5球目で三振した。

たしかに左バッターに振らせるにはいいスライダーだった。

 

・素直に外角スライダーか

・裏をかいて内角にストレートか

 

この5球目がどっちになるか翔平は迷ったと想像する。

あと、このレンジャーズの左ピッチャーもよかった。

 

この5球目、いつでも打てる形を翔平が作れていれば、見逃せたボールのはず。

厳しいことを言えば、2球目の内角ストレートをミスショットしてる。

 

この打席で打てた球はあれくらいだった。

ミスショットした理由は、スイングの軌道がおかしいから。

 

調子がよければ、もっとバットが肩に近い高さから出てるはず。

降り始めのグリップの位置が低い。

 

第2打席はショートゴロ、ゲッツー

第2打席は、ショートが2塁ベースの後ろをカバーする翔平シフトに引っかかった。

ショートのファインプレーとはいえ、また、ヒット損したな。

 

この2打席目は、他の打席よりはいい感じだった。

ボールを打ちに行くまでのフォームがね。

 

この形で振ることができれば、ヒットは出てくるはず。

 

第3打席はファーストゴロ

ボールに手を出してるな。

 

打った瞬間、あ〜、って落胆したんじゃないかと思う。

ファーストとかセカンドへのあ〜いうゴロはそう感じる。

 

で、スローを見ると、バットの軌道が変だ。

下から突き上げるように振ってる。

 

下からバットを出すこと自体は悪くない。

でも、不自然なんだ。

 

第4打席はショートフライ

やっぱりインコースのボール球を振ってる。

で、2球目は見逃すべくして見逃した。

心も振れるつもりじゃなかったと想像する。

 

幸いボールだったからよかった。

ストライクでも、あの型だとバットは出なかったはず。

 

この打席では、ライト線に強いファールを打った。

いい当たりだったけど、スローをみると、スイングした時の左手が変な動きをしてる。

 

インパクトにいくときに、左手だけでボールにアジャストしに行ってる感じだ。

スローを見ると、内角を意識してか、後ろに重心が乗ってる。

 

腰も引けてる。

最後は外角で泳がされた。

 

踏み込めていたら、捉えられたボールだった。

なんか、煮え切らないな。

 

見境なくボールを打ちにいっているように見える。

で、この球かこのコースなら振るという「決め」もできてない気がする。

 

翔平が心配です。

余計なお世話かもしらんけど。

 

オオタニマニア、タクミ