Study Spanish!

スペイン語が上手になりたい人のためのオンラインメディア

Mission Impossible 6/Fallout は ミッション・インポッシブルのファンなら観ておいて損はない

f:id:study-spanish:20180808001852j:plain

 

おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳/アクション映画コメンテーターの、タクミです。

 

今日は「一歩先のスペイン語つかいを目指す」とか堅苦しい話はしません。

この前に観た、Mission Impossible 6/Fallout(以下、MI-6)の感想をつづります。

 

 

MI-6はオススメ

結論としては、MI-6 オススメです。

他に観たい映画がないなら、MI-6 を選んでおいて間違いはない。

 

自分は全体の親切な批評とか苦手です。

なので、印象に残ったところだけ、かいつまんで説明します。

 

ネタバレ注意

ネタバレ注意です。

事前にストーリーを知りたくない人は読まないでください。

 

ストーリーラインに目新しさはない

アメリカのウランが盗まれてしまった。

今回は、それを取り戻すためのミッション。

 

ウランがテロリストの手に渡ってしまった場合...

世界複数の都市が核攻撃の対象となってしまう可能性がある...

 

これが今回の MI の土台となるストーリーです。

なんか既視感ありませんか?

 

“ありがち” な設定

こういうアクション映画では、“ありがち” な設定です。

 

→ ウランの回収をする作戦をしていた

→ 謎の集団にウランを奪われた

 

→ ウランの取引きを行う人物への接触を試みる

→ ウランと悪者にたどり着くために、やむなく悪い事に加担するフリをする

 

→ 主人公がむかし捕まえた悪の親玉を、やむなく逃がす

→ アメリカの中にも裏切り者がいる

 

→ 主人公が濡れ衣を着せられそうになる

→ 主人公をサポートする脇役たちがいる

 

→ エージェントをサポートする政府のなかでもせめぎ合いがある

→ カーチェイス(追いかけっこ)

 

→ 主人公と美女の恋模様

→ 悪の親玉が美女を人質にとる

 

→ 爆弾がカウントダウンをはじめる

→ ギリギリで爆弾を解除

 

→ 内部の裏切り者が誰かわかる

→ 主人公と最後に格闘した末、裏切り者は凄惨な死に方をする

 

映画のストーリーにも「売れる型」がある

こういうストーリーって、アクション映画が共通して備えてる要素だと思います。

分かってるんだけど観てしまうし、楽しめてしまう。

 

「同じからくりなのに、なんで満足するんだろう?」って疑問に思いませんか?

 

「こうすれば、人は満足する」っていう法則みたいなものがあって、

脚本家は、その法則(売れる型)の中にストーリーを落とし込んで行ってるだけ。

 

そんな気がするんです。

アクション映画を観る人って、分かりやすい設定を求めてると思うんです。

 

私、含め。

変にストーリーに感情移入とかしたくないんですよ。

 

イーサンの魅力=スキ

あと主人公のイーサンを観ていて思うことがあります。

完璧すぎる主人公って、魅力がないんじゃないかって。

 

イーサンってスキがあるんです。

主な弱点はこのあたりでしょうか。

 

・作戦なく、行き当たりばったりで解決策を考える

・スパイのくせに、冷酷さがない(ムダな殺しはしない)

・女性に弱い(女性は守る、傷つけない)

 

イーサンを観てると、

 

隙(スキ)= 好き = 魅力

 

っていう公式が当てはまるのかな...て思える。

 

漫画でも映画でも主人公が万能みたいなことはないし。

だから、主人公にない強さを持つ脇役がいるわけで。

 

確かに、ゴルゴ13みたいなのもアリだけど。

 

・完璧

・用意周到

・リスクは全排除(容赦無く殺す)

 

やっぱゴルゴが完璧すぎるだけに、ゴルゴ13には脇役が育つ余地がない。

他のキャストとの掛け合いがあまりないストーリーになってしまう。

 

(ゴルゴ13は好きなので、誤解なきよう)

 

イーサンの恋愛模様

(1)イルサ(レベッカ・ファーガソン)

詳しくは覚えてなかったんですが、イルサが前作から続投です。

イーサンの相手役となる女性です。

 

イルサはイギリス、MI6 のスパイです。

テロ組織、シンジケートに潜入していました。

 

今回は、MI6 の命令で、悪の親玉を殺す命令を受けています。

その過程で、イーサンと対立しそうな関係に。

 

ここで、もどかしさを感じさせるのは、イーサンもイルサも互いを愛している事です。

ただ、2人とも任務があるので、めんどくさいことになります。

 

「邪魔するな」

「敵にしたくない」

 

エージェントとは思えない、人間味あふれたやりとりが出てきます。

劇中の流れだと、表向きは別れているみたいです。

 

でも、好きだという感情は消えてないみたいです。

こういう煮え切らない男女関係、キライじゃないです。

 

(2)ホワイト・ウィドウ(バネッサ・カービー)

最初の1/3くらいしか出てこないのですが、一番印象に残ったのはこの女性。

あとで調べたら、トム・クルーズと結婚するしないの噂があるみたいですね。

 

劇中では、いろんなものを闇で売り買いしてるブローカーみたいです。

今回はウランの売り買いをするようで、イーサンが接触します。

 

闇世界で生きてる女性だけあって、強い男が好きみたいです。

で、イーサンに惹かれます。

 

で、自分からイーサンにキスをする。

そういう現実ではなかなかありえない感じ、イイです。

 

キスしたあとに、ウランが欲しいなら、プラスでもう一つ条件があるって...

強気でイーサンに条件を課してくる強権的な感じもイイ...

 

(3)ジュリア(ミシェル・モナハン)

3作目だったっけ?

この人がヒロイン役なのは?

 

イーサンはジュリアと一旦結ばれます。

でも、何かの理由で別れることに。

 

別れたあと、彼女は狙われないように身を隠して生きます。

イーサンはそんな彼女を遠くから見守っています。

 

イーサンはジュリアの事を今でも思い続けてる。

予期せぬ形で今回はイーサンと再会します。

 

こういう今でも想い合ってるけど、一緒になれない...

こういうのも、もどかしくて切ないですね。

 

イルサとジュリアのコンタクト

ジュリアとイーサンが再会した場面では、イルサもその場に居合わせます。

 

・イルサは、イーサンがジュリアの事を忘れていない

・ジュリアは、イーサンがイルサを大事に想っている

 

それに直感的に気づきます。

それが、敵対心にならずに、お互いを認める心になっているのがイイ。

 

イルサとジュリアが認め合うことは、イーサンの心の中を尊重する行為でもあります。

変にイーサンの心の中を自分だけで染めないといけないみたいなのがなくて、イイ。

 

イルサとジュリアだけがやりとりする場面はないです。

なので、ちゃんとは描かれていません。

 

ここでイイ立ち回りをするのが、脇役のルーサー。

初回作からずっと出てる人です。

 

ルーサーが、イルサに語る場面があるんです。

イーサンが大事にしている女性は、2人だけ...と。

 

こういう脇役を重みのある脇役がやるとハマる。

アクションが多い映画の中で、このシーンだけゆったりしてる。

 

動きの中の静寂だからこそ、際立つ感じです。

 

消化不良だった部分

・CIA 長官の女性って、イイやつ悪いやつ?

・ウォーカーは、シンジケートのメンバー?

 

ただこれ、最初の15分を私が見逃してしまったせいかもしれません。

あと気になるところとしては、

 

・イーサンとイルサの今後

・次回作はある?

 

という点ですね。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

あとがき

今回は、夜10:30スタートの上演に行きました。

メキシコでそんな時間に出歩くのはよくないですね。

 

自分の車の横に一台だけ停まってて、自分が車に乗った瞬間にバイクが走ってきたので、メッチャ肝を冷やしました。

どうしても夜の上演に行く場合は、もう少し人が多い映画館を選ぶことにします。

 

 

タクミ