Study Spanish!

スペイン語が上手になりたい人のためのオンラインメディア

メキシコ太平洋岸のリゾート、シワタネホの Embarc Zihuatanejo に泊まってきた

f:id:study-spanish:20180820011043j:plain

 

おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今回は、この前メキシコの太平洋岸のリゾート地、シワタネホで2泊したホテル、Embarc Zihuatanejo のレビュー記事です。

 

シワタネホでつかったレストランのレビューだけは先に投稿しました。

study-spanish.hatenablog.com

 

今回泊まったホテル:Embarc Zihuatanejo

https://embarcresorts.com/embarc-zihuatanejo.html

 

f:id:study-spanish:20180820013202j:plain

 

(1)お勧めする人

・友達同士のグループ4~6人

・カップル2組

・ファミリー3世代

 

(2)宿泊コスト

・一泊:5,000ペソ

(だいたい、3万円くらい)

 

シーズンにもより変動しますし、前もって予約すればもっと安かったはずです。

もし大人4人で行ったとしたら、メッチャ特した気分になれるはず。

 

(3)注意事項

・ペット同伴、禁止

 

(4)テンションが上がるポイント

・部屋がまあ良い感じ。広々としていて、リゾート感がメッチャある

www.hotels.com

 

・大人4、5人が余裕でヨガできるくらい広いバルコニーが部屋についている

f:id:study-spanish:20180820011756j:plain

 

・バルコニーには、ハンモックを吊るす事ができる

(ハンモックは部屋に付いている、バルコニーの柱のフックに引っ掛けるだけで取り付けが簡単)

 

・バルコニーの端っこに、小さい真水のプールがついている

(一見、ジャグジーに見える。子供は喜ぶはずです)

 

・トイレとシャワーが部屋に3、4つあるので、順番待ちがない

 

・防水のブレスレットタイプのルームキー

(海やプールで泳ぐとき、ルームキーをタオルにくるんで隠したりしなくていい)

f:id:study-spanish:20180820010218j:plain

 

・オーシャンビュー

(全ての部屋がオーシャンビューではない。私が泊まった部屋も、目の前に別の宿泊棟があったので、部分的にオーシャンビュー。)

f:id:study-spanish:20180820012003j:plain

 

・小さなキッチンが付いている

(コンロがないので、火を使った調理はできない)

f:id:study-spanish:20180820012550j:plain

 

・ビーチがホテルの目の前で、宿泊客専用のシャワーもある

f:id:study-spanish:20180820012748j:plain

 

f:id:study-spanish:20180820013008j:plain

砂、イイ感じでした。

 

(5)テンションが下がるポイント

・食事代が別(朝食も付いてない)

・ホテルのレストランは、大して美味いわけでもない、量も少ないくせに値段だけ高い

 

・だから、食事代を安く済ませようと思ったら毎回ホテルの外に出ないといけない

・駐車場から車を出すときに、毎回ベルボーイに声をかけないといけない

 

・部屋の場所によっては階段の上り下りが多い。年配の親を連れて行くと大変。

(山肌に立っているのでホテルの設備が縦長に並んでしまっている)

 

f:id:study-spanish:20180820012918j:plain

 

結構な上り坂でしょ?笑

 

旅のサイドエピソード

(1)エクスペディアの塩対応

私は土曜から行ったのですが、ギリギリまで予定が決まらなかったので、ホテルの予約が前の日の午前中になってしまいました。

ホテルについてチェックインしようとしたら、なぜかエクスペディアから予約がキャンセルされてました。

 

後でメールをチェックしてみたら、その日の朝6時半ぐらいに「予約がキャンセルされました」と告げるメールが入っていました。

もう家出てしまって、車運転してたからメールのチェックのしようがなかったですね。

 

今回は車で行ったので、ホテルに着くまでに5時間運転していて疲れていました。

予約がキャンセルされていることを知って、エクスペディアに電話をしました。

 

でも、何人か担当者をたらい回しさんにされた後に言い渡された答えは、「予約キャンセルに至った経緯を確認して、3時間後に掛け直します」でした。

 

メキシコに住まれた経験がある方ならご存知の通り、そんなの絶対かかって来ない電話ですよね。

案の定、エクスペディアから電話はありませんでした。

 

向こうからかけ直してくる可能性が低いと分かっていたので、「もし電話がかかって来なかったら、どうしたらいいの?」と聞きました。

すると、「そっちからかけて。」と予想通りのメキシコ回答が返ってきました。

 

「いやいや、すぐに問題解決欲しいんだけど。」と言うと、

「何もできることはないです。」(“No hay nada que hacer”)

 

まあ、典型的なメキシコ回答。

ちょっと待て!!!(怒)

 

前の晩、旅行を満喫できるように夜10時にで寝たんですよ。

途中で眠くならないように、早く寝たんですよ。

 

車で5時間半の旅だと分かっていたから。

車のトランクに全部荷物を詰めておいたんですよ。

 

で、朝6時に起きて、7時半には発したんですよ。

それなのに、

 

・ほぼ確実に3時間後にかかってくるかわからない電話を待つ

・何もできることがありません

 

こんな対応ありえないだろ(怒)

 

(2)Embarcの微妙な南国対応

ホテルのフロントも最初はエクスペディアと話してというだけでサポートする感じはなかった。

しばらくしてから、「タオルとか貸すから、ビーチかプールを使ってください」と言ってくれました。

 

でも、自分たちが望んでいたのは、

 

・このホテルに泊まるのか泊まらないのか

・泊まれないのならどのホテルに泊まるのか

・泊まる部屋を見つけて、荷物を置いて、なんも心配せずにビーチに行きたい

 

という事でした。

 

今回は「エクスペディアで予約されていたプライスを尊重します」みたいな寛容さもなかったですね。

 

最後は自分が、

 

「日本人の友達にこのホテルを紹介する。」

「だから、エクスペディアで予約していたレートで泊まらせてくれない?」

 

と聞きました。

エクスペディアよりは少し高かったですが、努力はしてくれました。

 

ただその再予約をフロントで処理せず、なぜか予約センターに電話させられました。

この予約センターに電話したのですが、20分ぐらいずっと待ちぼうけで、最後までつながりませんでした。

 

結局、フロントで再予約したんですよ。

チェックインまで2時間かかったよ(笑)

 

このホテルの対応を見て思いました。

「客のトラブルはファン作りの絶好の機会」だと。

 

今回、客側だった私は思いもしないトラブルに巻き込まれてしまっていたわけです。

ここでホテルが困っている私たちに太っ腹なところを見せられたら…

 

文句なしで、私たちをファンにできたのに。

なんか、こっちから言われてやった感があった。

 

フロントでの対応だけじゃなかったけど、ホテルとしての施設はイイけど、「もう一度行きたい」とは思えない。

ちょっとモッタイない感じでした。

 

Embarc ホテル自体は良いです。

南国の高級ビーチリゾート感が味わえます。

 

f:id:study-spanish:20180820013532j:plain

 

f:id:study-spanish:20180820013701j:plain

f:id:study-spanish:20180820013707j:plain

 

あとはサービスですね。

箱は十分いいから、あとは人ですね。

 

ちなみに、「エクスペディアのレートに合わせることはできますか?」は、

“Podrían igualar la tarifa a la de Expedia? です。

 

(4)ビーチはきれい

雨男が本領を発揮したのか、天気は悪かったです。

初日などは、着いて1時間で曇りはじめ、着いて2時間で雨が降ってきました。

 

今日は雨がシトシト降る中、海に入ってました。

おかげで、あんまり日焼けせずにすみましたが。

 

海の水は綺麗です。

波が来てなくて、太陽が出ているときは、水底の足がクリアに見えます。

 

私は、何もなくても、海に3時間浸かっていられる人間です。

今回は、途中でセビーチェにしたらうまそうな魚を見つました。

 

そいつらを追いかけていたら3時間経ってましたね。

食べたかったな…

 

上でも言いましたが、ホテル客用のシャワーがあります。

それで、砂を洗い流せるのがすごく快適でした。

 

(5)食事するところは街にたくさんある

質は置いておいて、食事するところには困りません。

今回は、海鮮料理に2回、メキシコ料理に2回行きました。

 

詳しくはレビュー記事をご覧になってください。

このホテルと今回のレストランは車で10分くらいで近いです。

 

study-spanish.hatenablog.com

 

(6)買い出しをするスーパーもある

シワタネホは古くから観光地だったためか、この大きな街でした。

だから、メキシコシティにあるようなチェーンのスーパーもあります。

 

あるスーパーに行ったんですが、自分が背高くなった気がしました。

ゲレーロ州はみんな背が小さいのかな?

 

私、身長165センチなんですけど、自分が大きくなった気がしました。

ちょっと自分に自信が出て来ました。

 

(7)ミラドール(展望台)はショボい

同じ太平洋岸のリゾート地、アカプルコのミラドールはすごく景色がいいです。

でも、シワタネホのミラドールは、アカプルコのそれとは比べもんにならんくらいショボい。

 

f:id:study-spanish:20180820014222j:plain

 

(8)朝7時頃に起きて浜辺を散歩はオススメ

最終日、朝7時過ぎに起きて、浜辺を散歩しました。

朝の浜辺は気持ちいいですね。

 

f:id:study-spanish:20180820014530j:plain

 

途中で朝日が完全に出始めました。

山側から日が昇って来て、海をキラキラと照らしていました。

 

f:id:study-spanish:20180820014555j:plain

 

(9)波の音を聞きながら寝る

夜寝るとき、海の波の音が聞こえてきます。

私は、すごく安らぎを感じました。

 

昔、アカプルコに泊まったときは「ドーン」という荒い波でビックリしました。

でも、この穏やかな湾の波は、心まで安らがせてくれましたね。

 

オススメです。

 

陸路での移動はなるべく避けたい

今回は、ケレタロ方面から行きました。

5時間超の車移動です。

 

(1)何より治安

このルートの問題は、治安が悪いと言われるミチョアカン州を通ることです。

5時間中、4時間はミチョアカンと思ってください。

 

Nueva Italia という場所の周辺は、メキシコ人曰くマフィアが牛耳っているゾーンらしいです。

この辺りは “Tierra Caliente de Michoacán” とも呼ばれていて、美人の産地として有名です。

 

部外者が下手にこの辺のコミュニティに入ろうとすると殺されます、冗談抜きで。

ゼッタイ、行ったらダメです。

 

だから、スペアタイヤの装着など、車の故障対策を万全にしてから行きましょう。

「車、修理してやるから俺の村まで来いよ」と言われてついて行って、そのまま消えた…

 

ありえますからね、この国のこの地域なら。

だから、車が故障しないように、故障しても自分で対応できるように万全の準備をしてください。

 

この前のレビューでも言いましたが、シワタネホは「確実に行ってほしい場所」ではないです。

メキシコ国内の他のメジャーリゾートに飽きた人が行くところです。

 

それでも行く場合は、飛行機で行きましょう。

飛行機が墜落するより、途中で山賊に殺される確率の方が高いです。

 

危ない場所を通らなければ、そんな危険に遭う事はなくなるんです。

冒険心は忘れて、楽しみを取りましょう。

 

(2)常に正面衝突の危機に常にさらされる

道中のほとんどは高速道路です。

でも、日本と違って中央分離帯のない対面の高速道路です。

 

日本だったら国道くらいのイメージの道です。

そこを対面、かつ150キロ超えで往来します。

 

で、困るのはトレーラーとかもいるんです。

でも、トレーラーとかってスピードが出ない。

 

こっちは120キロで行ってて、上りになるとせいぜい30キロくらいのトレーラーなんて、正直待てないんですよ。

だから、みんな追い抜きをかけるんです。

 

対面、一車線ずつの道路を150キロ超で。

どうなるか想像つきますか?

 

ビデオ撮りたかったくらいです、この危険度は。

文字とか絵だけじゃ、なかなか伝わらないだろうな…

 

帰り道、たまたま最悪の追い抜きパターンになってしまって、連れに肩パンチされました。

「もっと安全に行ってよ」って。

 

もちろん、彼女の言い分も分かります。

でも、あそこはブレーキかけて、自分の前を走ってた車の後ろに入る方が危なかったので、仕方なく突っ切りました。

 

たしかに、危なかったですね。

右も左も、車間がほとんどなかった…

 

(3)景色は抜群に美しい

車での移動でよかったのは、道中の景色が抜群に美しいところです。

景色の移り変わりも楽しめます。

 

というのが、標高が変わるんです。

標高が変わるから、生えている植物が変わって、風景が違って見えます。

 

・Valle de Santiago(グアナフアト州)の農業風景

・Cuitzeo(ミチョアカン州)の湖の風景

・Pátzcuaro(ミチョアカン州)周辺の高地の森林風景

・Balsas 川(ミチョアカン州)沿いの農業風景

・Nueva Italia(ミチョアカン州)を過ぎたあとの熱帯の景色

・Nueva Italia に着く前の赤土の岩

 

パッとコレくらいは思い出せます。

治安が悪いのが残念です。

 

(4)ガソリンが高くなってる

ガソリンを2回補給しました。

メキシコに初めて来た頃と比べてガソリンの値段が倍以上になってます。

 

1リットル = 7ペソ、くらいだったのが、

1リットル = 19ペソ、くらいに爆発してます。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語ワールドを歩いて回りたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。