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映画「メガロドン」はスカッとしたい人向けだ

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳のタクミです。

 

今回は、映画「メガロドン」の感想を書きます。

 

・映画えらびで外したくない人

・わざわざ劇場で観るべきか迷ってる人

 

の参考になればと思います。

 

「メガロドン」はアタリかハズレか

アタリだと思う人

  • 考えさせられる映画は苦手
  • 何かメッセージが詰まっている映画は苦手
  • ただ、観てスカッとしたい
  • なんか映画みたいけど、他に観たい映画がない人

 

ハズレだと思う人

  • オスカーなど賞を取るような映画が好きな人
  • メッセージ性のある映画が好きな人
  • 観たあとの「モヤモヤ感」も映画の一興と考える人
  • 他に観たい映画があって、どっちにしようか迷っている人

 

劇場で観るべきか?

劇場で観るべき人

  • 「アクションはやっぱり大画面で観てナンボだ」と思う人
  • 特に映画は観たくないけど、デートのネタとして考えている人

 

劇場で観るべき出ない人

  • ケチな人
  • あなたが選ぶ映画のセンスで彼女からの評価が決まる人

 

私は、ケチなので「劇場で観るべきではない人」です。

今回はチケットがタダでもらえたのと、メキシコは料金が安いので劇場を選びました。

 

日本だとふつう1,800円くらいしますよね?

メキシコだと60ペソ(400円くらい)です。

 

日本だとほっとんど映画行かないです。

でも、メキシコとかにいるときは月1で行きますね。

 

良くも悪くも観たあと「無」にさせてくれる映画

この映画、

 

・生命の危機の中で生まれる恋愛

・考え方が違う人間同士の戦い

 

こういう要素がほぼゼロです。

 

だから、ラブストーリーとかそんな要素のある映画を観た後の余韻がないです。

この2人、このあとどうなるんだろう?とかも全くない。

 

なんか、ステイサムと主役級の海洋生物学者がイイ雰囲気ではあります。

でも、それ以上の発展がない。

 

あと、「この種は研究のために貴重だから殺してはダメだ」とか言う役のヤツがたいてい映画にはいますよね。

ジュラシックパークでもいたと思います。

 

最初は海洋生物学者が「メガロドンを殺さない方法を考えるべき」と言うんです。

でも、そこから「殺す」という方向性に変わるまでが早い。

 

・すぐ殺せ、じゃないと巻き添えが出る

・いいや、たくさんの投資をしたし、殺さない方法を考えるべき

 

という考え方の違う人間同士も争いを始めるのが、よく観るストーリーです。

でも、「メガロドン」では「生かすべき派」がすぐ折れました。

 

そういう意味であんまり人間模様が感じられなかったです。

そして、「殺す」方向で意思統一ができたあとは、

 

・どうやってメガロドンを殺すか

・人間がピンチに陥る様子

・巻き添えが食われる様子

 

この辺りの描写ばかりです。

 

だからかな...ストーリーとしてはすごくシンプルです。

メガロドンを殺し終わって人間に平穏が訪れた後は、スッキリします。

 

本当になにも残らないんです。

そういう意味で「無」です。

 

主人公の葛藤を描けばヒューマンドラマになってたかも

ステイサムは海中の救命士の役です。

動けなくなった潜水艦から乗組員を救う仕事。

 

過去に原子力潜水艦から乗組員を救出しようとしたことがありました。

しかし、爆発による巻き添えを防ぐため、11人だけ救って、残りの9人の仲間を見捨てざるを得なかった。

 

この潜水艦はメガロドンに襲われて壊れて爆発したのでしょう。

(明示的に描かれていませんが、状況的におそらくそうです)

 

みんなメガロドンの存在なんて信じてないから、

 

「アイツ(ステイサム)はパニックに陥った」

「だから、9人の仲間を見捨てた」

 

と責め立てます。

当時の妻も彼を信じなかったのでしょう。

 

劇中の冒頭では、離婚してタイに移住している設定です。

救命士の仕事もしてなさそうですね。

 

この原子力潜水艦と同じような救出ミッションにステイサムは送られます。

マリアナ海溝の向こう側でメガロドンに襲われ、座礁した潜水艇の乗組員3名の救出するというミッションです。

 

結局このオペレーションでは、3人のうちの1人が、2人とステイサムを救うため自ら犠牲になりました。

陸に上がったあと、ステイサムはまた責められます。

 

ステイサムは、過去のトラウマから深海の救出には行きたくなかったんです。

でも、元妻が潜水艇に乗っていたので行く事にしました。

 

この一部始終を観ていると「極限の状態では全員を救う事は出来ない」と感じました。

救う事ができる誰かが助けに行かなければ、みんな死んでます。

 

正直行って、1人でも助かれば御の字な状況です。

そのくらい極限の状況。

 

しかし、何人かを助けるために、

 

・誰かを見捨ててしまったり

・残念ながら救えなかったり

 

そんなことがあると、救える能力がある人間が責められる。

そうやって責める人間は、

 

・その状況で人を救う能力もなければ

・そんな状況に置かれたこともない

 

そんな人間ばかりです。

 

ステイサムは言います。

 

「原子力潜水艦の事故のときからずっと、もっとできた事があるんじゃないか」

 

と毎日自分に問いただしていると。

 

この部分の葛藤がもう少し描写されていると、違う印象の映画になったと思います。

良し悪しは別にして。

 

少しネタバレ

ストーリはだいたい次のような感じです。

 

・巨額の投資で海洋生物の研究が行われていた。

・世界で一番深い場所である「マリアナ海溝の下に別の海中世界が広がっている」という仮説を研究者たちは立てていた。

 

・そこに潜水艇を送ったところ、仮説通り、暖かい海が広がっていた。

・そこには新種らしき生物があふれていた。

 

・研究者たちは希望に胸をふくらませた。

・しかし、潜水艇が何かに襲われてコンタクトが途絶える。

 

・そこに救命士のジェイソン・ステイサムが送られる。

・救いに行ったところ、メガロドンがいた。

 

・なんとか人命の救出はできた。

・しかし、人間が海溝の境目を行き来したせいで、暖かい水の柱ができた。

 

・その暖かい水の柱を通って、メガロドンは上の海に飛び出した。

(深海の冷たい水が壁となって、メガロドンは深海に閉じ込められていた)

 

・「上」の海に飛び出したメガロドンとの戦いが繰り広げられる。

 

だいたい、こんな感じのストーリーです。

 

 

まとめ

この記事があなたの映画えらびの参考になればうれしいです。

キューバに住み込みでダンス修行がしたい、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

メキシコ太平洋岸のリゾート、シワタネホの Embarc Zihuatanejo に泊まってきた

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今回は、この前メキシコの太平洋岸のリゾート地、シワタネホで2泊したホテル、Embarc Zihuatanejo のレビュー記事です。

 

シワタネホでつかったレストランのレビューだけは先に投稿しました。

study-spanish.hatenablog.com

 

今回泊まったホテル:Embarc Zihuatanejo

https://embarcresorts.com/embarc-zihuatanejo.html

 

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(1)お勧めする人

・友達同士のグループ4~6人

・カップル2組

・ファミリー3世代

 

(2)宿泊コスト

・一泊:5,000ペソ

(だいたい、3万円くらい)

 

シーズンにもより変動しますし、前もって予約すればもっと安かったはずです。

もし大人4人で行ったとしたら、メッチャ特した気分になれるはず。

 

(3)注意事項

・ペット同伴、禁止

 

(4)テンションが上がるポイント

・部屋がまあ良い感じ。広々としていて、リゾート感がメッチャある

www.hotels.com

 

・大人4、5人が余裕でヨガできるくらい広いバルコニーが部屋についている

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・バルコニーには、ハンモックを吊るす事ができる

(ハンモックは部屋に付いている、バルコニーの柱のフックに引っ掛けるだけで取り付けが簡単)

 

・バルコニーの端っこに、小さい真水のプールがついている

(一見、ジャグジーに見える。子供は喜ぶはずです)

 

・トイレとシャワーが部屋に3、4つあるので、順番待ちがない

 

・防水のブレスレットタイプのルームキー

(海やプールで泳ぐとき、ルームキーをタオルにくるんで隠したりしなくていい)

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・オーシャンビュー

(全ての部屋がオーシャンビューではない。私が泊まった部屋も、目の前に別の宿泊棟があったので、部分的にオーシャンビュー。)

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・小さなキッチンが付いている

(コンロがないので、火を使った調理はできない)

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・ビーチがホテルの目の前で、宿泊客専用のシャワーもある

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砂、イイ感じでした。

 

(5)テンションが下がるポイント

・食事代が別(朝食も付いてない)

・ホテルのレストランは、大して美味いわけでもない、量も少ないくせに値段だけ高い

 

・だから、食事代を安く済ませようと思ったら毎回ホテルの外に出ないといけない

・駐車場から車を出すときに、毎回ベルボーイに声をかけないといけない

 

・部屋の場所によっては階段の上り下りが多い。年配の親を連れて行くと大変。

(山肌に立っているのでホテルの設備が縦長に並んでしまっている)

 

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結構な上り坂でしょ?笑

 

旅のサイドエピソード

(1)エクスペディアの塩対応

私は土曜から行ったのですが、ギリギリまで予定が決まらなかったので、ホテルの予約が前の日の午前中になってしまいました。

ホテルについてチェックインしようとしたら、なぜかエクスペディアから予約がキャンセルされてました。

 

後でメールをチェックしてみたら、その日の朝6時半ぐらいに「予約がキャンセルされました」と告げるメールが入っていました。

もう家出てしまって、車運転してたからメールのチェックのしようがなかったですね。

 

今回は車で行ったので、ホテルに着くまでに5時間運転していて疲れていました。

予約がキャンセルされていることを知って、エクスペディアに電話をしました。

 

でも、何人か担当者をたらい回しさんにされた後に言い渡された答えは、「予約キャンセルに至った経緯を確認して、3時間後に掛け直します」でした。

 

メキシコに住まれた経験がある方ならご存知の通り、そんなの絶対かかって来ない電話ですよね。

案の定、エクスペディアから電話はありませんでした。

 

向こうからかけ直してくる可能性が低いと分かっていたので、「もし電話がかかって来なかったら、どうしたらいいの?」と聞きました。

すると、「そっちからかけて。」と予想通りのメキシコ回答が返ってきました。

 

「いやいや、すぐに問題解決欲しいんだけど。」と言うと、

「何もできることはないです。」(“No hay nada que hacer”)

 

まあ、典型的なメキシコ回答。

ちょっと待て!!!(怒)

 

前の晩、旅行を満喫できるように夜10時にで寝たんですよ。

途中で眠くならないように、早く寝たんですよ。

 

車で5時間半の旅だと分かっていたから。

車のトランクに全部荷物を詰めておいたんですよ。

 

で、朝6時に起きて、7時半には発したんですよ。

それなのに、

 

・ほぼ確実に3時間後にかかってくるかわからない電話を待つ

・何もできることがありません

 

こんな対応ありえないだろ(怒)

 

(2)Embarcの微妙な南国対応

ホテルのフロントも最初はエクスペディアと話してというだけでサポートする感じはなかった。

しばらくしてから、「タオルとか貸すから、ビーチかプールを使ってください」と言ってくれました。

 

でも、自分たちが望んでいたのは、

 

・このホテルに泊まるのか泊まらないのか

・泊まれないのならどのホテルに泊まるのか

・泊まる部屋を見つけて、荷物を置いて、なんも心配せずにビーチに行きたい

 

という事でした。

 

今回は「エクスペディアで予約されていたプライスを尊重します」みたいな寛容さもなかったですね。

 

最後は自分が、

 

「日本人の友達にこのホテルを紹介する。」

「だから、エクスペディアで予約していたレートで泊まらせてくれない?」

 

と聞きました。

エクスペディアよりは少し高かったですが、努力はしてくれました。

 

ただその再予約をフロントで処理せず、なぜか予約センターに電話させられました。

この予約センターに電話したのですが、20分ぐらいずっと待ちぼうけで、最後までつながりませんでした。

 

結局、フロントで再予約したんですよ。

チェックインまで2時間かかったよ(笑)

 

このホテルの対応を見て思いました。

「客のトラブルはファン作りの絶好の機会」だと。

 

今回、客側だった私は思いもしないトラブルに巻き込まれてしまっていたわけです。

ここでホテルが困っている私たちに太っ腹なところを見せられたら…

 

文句なしで、私たちをファンにできたのに。

なんか、こっちから言われてやった感があった。

 

フロントでの対応だけじゃなかったけど、ホテルとしての施設はイイけど、「もう一度行きたい」とは思えない。

ちょっとモッタイない感じでした。

 

Embarc ホテル自体は良いです。

南国の高級ビーチリゾート感が味わえます。

 

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あとはサービスですね。

箱は十分いいから、あとは人ですね。

 

ちなみに、「エクスペディアのレートに合わせることはできますか?」は、

“Podrían igualar la tarifa a la de Expedia? です。

 

(4)ビーチはきれい

雨男が本領を発揮したのか、天気は悪かったです。

初日などは、着いて1時間で曇りはじめ、着いて2時間で雨が降ってきました。

 

今日は雨がシトシト降る中、海に入ってました。

おかげで、あんまり日焼けせずにすみましたが。

 

海の水は綺麗です。

波が来てなくて、太陽が出ているときは、水底の足がクリアに見えます。

 

私は、何もなくても、海に3時間浸かっていられる人間です。

今回は、途中でセビーチェにしたらうまそうな魚を見つました。

 

そいつらを追いかけていたら3時間経ってましたね。

食べたかったな…

 

上でも言いましたが、ホテル客用のシャワーがあります。

それで、砂を洗い流せるのがすごく快適でした。

 

(5)食事するところは街にたくさんある

質は置いておいて、食事するところには困りません。

今回は、海鮮料理に2回、メキシコ料理に2回行きました。

 

詳しくはレビュー記事をご覧になってください。

このホテルと今回のレストランは車で10分くらいで近いです。

 

study-spanish.hatenablog.com

 

(6)買い出しをするスーパーもある

シワタネホは古くから観光地だったためか、この大きな街でした。

だから、メキシコシティにあるようなチェーンのスーパーもあります。

 

あるスーパーに行ったんですが、自分が背高くなった気がしました。

ゲレーロ州はみんな背が小さいのかな?

 

私、身長165センチなんですけど、自分が大きくなった気がしました。

ちょっと自分に自信が出て来ました。

 

(7)ミラドール(展望台)はショボい

同じ太平洋岸のリゾート地、アカプルコのミラドールはすごく景色がいいです。

でも、シワタネホのミラドールは、アカプルコのそれとは比べもんにならんくらいショボい。

 

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(8)朝7時頃に起きて浜辺を散歩はオススメ

最終日、朝7時過ぎに起きて、浜辺を散歩しました。

朝の浜辺は気持ちいいですね。

 

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途中で朝日が完全に出始めました。

山側から日が昇って来て、海をキラキラと照らしていました。

 

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(9)波の音を聞きながら寝る

夜寝るとき、海の波の音が聞こえてきます。

私は、すごく安らぎを感じました。

 

昔、アカプルコに泊まったときは「ドーン」という荒い波でビックリしました。

でも、この穏やかな湾の波は、心まで安らがせてくれましたね。

 

オススメです。

 

陸路での移動はなるべく避けたい

今回は、ケレタロ方面から行きました。

5時間超の車移動です。

 

(1)何より治安

このルートの問題は、治安が悪いと言われるミチョアカン州を通ることです。

5時間中、4時間はミチョアカンと思ってください。

 

Nueva Italia という場所の周辺は、メキシコ人曰くマフィアが牛耳っているゾーンらしいです。

この辺りは “Tierra Caliente de Michoacán” とも呼ばれていて、美人の産地として有名です。

 

部外者が下手にこの辺のコミュニティに入ろうとすると殺されます、冗談抜きで。

ゼッタイ、行ったらダメです。

 

だから、スペアタイヤの装着など、車の故障対策を万全にしてから行きましょう。

「車、修理してやるから俺の村まで来いよ」と言われてついて行って、そのまま消えた…

 

ありえますからね、この国のこの地域なら。

だから、車が故障しないように、故障しても自分で対応できるように万全の準備をしてください。

 

この前のレビューでも言いましたが、シワタネホは「確実に行ってほしい場所」ではないです。

メキシコ国内の他のメジャーリゾートに飽きた人が行くところです。

 

それでも行く場合は、飛行機で行きましょう。

飛行機が墜落するより、途中で山賊に殺される確率の方が高いです。

 

危ない場所を通らなければ、そんな危険に遭う事はなくなるんです。

冒険心は忘れて、楽しみを取りましょう。

 

(2)常に正面衝突の危機に常にさらされる

道中のほとんどは高速道路です。

でも、日本と違って中央分離帯のない対面の高速道路です。

 

日本だったら国道くらいのイメージの道です。

そこを対面、かつ150キロ超えで往来します。

 

で、困るのはトレーラーとかもいるんです。

でも、トレーラーとかってスピードが出ない。

 

こっちは120キロで行ってて、上りになるとせいぜい30キロくらいのトレーラーなんて、正直待てないんですよ。

だから、みんな追い抜きをかけるんです。

 

対面、一車線ずつの道路を150キロ超で。

どうなるか想像つきますか?

 

ビデオ撮りたかったくらいです、この危険度は。

文字とか絵だけじゃ、なかなか伝わらないだろうな…

 

帰り道、たまたま最悪の追い抜きパターンになってしまって、連れに肩パンチされました。

「もっと安全に行ってよ」って。

 

もちろん、彼女の言い分も分かります。

でも、あそこはブレーキかけて、自分の前を走ってた車の後ろに入る方が危なかったので、仕方なく突っ切りました。

 

たしかに、危なかったですね。

右も左も、車間がほとんどなかった…

 

(3)景色は抜群に美しい

車での移動でよかったのは、道中の景色が抜群に美しいところです。

景色の移り変わりも楽しめます。

 

というのが、標高が変わるんです。

標高が変わるから、生えている植物が変わって、風景が違って見えます。

 

・Valle de Santiago(グアナフアト州)の農業風景

・Cuitzeo(ミチョアカン州)の湖の風景

・Pátzcuaro(ミチョアカン州)周辺の高地の森林風景

・Balsas 川(ミチョアカン州)沿いの農業風景

・Nueva Italia(ミチョアカン州)を過ぎたあとの熱帯の景色

・Nueva Italia に着く前の赤土の岩

 

パッとコレくらいは思い出せます。

治安が悪いのが残念です。

 

(4)ガソリンが高くなってる

ガソリンを2回補給しました。

メキシコに初めて来た頃と比べてガソリンの値段が倍以上になってます。

 

1リットル = 7ペソ、くらいだったのが、

1リットル = 19ペソ、くらいに爆発してます。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語ワールドを歩いて回りたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

スペイン語の方言好きが腹を抱えて笑った動画

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今日はスペイン語の国による話し方の違いが分かる動画を紹介します。

その動画はこれです。

 

 

私はこういう方言の違いが大好きです。

この動画では、

 

・キューバ

・アルゼンチン

 

のアクセントが比較できます。

 

この動画はガチで傑作

この動画をはじめて観たとき腹を抱えて笑って、涙が出ました。

前、職場の同僚に日系パラグアイ人で、キューバのスペイン語に詳しい女の子がいました。

 

この子にこの動画を紹介したら、めっちゃ気に入ってました。

仕事から帰る満員電車の中で動画を観たらしく、腹を引き締めて笑いをコラえないといけないくらい笑ってしまったらしいです。

 

登場人物の紹介

この動画では、2人の登場人物が出てきます。

 

 

<キューバ人の男 = カルルーチョ>

→ 動画の冒頭、スーツ姿で台本を手に取り、赤い服を着た女性3人に指示を出している男

 

<アルゼンチン人の男 = ピッチー>

→ 麦わら帽子と白い南国風のシャツを着て出てくる男

“sombrero de yarey” = 麦わら帽子

 

動画の中のやりとりの大まかな流れ

キューバ人のカルルーチョは、この番組の司会者です。

出演者を決める力がある。

 

そこで、前からちょくちょくこの番組に出ている、ピッチーが相談に来ます。

「カルルーチョ、キューバ人になるからもっと番組に出させてくれ」と。

 

ピッチーは、キューバ人の伝統的な格好をして出て来ます。

ただ、カルルーチョは「格好だけじゃ、キューバ人にはなれない」と否定。

 

でも、「キューバ人の話し方を教えてやる」とピッチーに申し出ます。

ただ、ピッチーはアルゼンチンなまりが抜けません。

 

カルルーチョが、「キューバ人はこんなふうにしゃべるんだ」。

そうお手本を見せてマネさせようとしますが、ピッチーはやっぱりダメです。

 

これが大まかな流れです。

 

ツボったポイント

笑うポイント1:00:22〜00:28

アルゼンチンのスペイン語では、他の国では、

 

・ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョ、にあたる発音が、

・シャ、シ、シュ、シェ、ショ、と発音されます。

 

あと「バカ」のことを “boludo” ボルードと言います。

で、ピッチーがカルルーチョに言うんです。

 

「オレ、アルゼンチン人だから...」

「ポルード、ポーショ、カバーショ、と発音してほしいときだけ番組に呼ばれる」

 

字で読んだだけじゃ何が面白いか分からんかもね。

 

笑うポイント2:00:45〜

カルルーチョがピッチーに「人にどんなふうに挨拶する?」と訊きます。

で、カルルーチョが、“¿Qué bola asere?” って言うキューバの挨拶知ってる?と訊きます。

 

ピッチーが、アルゼンチン「素」のままで挨拶します。

たしかに、“¿Qué bola asere?” は言ったけど、キューバっぽさはそれ以外になし。

 

で、カルルーチョが、お手本を見せます。

 

“ambia” とか “cosote” とかキューバっぽいですね。

あと、声がデカイところもキューバっぽい。

 

ピッチーが、カルルーチョの指導を取り入れようとがんばります。

でも、“che” とアルゼンチンの呼びかけワードを入れていまします。

 

そこでカルルーチョがすかさず言います。

「キューバ人は誰もチェゲバラの事を思い出したくない」

 

笑うポイント3:01:45〜

カルルーチョがピッチーに訊きます。

「どんなふうに女の子に話しかけて、落としにかかるんだ?」

 

ピッチーが、「素」のアクセントで話します。

が、キューバ人としては全然だめ。

 

カルルーチョがお手本を見せます。

キューバ人は、“mami, estoy para ti” とシンプルに低い声で言うそうです。

 

・“un disparo en el corazón”

・“ponle bomba”

 

キューバっぽいねです、言い方が。

で、下唇を目玉焼きを焼くような感じで “ス” と “ズ” のあいだの音を引きながら出します。

 

“el aire que tú recoges...”

息を吸うの「吸う」が “recoger” つかってるな。

 

あとはピッチーがうまくできないところが面白いです。

キューバ人のマネができない。

 

キューバでは、「引く」は “halar” と言うようです。

一般的な “jalar” はつかわないみたいですね。

 

笑うポイント4:03:14〜

カルルーチョがピッチーに訊きます。

「お前、キューバ人になりたいなら何を食べないといけないか分かるか?」

 

ピッチーが答えます。

「アサード(牛肉)、ポーショ(鶏肉)、モルシーシャ(ソーセージ的なもの)...」

 

これをすべてアルゼンチンなまりで発音していまいます。

 

で、カルルーチョが言います。

キューバで食堂に着いたら、コレを注文するのがキューバ人だ。

 

でっかい声で叫びながら、ハッキリ注文するのがキューバスタイルのようです。

注文するのは、セット(completa)です。

 

・米

・豆

・豚を油で揚げたもの(“masa de puerco frita)

・トストネス(青バナナを潰して焼いたもの。コレ、マジでうまいやつです)

・サラダ

・ダイエットコーラ

 

これが、キューバ人の定番セットメニューらしいです。

キューバ行ったら、大きな声でこれを注文してください。

 

ユカいも = yuca の発音は、“ジュカ” です。

これも、アルゼンチン人のピッチーは、“シュカ” と発音してしまいます。

 

笑うポイント5:03:55〜

しびれを切らしたカルルーチョは、台本をキューバっぽく読ませることにします。

ピッチーはやっぱりうまくキューバの発音ができない(笑)

 

・“ahora estoy más cubaneado”

= 今もっとキューバ人のようになった

 

・“ya no digo voy para casa, sino voy pa´l gao”

= 「家に帰る」は “voy pa´l gao” とキューバっぽく言う

 

・“me encanta que me digan que yo soy tremendo balcero”

→ ここは意味がよくわらない

 

今日のスペイン語

おまけのようですが、スペイン語表現をひとつだけ紹介します。

 

ちょっとずつ始めてみよう

“vamos a empezar por parte”

 

まとめ

この記事であなたも腹を抱えて涙目になったとしたらうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

“家族のような信頼、団結、仲間意識” をスペイン語で何という?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今日はモチベーションをあげるようなエモい表現を紹介します。

演説めいたスペイン語を話したり、文章を書く人にとって役立つ表現です。

 

今日のスペイン語

今日はつぎの3つの文章を紹介します。

 

(1)“baluarte” のつかい方

muchos de sus baluartes en aquellos triunfos ahora son la base de las Avispas

 

この文章をピックアップしたのは “baluarte” というワードの響きがカッコいいからです。それだけです。

 

(2)家族として信頼、団結、仲間意識を大事にする

lo más importante es la confianza, la unidad, el compañerismo, que funcionemos como una familia

 

日本語を見て、信頼、団結、仲間意識、家族として、は全部頭に浮かびます。日本語では表しにくいんだけど、“funcionar como una familia” で、“funcionar” という動詞が入ってます。このワードのチョイスが気になりました。

 

study-spanish.hatenablog.com

 

(3)目立つ選手はいたとしても、チーム全員が自分の責任を果たす

aquí pueden resaltar algunos nombres, pero somos un equipo de 40 en el que todos tienen que estar listos para cumplir con una responsabilidad en determinados momentos 

 

「目立つ選手がいる」を “resaltar algunos nombres” で表している点がポイントです。

つぎに「それぞれが必要な場面で責任を果たさないといけない」を “cumplir con una responsabilidad” で “una” がついているところ。

 

そして、“en determinados momentos” です。

これはいい感じの表現ですね。

 

こういう場面で応用が利く

(1)“baluarte”

この単語の使い方は、また今後の記事で紹介します。

 

(2)家族のように信頼、団結、仲間意識をもつ

ビジネスシーンでチームのメンバーを鼓舞する場面でつかえます。

チームワークの大切さを強調する場面でつかえますね。

 

・信頼、団結、仲間意識、というチームワークで重要な要素を掲げる

・そして、その要素が集まったチームとは家族のようだ

 

・自分たちはメンバーみんなを家族だと思っている

・家族のようなチームをみんなと作りたい

 

こんなことを伝えたいときに使えます。

 

(3)目立つ選手はいたとしても、チーム全員が自分の役割を果たす

(2)と同じく、ビジネスでモチベーショントークをする際につかえます。

 

・どれだけチームプレーだとか

・みんながそれぞれ重要な役割を持っている

 

とか言ったとしても、目立ってしまう選手ってどうしても出てきます。

それを認めたうえで、それでも、

 

・チームのそれぞれに果たすべき役割があって

・それを求められた場面でできるようにしないといけない

 

そんなことを簡単な言葉を組み合わせてシンプルに言いたい場合につかえます。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、グランマの野球記事からの抜粋です。

第58回キューバ国内リーグが開幕しました。

 

 

(例文1)

Pese a su corto recorrido en este nivel, el estratega es una personalidad respetada en el dogout, pues condujo a la provincia en los dos títulos de la lid Sub-23, y muchos de sus baluartes en aquellos triunfos ahora son la base de las Avispas.

Fuente: Granma (Cuba), 16 de agosto de 2018 

 

(内容1)

このカテゴリーでの経験は短い。しかし、指揮官はベンチで信頼を得ている。U-23のカテゴリーでサンティアゴを2度優勝に導いたことがあるからだ。U-23でチームを勝利に導いたメンバーの多くが、今やサンティアゴを支える土台となっている。

出所:2018年8月17日付、Granma(キューバ)

 

(例文2)

…también saben que lo más importante es la confianza, la unidad, el compañerismo, que funcionemos como una familia. Es cierto que aquí pueden resaltar algunos nombres, pero somos un equipo de 40 en el que todos tienen que estar listos para cumplir con una responsabilidad en determinados momentos, destaca Rosales.

 

(内容2)

また、信頼、団結、仲間意識をもって家族のように機能することがもっとも大事ということを認識している。たしかに目立つ選手が何人かいるかもしれないが、我々は40人で1チームだ。全員がチームの中で何らかの責任を、求められた場面で果たす準備ができていないといけない。

出所:2018年8月17日付、Granma(キューバ)

 

まとめ

この記事があなたのステップアップにつながれば本望です。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・私の性格や指揮の取り方を知っている

conocen mi carácter y mi forma de dirigir

 

・要求が何か、どれだけハードワークしないといけないか知っている

saben de la exigencia y el trabajo fuerte que deben realizar

 

・サンティアゴが今年のチームでいちばん強化しようとしているのは

Uno de los puntos que más se trata de potenciar en esta versión de Santiago de Cuba

 

・スピードをベースに得点を生むこと

= la construcción de carreras en base a la velocidad

 

・サンティアゴの長打で点を取る伝統とは真逆のスタイル

= filosofía radicalmente opuesta a la tradición indómita de impactar en el marcador con bateo de largo alcance

 

・幸先のいいスタートを切った

= su arranque es prometedor

 

・東地区最強のライバルに勝ったことだけじゃなくて

= no solo por el hecho de vencer a dos de los más duros rivales del Oriente

 

・それぞれの対戦で残したイメージ

= sino por la imagen que han dejado en dichos duelos

 

・楽しんでプレーしている

= hemos salido a divertirnos

 

・大会を通じて成長できる

=podemos crecer con el torneo

 

・キューバ国民にいいエンターテイメントを提供する

= brindar un buen espectáculo al pueblo cubano

 

・国内リーグでデビューした

= debutante en series nacionales

 

・それぞれが試合に勝利

= sendos triunfos en los compromisos

 

・前年の王者と2位のチームとの対戦

= frente al campeón y subcampeón del pasado certamen

 

・サンティアゴに勝つことができなかった

= no han podido hacerle frente a la novena indómita

 

・ベテランと若手を融合する

= fusiona la veteranía con los bríos juveniles

 

・バルテレミーは今もっとも才能ある選手のひとり

= Barthelemy, uno de los más portentosos talentos en la actualidad

 

・安定した戦いができる

= ser más estable

 

・ライバルを完膚なきまでに叩き潰す

= buscar liquidar a los rivales sin relajación

 

・昨シーズン悪影響を与えたもの

= algo que los golpeó en la pasada campaña

 

・プレーオフ進出まで2ゲームに迫った

= quedaron a dos juegos de los comodines

 

・全く違うチームがある

= estamos frente a un equipo totalmente diferente

 

・よりスピードがあり、ミートがうまい選手

= peloteros de mayor velocidad y buen tacto

 

・キューバ野球の一時代を築いたパワーヒッター

= el poder de los sluggers que marcaron una época en el béisbol cubano

 

・時代と人材の兼ね合いで変わらなければならなかった

=los tiempos y el material humano nos han obligado a cambiar

 

・徐々に進めてきた

= algo que hemos hecho progresivamente

 

・ジュニア世代からの重点的な取組みを通じて

= con un fuerte trabajo desde las categorías inferiores

 

・そのスタイルを完成させたい

= queremos perfeccionar ese juego

 

・打席での集中力で勝つ

= ganar en concentración en el plato

 

・考えた走塁をする

= correr las bases con inteligencia

 

・バルテレミーのパワーとその武器を組み合わせる

= combinar estas armas con la fuerza de Barthelemy

 

・監督が説明する

= explica el timonel

過去記事:puente de mando 

 

・現代野球の生命線である投手陣

= el pitcheo, aspecto vital en el béisbol moderno

 

・監督

= el mentor

 

・先発ローテーションが固まっている

= cuentan con una rotación de abridores definida

 

・重要な試合を取りに行くためには先発ローテのメンバーをつかうことも辞さない

no descarta la posibilidad de utilizar a algunos de esos hombres para asegurar una victoria importante

 

・現代野球はピッチャーの専業化が特徴だ

= el béisbol moderno está marcado por la especialización de los lanzadores

 

・豊富な投手陣は有していない

= no contamos con una gran cantera

 

・その戦術を実行する

poner en práctica dicha estrategia con todas las de la ley

 

・いずれにしても、将来的には可能だと思う。

= de cualquier manera, sí pensamos que en el futuro sea posible

注目:“pensar que” で始まるときは、動詞は直説法だと習った気がする。でもやっぱり動詞の時制って、「話し手のイメージ」とか「表したい感情」次第なんだといういい例。“pensar que 接続法” の組み合わせは初めて見た。

 

・リリーフとして育成する

= que los muchachos se formen como relevistas

 

・カテゴリーが上がったときに仕方なくリリーフをしなくていいように

que no afronten ese rol de manera forzada en categorías superiores

 

・投手陣

= cuerpo de serpentineros

 

・二週間以内に大きな補強をする

tendrá una importante inyección dentro de dos semanas

 

・イタリアでプレーするガルシアがチームに加入したら

= cuando se incorpore al plantel el zurdo Ulfrido García, contratado en Italia

 

・強みや希望は別にして

= al margen de fortalezas y esperanzas

過去記事:"al margen de..."

 

・監督は現実に背を向けていない

= el mentor no está de espaldas a la realidad

 

・ライバルから点を奪えていない

= no han hecho demasiado daño a sus contrarios

 

・第一線に戻るのは非常にむずかしい

= se vuelve mucho más complejo el reto de regresar a planos estelares

 

・リーグベストのトップ4~6のチームに入る

insertarse entre los cuatro o seis grandes de la pelota nacional

 

・勝ちを望む若いチーム

= tenemos un equipo joven, con deseos de ganar

 

・これまでのところいいプレーをしている

= hasta ahora va haciendo bien las cosas en el terreno

 

・守備を改善して、守備と投手陣は良いレベルにある

superándose en defensa, con defensa y pitcheo a buena altura

 

・プレーオフに進出するとか言うにはまだ早い

todavía es temprano para decir que vamos a clasificar

 

・ミスを修正して、強化することに集中する

= hay que corregir errores, concentrarnos en fortalecernos

 

・伝えられるメッセージとしては、努力しているということだ

= el mensaje que transmito es que estamos trabajando

 

タクミ

“unidad”:単位を表すスペイン語

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今日はスペイン語での単位の表し方を紹介します。

細かすぎて伝わりづらいスペイン語の表現力です。

 

今日のスペイン語

今日は、“unidad” というワードのひとつの使い方の紹介です。

単位を表すワードです。

 

日本語にすると気がつかない。

でも、スペイン語にするときには困る。

 

だから、マニアックなテーマです。

レベルが高い人には、この人レベル高いな」感じ取ってもらえます。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、El Financiero というメキシコの経済紙からの抜粋です。

アルゼンチンペソの為替が大下落しているというニュースです。

 

 

(例文)

¿Te preocupa el precio del dólar? En Argentina pasó de 18.60 a 30 pesos en casi 8 meses. La moneda argentina cayó a un mínimo histórico de 30.50 unidades por dólar. En lo que va del año se ha desplomado más de 60%. En diciembre del año pasado el peso mexicano cerró en 19.65 unidades por dólar, en tanto que el argentino en 18.62 unidades. Hoy el mexicano opera en alrededor de 19.20, y el argentino en los 30 pesos. ¡30!

Fuente: El Financiero (México), 13 de agosto de 2018

 

(内容)

ドルペソの為替レートが心配?アルゼンチンでは、8か月で1ドル18.60アルゼンチンペソから、1ドル30ペソにドルが値上がりした。アルゼンチンペソは史上最低の1ドル30.50ペソに値下がりした。今年に入ってからこれまでで60%値下がりしている。昨年12月、メキシコペソは1ドル19.65ペソだった。アルゼンチンでは、1ドル18.62ペソだった。今、メキシコペソは1ドル19.20ペソ、アルゼンチンペソは、1ドル30ペソ。30だ!

出所:2018年8月13日付、El Financiero (メキシコ)

 

日本語を見ただけでは、"unidad" がつかわれているのが分からないですよね。

だから、細かすぎるんです。

 

スペイン語には単位を表すワードが少ない

スペイン語には、日本語の “個” “枚” “本” などの「単位」を表す言葉が少ないです。

単位表す言葉が少ないだけじゃなくて、つかわれる頻度も少ないです。

 

ただ、その中でも “unidad” という単位を司るワードがあります。

大学の授業の単位もこの “unidad” がつかわれるケースをよく見ます。

 

この例文のケースでは、

 

・30.50 pesos

・18.62 pesos

 

そういえばいいところを、

 

・30.50 unidades

・18.62 unidades

 

と言っています。

 

・アルゼンチンペソ

・メキシコペソ

 

の1単位(1ペソ)が、何「個」ある。

そういう考え方で、“pesos” を “unidades” で言い換えています。

 

どちらかというと、書き言葉とかフォーマルな話し言葉です。

会話で使う場合でも、ビジネスの場面でしょうね。

 

この記事はむずかしい

この1ドル = 30.50 ペソというのは、史上最悪の対ドル為替レートです。

次の要素が、対ドルレートの悪化に繋がったと言われています。

 

  • 世界の新興市場が不安定な事
  • アルゼンチンで汚職が表面化している事に対する潜在的な懸念

 

オレは、声を大にして質問したい。

 

  • なんで、アルゼンチンペソとドルの為替に別の国の市場の状況が関係あるの?
  • なんで、汚職の表面化が為替に関係あるの?

 

直接的に関係なくない?

「誰か説明してよ」と思います。

 

あと、アルゼンチンは、開発途上国の中では脆弱やと思われている。

 

  • 財政赤字
  • 対外債務
  • 年30%のインフレ率

 

がその主な理由。

それに加えて、

 

  • アルゼンチン市場は、激動の5月と6月を乗り切って7月は落ち着いていた。
  • 5、6月があまりにもひどかったから、IMFが50k millionの融資をして、アルゼンチン経済の落ち着きと信頼性の回復を測ろうとしていた
  • それでも今年は不況に向かっている。(“aún así, la economía se encamina hacia una recesión este año”)

 

  • この8月になってトルコで乱気流が発生したせいで、束の間の平穏は終わった。
  • トルコの乱気流で、リスクが高い通貨の売りが進んだ。

 

  • キルチネル、フェルナンデス元大統領に対する贈賄の疑いで企業家に対する汚職捜査が始まった。
  • アルゼンチンペソは今年に入ってから61%下落した。アメリカでの利率引き上げ、世界市場の流動性、アルゼンチン中銀に対するもともとあった不信感が原因。

 

  • 5月、2009年以来最大の経済の収縮(contracción)を記録。
  • 6月、2003年以来最悪の工業生産の落ち込み

 

  • ペソの危機の最中、アルゼンチン中銀は、政策金利を40%から45%に引き上げ。
  • 中銀の金融政策委員会は、10月まで金利引き上げはないと言った。

 

この記事、金融の知識がないと理解できない。

起こった出来事の因果関係が説明されてない。

 

まとめ

この記事があなたの参考になれば本望です。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

“才能の開花” をスペイン語で何と言うか?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

キューバのレオナルド・ウルへジェスという野球選手をネタにスペイン語を紹介します。

この選手、2017年は中日に所属していました。

 

今日のスペイン語

この投稿では、“才能の開花” を紹介します。

今日の例文記事では、こんな言い回しとめぐり逢えました、

 

“才能の開花”

“el despertar” 
 
“la explosión”
 

ちょっと説明

日本語では「開花」と花にたとえます。

ただ、スペイン語では、

 

・目覚め = “el despertar”

・爆発 = “la explosión”

 

という単語のチョイスをしています。

 

ただ、ウルへジェスという素質がありながらくすぶっていた選手だった。

そういうコンテクストがあって、「才能の開花」という意味になります。

 

実績がある選手が調子が悪くて、あるとき調子を取り戻した。

そんなケースでは、そのまま「目覚め」となるでしょう。

 

同じく実績ある選手のバットが湿っていた。

それがついに打ち始めた。

 

こういう文脈での「爆発」であれば、「才能の開花」の意味にはなりません。

あくまで「爆発」というそのままの意味になります。

 

この例文ではたまたま、

 

・“esperaban el despertar”

・“la tan ansiada explosión”

 

というように同義語で使われています。

しかし、"despertar" と "explosión" はふつうは同じ意味ではないです。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、キューバの Cubadebate というメディアからの抜粋です。

キューバで期待される、元中日のウルへジェスへのインタビュー記事です。

 

 

(例文1)

Desde hace al menos dos campañas beisboleras, aficionados y entrenadores del equipo pinero, esperaban el despertar de Leonardo Urgellés por su juventud, sus condiciones físicas y sobre todo por desempeñarse en una posición, en la cual, se le ha vuelto difícil, al conjunto pirata, estabilizar jugadores con rendimiento.

Fuente: Cubadebate, 14 de abril de 2018

 

(内容1)

少なくともキューバリーグの2シーズン前から、ピナールのファンとコーチ陣は、レオナルド・ウルへジェスの才能の開花を待っていた。ウルへジェスは若く、身体能力にもめぐまれ、1つのポジションをしっかり務める事ができる点からそんな期待がされていた。このポジションで安定したパフォーマンスを出せる選手を固定するのにピナールは苦労していた。

出所:2018年4月14日付、Cubadebate

 

ついでに紹介

・condiciones físicas = 身体能力

・se le ha vuelto difícil al conjunto pirata = ピナールにとって課題となっていた

・estabilizar jugadores con rendimiento = パフォーマンスを出せる選手を固定する

 

(例文2)

Pero la tan ansiada explosión del pelotero de 24 años, no llegaría hasta la 56 Serie Nacional, en cuya etapa clasificatoria computó con la Isla de la Juventud un average ofensivo de 372 en 145 turnos al bate, 17 extrabases entre ellos seis jonrones, slugging de 579, además de 27 carreras anotadas y 38 impulsadas.

Fuente: Cubadebate, 14 de abril de 2018

 

(内容2)

しかし、24歳のウルへジェスに待望の開花が訪れるのは、第56回キューバリーグだった。イスラのメンバーとしてリーグ戦では、145打数で打率3割7分2厘、長打17本うちHR6本、579塁打、27得点、38打点をあげた。

出所:2018年4月14日付、Cubadebate

 

野球のスペイン語

・average ofensivo = 打率

・turnos al bate = 打数(打席)

・extrabases = 長打

・jonrón = ホームラン

・carreras anotadas = 得点

・impulsadas = 打点

 

まとめ

この記事があなたのスペイン語力アップにつながれば本望です。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・この成績に強肩とスピードがあいまって

= estos números, unidos a su potente brazo y velocidad asombrosa

 

・キューバ注目の外野手になった

= convirtieron a Urgellés en una rara avis en los jardines cubanos

 

・選手がつねに流出しているため日々華やかさがなくなっていく

= cada vez menos florecidos debido a la constante fuga de atletas

 

・だから誰も理解できなかったし、彼はなおさら理解できなかった

= por eso nadie entendió, y menos él

 

・素晴らしいプレーをしたあとになぜ選考から漏れた

= cómo después de la excelente faena rendida, quedaba excluido

 

・キューバ国内リーグのプレーオフの補強メンバー

= refuerzo para participar en la segunda fase del torneo doméstico

 

・2017年WBCの予備選考メンバー50人

= la nómina de los primeros 50 preseleccionados para el Clásico Mundial 2017

 

・それから間もなく

= no mucho tiempo después

 

・ウルへジェスはNPBのチームと契約した数少ないキューバ人選手となった

= el pinero se incluía en la lista de los pocos cubanos contratados en la Liga Japonesa

 

・中日ドラゴンズ

= la franquicia de los Dragones de Chunichi

 

・何もないところから全てが手に入った...これをどう受け取っている?

= de nada a todo… ¿cómo te has tomado esto?

 

・選考から漏れたときがっかりしなかったとは言わない

= “no te voy a decir que cuando me dejaron fuera de todo no me desanimé

 

・変な事が起こった

= me ocurrió algo raro

 

・すごく落ち着いていた

= yo estaba muy tranquilo conmigo

 

・すべてを出し切ったと感じていた

= sentía que lo había dado todo

 

・文句を言う人が寄ってきた

= las personas se me acercaban a encender el fuego

 

・何か大きくて良い事が起こると感じていた

= sentía que algo grande y bueno me iba a pasar

 

・西軍に勝利をもたらしたホームランを打った

= me salió el jonrón que le dio el triunfo a los Occidentales

 

・イスラがリーグ戦で敗退したあともトレーニングをつづけた

= cuando la Isla no clasificó, seguí entrenando

 

・補強メンバーから漏れたあともトレーニングをつづけた

= cuando no me pidieron de refuerzo seguí entrenando

 

・歩みを止めなかった、止めなくてよかった

= nunca paré y menos mal que no lo hice

 

・良いコンディションで日本でのトライアウトに参加できた

= pude llegar en muy buena forma a las pruebas que me hicieron los japoneses

 

・その場で結果は教えてくれなかった

= no me dieron el resultado en el momento

 

・契約する事になると自信をを持ってそこを出た

= yo salí sabiendo que me aceptarían

 

・良い印象を残したとわかっていたから

= me di cuenta que los había impresionado

 

・言語の壁に立ち向かう

= enfrentarte a una barrera idiomática

 

・日本語は何もわからない

= como se dice en buen cubano de japonés no sé “ni papa”

 

・基本単語の本を毎晩少しずつ見ている

= un libro de vocabulario básico y lo estoy repasando un poquito cada noche

 

・映画で見た限りでは食べ物は合わなさそう、時差も大きい

= la comida según lo que he visto en las películas no me va a gustar y hay unas cuantas horas de diferencia

 

・もし野球選手として成功したいなら

= si quiero prosperar como pelotero

 

・言葉にも慣れないといけない、特にレベルが高い日本の野球に

= tengo que adaptarme al idioma...sobre todo a la pelota japonesa que es muy buena

 

・最大限生かす

= quiero exprimirla al máximo

 

・初めからチームに馴染みたい

= quiero integrarme bien al equipo desde el principio

 

・キューバ野球の生ける伝説の側でプレーできる事はすごく光栄

= será un tremendo honor para mí poder trabajar junto a esa leyenda viviente de nuestra pelota

 

・契約が更新されるか分からない

= no sé si me van a prolongar el contrato

 

・1軍に上がれるか分からない

= no sé sí subiré al equipo grande

 

・唯一わかっているのは、努力してこの経験を最大限に生かして、もっと良いプレーヤーになる事

= lo único que sé es que me voy a esforzar por aprovechar esta experiencia al máximo para convertirme en un mejor pelotero

 

タクミ

“終わりが見えてきた” をスペイン語で何と言う?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

今日は、アメリカとメキシコのNAFTA再交渉が題材です。

そこから、フォーマルで格調が高い表現を紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では、“終わりが見えてきた” を紹介します。

今日、私が出会ったのはこの言い回しでした。

 

“終わりが見えてきた”

(1)“se siente un ambiente de cierre”
 
(2)“se respira un ambiente de clausura”

 

この表現のココがいい

“cierre” も “clausura” も「終わり」とか「閉幕」とかいうイメージです。

そこに、“ambiente” =「雰囲気」が合わさっています。

 

その「終わりの雰囲気」が、

 

・”se siente” = 感じられる

・“se respira” = (呼吸で)体に取り込まれる

 

という組み合わせになってます。

「終わりの雰囲気が感じられる」=「終わりが見えてきた」という発想です。

 

“parece que se va a concluir” と単純に言ってもいいところを、

“se siente/se respira” un ambiente de cierre/clausura” とする事で、格調高さが出ます。

 

こういう場面で応用できる

ビジネスなどの交渉やプロジェクトの調整で長丁場のものに終わりが見えてきた。

基本的には、そういう文脈でつかえます。

 

言葉の並びと響きに格調高さがあります。

フォーマルな場面向きの言い回しで、話し言葉としては使い勝手が悪いです。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、NAFTAの再交渉に関する記事からの抜粋です。

メキシコの El Financiero という経済系の新聞です。

 

 

(例文1)

Se siente un ambiente de cierre, están virtualmente casi todos los demás capítulos cerrados, y ya nada más se está armando un paquete de cierre para ver si podemos avanzar en dos fases importantes: la inclusión de Canadá, que parece que será en los siguientes días.

Fuente: El Financiero (México), 13 de agosto de 2018

 

(内容1)

終わりが見えてきた。NAFTA条文のほぼ全ての条文が固まりつつある。あとは完全に決着をつけるためのパッケージを用意して、2つの重要なステージに備えているところだ。その2つのステージのひとつは、カナダの交渉への再合流で、数日以内に現実になりそうだ。

出所:2018年8月13日付、El Financiero(メキシコ)

 

(例文2)

A tres días de que se cumpla un año del inicio de las renegociaciones del Tratado de Libre Comercio de América del Norte (TLCAN), se respira un ambiente de clausura en las mesas entre México y Estados Unidos, expuso Moisés Kalach, director del Consejo Consultivo de Negociaciones Internacionales del Consejo Coordinador Empresarial (CCE).

Fuente: El Financiero (México), 13 de agosto de 2018

 

(内容2)

NAFTA再交渉のスタートから1年まであと3日となったところで、メキシコとアメリカの交渉に終わりが見えてきた。CCEのディレクターであるカラチが述べた。

出所:2018年8月13日付、El Financiero(メキシコ)

 

ココにも注目

“a tres días de que se cumpla un año de...”

= 〜から1年まであと3日となったところで...

 

こういう表現の仕方って、なかなか非ネイティブにはむずかしい。

やっぱり、ネイティブがつかう「型」に触れないと頭で考えただけでは出てこない。

 

まとめ

この記事があなたのスペイン語上達に役立てば本望です。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・残りの20章をどう着地させるか

= cómo se aterrizan los 20 capítulos que faltan

 

・CCEのトップの一人

= una de las cabezas del Cuarto de Junto

注:CCE = Consejo Coordinador Empresarial:日本で言う経団連のような組織。

 

・大きな進歩があった

= ha habido avances relevantes 

 

・この最後のテーマについては、まだ数字が決まっておらず、国内の同業界は交渉と代替案の提示をつづけている

= en este último tópico aún no se terminan de definir los números y la industria nacional se mantiene negociando y haciendo contrapropuestas

 

・原産地ルールは決まっていない

= todavía no están los números de la regla de origen definidos

 

・その業界は条件が良いときも悪いときもあるが、ハンドリングの仕方を知っている

= en la industria van y vienen, pero ellos tienen el manejo de eso

 

・まだ決着がつかないが、順調だ

= no se acaba de aterrizar, pero ahí va caminando muy bien

 

・たくさんの提案がなされている

= muchas propuestas en la mesa

 

・NAFTAで最も難しいテーマが決着するだろう

= obtendrá un cierre en uno de los temas más controversiales del acuerdo.

 

・議論された要素がある

= hay…elementos que han sido discutidos

 

・すべての解決法が見つかったら最後の問題も解決するだろう

= hasta que no encontremos una solución para todo cerraremos los problemas finales

 

・難しいテーマが解決されてから決まるだろう

= estarían pausados hasta que no se resuelvan los temas espinosos

 

・進捗は10点中で8か9くらいだろう

= estar en un (avance de un) 8 o un 9 (en una escala de 10)

 

・カラチは交渉の場でそう感じる

= Kalach percibe en las mesas de negociación

 

・難しいテーマについてはアメリカに柔軟性が見えない

= en los temas más complejos aún no ha habido flexibilidad por parte de Estados Unidos

 

・これらのテーマについて妥協案を見つける意志

= la voluntad por encontrar las concesiones en estos tópicos

 

・交渉の最終日に決まるものだ

= es algo que se definirá hasta el último día de las negociaciones

 

・チームが一生懸命働いていると感じる

= lo que percibo es que el equipo está trabajando intensamente

 

・一生懸命とは夜遅い時間まで会合が続いていて、すべての懸案とすべての章を着地させようと一生懸命働いている

= cuando digo intensamente es que las jornadas están siendo hasta altas horas de la madrugada, están trabajando intensamente para cerrar todos los pendientes y todos los capítulos

 

・難しいテーマについては柔軟性が見えない

= en los temas tóxicos no he visto flexibilidad

 

・難しいテーマについては交渉最終日まで柔軟さは見えないだろうと思っていた

= en los temas tóxicos yo no esperaba ver flexibilidad hasta el último día de la negociación

 

・大臣が交渉のテーブルに座って、決着に向かう日までは

= el día que se sienten los ministros y vayan a un cierre

 

・そのとき決着がつくのかどうかわかる

= en ese momento vamos a saber si hay o no cierre

 

・懸案に対する解決策をみつける

= encontrar la solución a los temas pendientes

 

・カナダが交渉に加わるかもしれない

= Canadá se podría incorporar a las mesas

 

・メキシコとアメリカが二国間の閣僚級会合をはじめてから今週で1か月となる

= esta semana se cumple un mes desde que México y Estados Unidos realizan reuniones ministeriales bilaterales

 

・カナダはまだ交渉に加わっていない

= Canadá no se ha sumado aún a las pláticas

 

タクミ

“XX をしてもいい事にした” をスペイン語でなんという?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳兼キューバを愛する男、タクミです。

 

今日はキューバの伝統舞踊を紹介する動画の一幕からスペイン語を紹介します。

仕事には直結しないかもだけど、日常でつかえます。

 

興味があれば、ぜひパフォーマンスも見てください。

アフリカ系民族舞踊が好きな人は、たぶんこの魅力が分かるはず。

 

 

今日のスペイン語

この投稿では、“XX をしてもいい事にした” を紹介します。

私はこんな言い回しに出会いました。

 

“XX をやっても良い事にした”

“nos hemos tomado la licencia de hacer algo”

 

基本となる「型」はこれで、例文では、

 

“eso es la licencia que nos hemos tomado” となってます。

これは、前の文脈でそういう風に言うのが自然だからです。

 

ニュアンス的には「自分たちの勝手な判断で」何かをやっても良い事にした。

そんな感じです。

 

こんなふうに応用できる

ある男性が、カワイイと思っている女性がいたとしましょう。

彼はこの女の子とじゃれ合いたい。

 

そのじゃれ合うキッカケとして、彼女と近しい人だけが使うあだ名で呼びかけます。

ココで大事なコンテクストとしては、

 

・彼は彼女にそのあだ名で呼んで良いか許可を取らない

・彼が勝手に彼自身に許可を出して、近しい人だけが使うあだ名で呼びかける

 

彼女は、「誰がそのあだ名で呼んで良いって言ったの?」と彼に言うでしょう。

そこで彼は、こう返すのです。

 

“me he tomado esa licencia”

=(俺が勝手に君をそのあだ名で呼んで良い事にした)

 

これに対して、良い感じで「バカ」とか言ってくれるとうれしいですね。

 

こんな感じのコンテクストで使えます。

冗談に付き合ってくれる女性かどうか見極めてから使ってください。

 

ネイティブはこう表現する

この文章は、Youtubeにアップされていたキューバのテレビ番組からの抜粋です。

このパフォーマンスは何回も見てるな...

 

 

CFNC というキューバ最高峰の民族舞踊団が番組で生パフォーマンスをしました。

そのパフォーマンス前に、どういうパフォーマンスなのかを説明しています。

 

study-spanish.hatenablog.com

 

study-spanish.hatenablog.com

 

ごく一般のキューバ人がどれだけ、このフォルクローレの歴史的背景を知っているか分かりませんが、おそらく育った家庭によっては馴染みのない人もいるので、簡単に説明したんだろうと想像します。

 

例文:00:40〜00:48

女性:Abre y cierra los caminos…No importa que estemos a mitad de programa…

男性:Eso es una licencia que nos hemos tomado...

Fuente: https://www.youtube.com/watch?v=lIGPEgDV1ec, consultado el 15 de agosto de 2018

 

内容

女性:...道を開いて閉じる(のがエレグア)のですね。番組の途中だけど(エレグアに道を開いてもらって)良いんでしょうか?

男性:それは(私たちが勝手に)やってもいい事にしました

 

背景を補足

上半身裸の海賊みたいな格好の男性たちは何?

  • 裸の男性ダンサーたちは、アフリカ(ナイジェリア)起源のエレグア(“Elegua”)という神様を踊っています。
  • エレグアの役割は、ヨルーバの宗教儀式をしたり、何かお祝い事をする時、「エッバーラ」?という言い伝えをダンスで再現して、道を開いて、閉じること。
  • 例文では、このエレグアの「道を開いて、閉じる」という役割について説明してます。
  • ヨルーバは、今のナイジェリア辺りで興きた土着の信仰です。
  • エレグアは、そのヨルーバの神話の中の登場人物でもあり、神様でもあります。

注:「エッバーラ」を正確に何と言うか知ってる人がいたら、教えてください。CFNCのおじさんの発音のキューバ訛りがキツすぎて、よく聞き取れません(笑)

 

黄色い女性は何を踊ってる?

  • 黄色の女性ダンサーは、オチュン(“ochún”)という同じくヨルーバの神様を踊っています。
  • オチュンはアフリカの神様ですが、キューバでは、キリスト教の聖人?である、“la Caridad del Cobre” とイコールの関係(“estar sincretizada”)になっています。
  • “la Caridad del Cobre” は、キューバの守護聖人です。
  • オチュンは、黄色系の金属、河川、恋愛、女性、を司る神様です。

 

ヨルーバの神様たちは、それぞれ司る物とかがあるんですよ。

七福神みたいに。

 

そういうところ、めっちゃ親近感湧きます。

で、ヨルーバでは、未来や運勢を読むところも親近感湧きます。

 

まとめ

この記事があなたのスペイン語力アップに役立てば本望です。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、キューバを愛するプロ兼スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

編集あとがき

ダンスのコーラスの歌詞、ヨルーバ語?だと思います。

母音が多くて、日本人でも発音ができそうですね。

 

・メキシコの先住民言語

・アンデスの先住民言語

 

この辺りの先住民言語は、子音が結構多くて発音が激ムズです。

ヨルーバなら行けるかもと思ってしまいますね。

 

タクミ

“XX にも同じ事が言える” をスペイン語でなんと言う?

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おはようございます。

スペインが上手になりたい人の味方、Study Spanish。

 

今日はキューバ野球について語る新聞記事から、日常からビジネスまで幅広く応用が利く表現を盛りだくさんで紹介します。

 

もちろん、野球やスポーツを語る上でも役に立つ表現です。

多すぎて腹一杯かもしれないですが、いい表現ばかりなので残さず食べてください。

 

今日のスペイン語

今日は取り上げたい表現が6つあります。

多いですが、すべて幅広く応用が利く表現ばかりです。

 

(1)XX にも同じ事が言える

“lo mismo se aplica para XX”

 

(2)優勝まであと一歩のところまで行った

“quedó a un mínimo paso de conquistar la corona”

 

(3)監督復帰

“regreso al puente de mando”

 

(4)XX に期待を持たせ、夢を見させる

“despertar expectación y poner a soñar a XX

 

(5)XX はあるかもしれないが

“al margen de XX”

 

(6)みんなに同じく勝つ可能性がある

“todos tienen opciones similares de emerger triunfantes”

 

この表現のココにホレた

(1)XX にも同じ事が言える

= “lo mismo se aplica para XX”

「同じ事が言える」の「言える」を “aplicarse” で表現しているところ。

この訳の仕方は、定番なので覚えておくと便利。

 

(2)優勝まであと一歩のところまで行った

= “quedó a un mínimo paso de conquistar la corona”

「あと一歩のところまで」を “a un mínimo paso” と表現しているところ。

発想としては、「あと最低限のステップの距離に」という感じ。

 

そして、「行った」は「残った」が直訳の “quedó”。

「優勝する」を “conquistar la corona” =「王冠を獲得する」と表現しているところ。

 

“conquistar la corona” は比喩的。

だけど、結構耳にする表現。

 

(3)監督復帰

= “regreso al puente de mando”

「船橋(船の操縦室)」= “puente de mando” を「監督」の意味で使っているところ。

「船の操縦室」から、「指揮する立場」(つまり「監督」)という意味で比喩的に使われる。

 

(4)XX に期待を持たせ、夢を見させる

= “despertar expectación y poner a soñar a XX

何かの感情を誰かに起こさせるとき、“despertar” が動詞として選ばれる事が多い。

“despertar” をつかうと、よりドラマチック&フォーマルに聞こえる。

 

それが、“poner a soñar a XX” と連立されてる。

「〇〇させる」だけど、この「させる」は “poner” でもいい事が分かった。

 

(5)XX はあるかもしれないが

= “al margen de XX”

フォーマルな場で、しばし耳にする言い回し。

ある組織の中でも高いポジションにいる重みのある男性が、フォーマルに何かを伝えたいときにこの言い回しをつかう姿が思い浮かぶ。

 

・“con independencia de XX”

・“independientemente de XX”

 

これらと同じ意味を出したいときのオプションの一つとして有効。

 

(6)みんなに同じく勝つ可能性がある

= “todos tienen opciones similares de emerger triunfantes”

「同じくらいの可能性」という意味で、“opciones similares” と言っているところ。

“mismas opciones” と言ってしまいそうなところを “similares” で言い換えられる。

 

また、「勝つ」= “emerger triunfantes” としている。

この “emerger” は、スペイン語で文章を読まない非ネイティブからは出てこない動詞。

 

フォーマルな場で、「格調高さ」を出したい場合。

効果テキメン間違いなしの動詞のチョイス。

 

ネイティブはこう表現する

今日はキューバのグランマの野球記事からの抜粋です。

いい感じの表現がたくさんある、久々にアタリの記事でした。

 

 

(例文1)

Lo mismo se aplica para los Leñadores tuneros, cuya mayor fortaleza es mantener la base del elenco que se burló de los pronósticos unos meses atrás y quedó a un mínimo paso de conquistar la corona.

Fuente: Granma (Cuba), el 10 de agosto de 2018

 

(内容1)

トゥーナスにも同じ事が言える。トゥーナス最大の強みは、数ヶ月前の事前予想を裏切り、優勝まで第1歩のところまで行ったメンバーがベースとして残っている事だ。

出所:2018年8月10日付、Granma(キューバ)

 

ココにも注目1

・最大の強み = cuya mayor fortaleza

・以前のメンバーが残っている = mantener la base del elenco

・事前予想を覆した(嘲笑った)= se burló de los pronósticos

 

(例文2)

Además de los dos finalistas, el regreso de Rey Vicente Anglada al puente de mando de los Leones de Industriales ha despertado mucha expectación y ha puesto a soñar a los parciales azules, al igual que el debut de Eduardo Paret al frente de las huestes villaclareñas.

Fuente: Granma (Cuba), el 10 de agosto de 2018

 

(内容2)

このプレーオフ進出候補2チームのほか、アングラーダの監督復帰により、インドゥストゥリアレスへの期待は大きくなり、同チームのファンは夢を見ている。ビジャクララのパレの監督デビューもこれと同じだ。

出所:2018年8月10日付、Granma(キューバ)

 

ココにも注目2

・“al frente de las huestes villaclareñas” で「ビジャクララの監督」を表現している点

・“las huestes” は「軍隊」の意味だから、「ビジャクララ軍の先頭に」が直訳。

・比喩的に「指揮官」という意味に拡大される。

 

・“puente del mando”

・“al frente de XX”

 

「指揮」の意味を出せるオプションが、この文章だけで2つ手に入る。

書き言葉とか格調高さを出したいフォーマルな場での実用がオススメ。

 

(例文3)

Pero al margen de expectativas y previsibles favoritos de acuerdo con su recorrido en los últimos años, el clásico beisbolero es un terreno pantanoso, del cual todos tienen opciones similares de emerger triunfantes o de sucumbir en las profundidades.

Fuente: Granma (Cuba), el 10 de agosto de 2018

 

(内容3)

ここ最近のシーズンでのパフォーマンスに基づく期待や上位候補に挙げられるチームはあるかもしれないが、キューバリーグは沼地のような場所だ。その沼地では全チームに勝利、もしくは深みにハマる可能性が同じくある

出所:2018年8月10日付、Granma(キューバ)

 

ココにも注目3

ここはネイティブ様の単語のチョイスに対するダメ出し。

ちょっとクリアさが足りない気がする。

 

・“de acuerdo con su recorrido en los últimos años” の “recorrido”

・“el clásico beisbolero es un terreno pantanoso” の “pantanoso”

 

意味は通じるが、

 

・パッと見て

・スッと意味が腑に落ちる

 

そんなワードのチョイスではない気がする。

あくまで非ネイティブである私の感覚ですが。

 

凝った表現をしたかった。

で、トライはしたけど、結果があんまりうまく行かなかった。

 

そんな印象が残るチョイス。

あと、"sucumbir" と "las profundidades" の相性はそんなに耳障りがよくない。

 

ただ、"profundidades" で「沼の底」と「リーグの順位の下の方」をかけている。

ここは流石だなと思った。

 

まとめ

この記事があなたのスペイン語力アップにつながれば本望です。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・今年のキューバリーグの優勝候補筆頭はどのチーム?

¿Cuál es el favorito para ganar la 58 Serie Nacional de Béisbol?

 

・答えるのがとてもむずかしい質問だ

resulta muy complejo darle respuesta

 

・今年はどのチームも戦力が極めて横並びで疑問もたくさん湧く

estamos frente a un campeonato de excesiva paridad y muchas dudas

 

・それに加えて

por si fuera poco

注: “por si no fuera suficiente lo dicho anteriormente” の意味。

 

・今のメンバーは3か月後、決勝Tに進出したチームがメンバーを補強した時とは全く違う

= el rostro actual de estas novenas no tiene nada que ver con el que

exhibirán dentro de tres meses cuando los clasificados añadan sus respectivos refuerzos

 

・これらすべての要素をふまえると、我々は完全に未知の領域の前に放り出される事になる。そこでは、一歩踏み出したり、先を読む事にリスクがある

= todos esos detalles nos colocan frente a un terreno absolutamente desconocido, en el cual es bien arriesgado dar un paso y vaticinar

注:“vaticinar” = “pronosticar”, “adivinar”, “profetizar”

 

・前年の優勝チームを優勝候補に挙げるのがふつう

= lo normal es remitirse al campeón como uno de los favoritos al cetro

注:“remitirse” が日本語に直しづらいけど、フォーマルなチョイスなのは感じる。“cetro” は「王笏(おうしゃく)」が日本語の定訳らしい。

 

・その見方が正しいと思う

apoyamos dicha tesis

注:この "tesis" の使い方いい。「主張」とか「意見」という日本語でもいいだろうな。

 

・グランマは上位6チームを争う能力があるメンバーをそろえている

los Alazanes de Granma presentan una plantilla con herramientas para pelear por un puesto entre los seis mejores

 

・プレーオフに進んで優勝を争う6チーム

los seis mejores que avanzarán a la segunda ronda y después dirimirán la corona

 

・補強メンバーが主役だった

los refuerzos tuvieron protagonismo

 

・シビル監督はプレーオフ進出に貢献したメンバーを外さなかった

Civil nunca quitó espacio a los hombres que lo llevaron hasta las instancias decisivas 

 

・トゥーナスは経験があり戦えるメンバーがそろっていて上位を狙える

las Tunas cuenta con un plantel más curtido que debe dar batalla y ser de los punteros

 

・一方、アビラやマタンサスは希望を残している

por su parte, los Tigres avileños y los Cocodrilos de Matanzas conservan esperanzas

 

・トーロスは才能ある投手陣を支えとしている

los Toros camagüeyanos, apoyados en una talentosa hornada de lanzadores

 

・アヤラの指揮(が監督)

la titularidad de Alexander Ayala

 

・2シーズン前からつづくプレーオフ進出に希望をふくらませている

sueñan con repetir la clasificación de hace dos temporadas

 

・今シーズン、私の心を騒がせ、注目しているのはピラータスだ

lo que más me entusiasma e intriga de la 58 Serie es el desempeño de los Piratas de Isla de la Juventud

 

・パントハ監督がふたたび指揮を採る

dirigidos de nuevo por Pantoja

 

・ピネーロスにはキューバリーグで求められる事を分かっている面白い若手がいる

los pineros cuentan con un grupo interesantísimo de jóvenes que conocen las exigencias de la Serie Nacional

 

・U-23大会を優勝したメンバーたち

fueron campeones de la más reciente lid Sub-23

 

・彼らはリベラ、エンンリケス、パエスといった名選手とプレーする事になる

ellos trabajarán junto a paradigmas del béisbol en ese territorio como Rivera, Enríquez o Pérez

 

・エンリケスとパエスはリーグの開始からチームに合流する

= estos dos últimos con el plantel desde el mismo arranque de la competencia

 

・パントハ監督はシーズン開始からウルへジェスをプレーさせることになるだろう

Pantoja tendrá de inicio los servicios del talentoso Leonardo Urgellés

 

・日本でプレーしたのち、キューバリーグでその素質を遺憾無く見せつけようとしている選手

= chico que después de pasar por Japón buscará demostrar toda su calidad en los diamantes cubanos

 

仕上げるのに時間がかかってしまった。

いい表現が盛りだくさんの文章は、どこも逃したくなくなってしまう。

 

タクミ

“国の端から端まで” をスペイン語で何と言う?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

感情する揺さぶるスペイン語使いをめざす人の味方、Study Spanish。

今日は、単純に響きがいい、カッコよく決まるスペイン語を紹介します。

 

今日のスペイン語

今日紹介するスペイン語は「国の端から端まで」です。

私はこんな言い回しに出会いました。

 

「国の端から端まで」

“a lo largo y a lo ancho del país”

 

どういうシチュエーションで使える?

「国が一丸となって」とか言いたい場面です。

何か困難な課題に対する挑戦、それを国民に訴える場面で使います。

 

もちろん使えるのは国だけではないです。

ある国の中にいて、同じ仕事をしている仲間たちに団結を訴える場合でも使えます。

 

例えば、ある自動車メーカーの販売店が全国から集まったとしましょう。

その場で、メーカー全体としての販売戦略を定めたとします。

 

そして、すべての販売店のメンバーに言うのです。

 

・「我々みんなが一丸となって、この目標を達成しよう。」

・「沖縄(端)から北海道(端)まで」

 

端にある場所をこの表現では明示してません。

国の "縦と横" という形で表してます。

 

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この四角の中にアルゼンチンが入るイメージです。

なんとなくイメージは伝わるでしょうか?

 

日本だと "タテ" だけだと思います。

"ヨコ"(= 幅)の方はあまり気にしない。

 

でも、アルゼンチンはタテにも長いし、幅もある。

だからこういう表現が出てくるのだと思います。

 

国土が細長いチリだったら「北から南まで」と言うと想像します。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、アルゼンチンのマクリ大統領のとある演説からの抜粋です。

例文に選んでおきながらなんですが、全く内容がない演説ですね(笑)

 

 

具体的にどんな良い変化が起きてるのかを説明してない。

「アルゼンチンの全土で何かいいことが起きている」ということしか分からない。

 

(例文)

Esta vuelta a soñar...estamos volviendo a compartir la esperanza sobre muchas ideas, muchos proyectos...y lo más lindo de todo es que son en todas las provincias a lo largo y a lo ancho del país...y siempre intentaremos mejorar...porque siempre se puede mejorar en términos de comunicación…

Fuente: Infobae (Argentina), el 19 de diciembre 2017

 

(内容)

夢を再び描き始めた...たくさんのアイディアやプロジェクトに対する希望を再び分かち合いはじめた...素晴らしいのは、すべての州でそんな事が起きているという事だ。アルゼンチンの端から端まで。つねに我々は良くしようとしている。なぜなら、コミュニケーションを良くする事はいつでもできるからだ。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。