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“全体の数字を見るだけではだめ、1個ずつ細かく見ていかないと事実は分からない” をスペイン語で何という?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のサポーター、Study Spanish。

あなたのスペイン語の幅を広げてくれる言葉づかいを紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では、この3つの文章を紹介します。

いずれもビジネスでつかえる「型」になる表現です。

 

(1)徹底的な分析とは極めて難しい課題。数多くの要素を考慮しないといけない

“hacer un análisis exhaustivo es harto complicada, porque son muchos los factores a tener en cuenta”

注目:"harto" は、"muy" とか "mucho" の意味になります。チリではよく聞いたな。

 

(2)全体の数字を見るだけではダメ。1試合ずつ細かく見ないと事実は分からない

“los números no pueden verse solo globalmente. Hay que desmenuzarlos juego a juego para encontrar la verdad”

注目:"la verdad" は「実際のところ」ちゅう感じですね。

 

(3)なぜ8点しか取れないなんて事があり得る?

¿cómo es posible que marcáramos solo ocho carreras?

 

ポイントと応用のオプションは、それぞれの例文のパートで紹介します。

 

今日の例文

今日の例文は、キューバのグランマからの抜粋です。

コロンビアのバランキージャで開催された野球大会で、キューバがメダルを逃した件がネタです。

 

 

野球だけの大会ではなくて、中米とカリブの国々だけが集まるオリンピックです。

“Juegos centroamericanos y del Caribe” が大会の名称です。

 

study-spanish.hatenablog.com

 

ネイティブはこう表現する 

例文(1):徹底的な分析

Hacer un análisis exhaustivo del revés es siempre tarea harto complicada, porque son muchos los factores a tener en cuenta. Pero señalo que la selección cubana llegó a Barranquilla luego de un intenso trabajo de preparación que incluyó una serie triangular recorriendo todo el país.

Fuente: Granma (Cuba), el 5 de agosto de 2018

 

内容(1)

敗戦の徹底的な分析というのは、つねに極めて複雑な課題だ。たくさんの要素を考慮しないといけないからだ。しかし、キューバ代表は、強度の高い準備をしてからバランキージャに乗り込んだ。この準備には、キューバ国内での強化試合も含まれる。

出所:2018年8月5日付、Granma(キューバ)

 

ここがポイント(1)

ビジネスの場面では、「徹底的な根本原因」の追究を求められる事があります。

この文章は、場合に応用が利く「型」です。

 

その「徹底的な根本原因」の追究では、「たくさんの要素を考慮」します。

この文章の “porque” 以降の部分です。

 

応用のオプション(1)

コレをふまえて、たとえば、

 

・何かの不具合の徹底的な分析って、すごく複雑で大変な仕事だよね

= “hacer un análisis exhaustivo de un defecto es siempre tarea harto complicada”

 

・たくさんの要素を考慮しないといけないからね

= “porque son muchos los factores a tener en cuenta”

 

・でも、成長するためには避けられない仕事だよ

= “pero, es una tarea que no podemos evitar si pretendemos crecer”

 

こんなふうに応用ができます。

 

例文(2):1つずつ細かく見ないとダメ

los números no pueden verse solo globalmente. Hay que desmenuzarlos juego a juego para encontrar la verdad.

Fuente: Granma (Cuba), el 5 de agosto de 2018

 

内容(2)

全体の数字を見るだけではだめだ。1試合ずつ細かく見ていかないと事実は分からない

出所:2018年8月5日付、Granma(キューバ)

 

ここがポイント(2)

今日のメインの表現です。

「上っ面の数字だけ見ても、その数字の中身は細かく見ていかないと分からないよね」っていう意味です。

この場合だと、

 

・キューバ代表の成績は、結果の数字だけ見ると非常に良かった

・ただ、メダルを逃すという結果に終わった

 

・数字は良かったのに、なぜ結果が伴なわなかった?

・よく見てみると、試合ごとに出せたパフォーマンスにバラツキがった

 

・打線のバラツキが顕著だった。

・ほとんど打てなかった最初の4試合と、打ちまくった最後の3試合があった

 

応用のオプション(2)

コレをふまえると、たとえば、

 

・全体の数字だけ見てもダメだよ

“Los números no pueden verse solo globalmente”

 

・部門ごとに見ていかないと事実は突き止められないよ

= “Hay que desmenuzarlos departamento a departamento para encontrar la verdad”

 

・そうしたら、どこの部門が改善策を打たないといけないか明らかになるじゃん

= “Así, quedará claro qué departamento tendrá que tomar medidas correctivas”

 

こんなふうに応用ができます。

 

例文(3):なんで〇〇が起こり得る?

Vale la pena preguntar: ¿el equipo llegó en forma a la competencia fundamental? ¿Cómo es posible que marcáramos solo ocho carreras en los cuatro primeros partidos y más de veinte en los tres restantes?

Fuente: Granma (Cuba), el 5 de agosto de 2018

 

内容(3)

代表は大会に良いコンディションで入れたのか?その質問はする価値があるなぜ、最初の4試合で8得点だったのが、残りの3試合で20得点以上なんて事があり得るのか

出所:2018年8月5日付、Granma(キューバ)

 

ここがポイント(3)

この文章のポイントは、¿cómo es posible que 接続法過去?” となっている点です。

話者のどういうイメージが接続法に投影されているのかは分かりません。

 

ただ、「なーんでそんな事が起きたんだ?」と、理由が理解できない点を強調して問いただす。

そういうシチュエーションでの1つの「型」として覚えていいと思います。

 

応用のオプション(3)

コレをふまえると、たとえば、

 

・なんで今月の売り上げが8台だけなんて事になるんだ?

¿Cómo es posible que vendiéramos solo 8 unidades en este mes?

 

こんなふうに応用ができます。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・トリエンテとアヤラはベンチスタートだったが、最終的には最も結果を出した2人だった

= Torriente y Ayala abrieron sentados en el banco y resultaron ser los dos mejores bateadores

 

・ほかの選手より休養がとれていたという事か?

= ¿Estaban más descansados que los demás?

 

・疑問はたくさんある

son muchas las interrogantes

 

・バランキージャでの大会でキューバ史上最悪の国際試合参加は幕引きをむかえた

= con Barranquilla cayó el telón de la peor campaña internacional del béisbol cubano

 

・コロンビアでの大会

= la justa colombiana

 

・大会のレベルはキューバ代表メンバーのレベルより低かった

= cuyo nivel estuvo por debajo del de nuestros jugadores

 

・少なくとも私にはそう見える

= al menos así lo veo

 

・キューバがスポーツの分野では強かった

= Cuba dominaba el panorama deportivo

 

・全ての種目においてたくさんのメダルを獲得する

= ganar medallas a granel en todas las disciplinas

 

・欠かす事ができないメダル

= una presea que no podía faltar

 

・国民の情熱、野球

= la pasión nacional, el béisbol

 

・巻き返しのチャンスがなかった

= no había oportunidad de recuperación

 

・希望をなきものにするには十分だった

= eso fue suficiente para dar al traste con la aspiración

***dar al traste = destruir, romper, echar a perder

 

 

・キューバ全国民が願っていたタイトルの奪取

= retener el título que todo nuestro pueblo ansiaba

 

・左投手セイセルのカーブに苦しんだ

= el zurdo Seisel, cuya curva hizo estragos

 

・打線が爆発した

=el equipo se soltó a batear

 

・ドミニカを敗退に追いやる

= poner fuera de combate a Dominicana

 

・ニカラグアを大差で下す

= derrotar por amplio margen a Nicaragua

 

・明らかに

a todas luces

 

・望みの結果を出せなかった

= no dio el resultado apetecido

 

・チームの成績をじっくり見てみると

= Si observamos con detenimiento las estadísticas colectivas

 

・キューバは素晴しい防御率で投手部門トップ、守備でもトップだった

= Cuba fue líder en pitcheo con un excelente promedio de carreras limpias y en fildeo

 

・7試合でエラーは2つだけだった

= cometer solo dos errores en siete salidas al diamante del parque

 

・1イニングに5得点してメキシコ戦で勝利した

= se alcanzó el triunfo ante México marcando cinco carreras en una sola entrada

 

・1得点で試合が決まった

= decidido por una anotación

 

・9残塁だった

= dejar nueve corredores congelados en las almohadillas

 

タクミ

 

“監査の対象期間” をスペイン語で何という?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のサポーター、Study Spanish。

あなたのスペイン語の幅を広げてくれる言葉づかいを紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では「監査の対象期間」の言い方を紹介します。

今日は、こんな言い回しに出会いました。

 

「監査の対象期間はいつになりますか」

“¿qué lapso se auditará?”

 

今日表現のポイント

今日のポイントは、“¿qué lapso?”  で、「対象期間」という意味を出している点です。

“¿qué lapso?”  は直訳すると、「期間はどれ?」です。

 

日本語で言う「対象」を表したいときには、スペイン語では具体的に表現します。

この “¿qué lapso?” にしても、日本語は「対象期間」としてます。

 

しかし、スペイン語では「対象」とか言いません。

具体的に「いつの期間?」と直接的に表します。

 

「対象」は便利な日本語です。

ただ、スペイン語にするときには、変換の選択肢を知っておかないといけません。

 

応用できるシチュエーション

「〇〇の対象期間はいつ?」と言いたい場合、“se auditará” の部分を置き換えます。

たとえば「調査対象となるのはいつの期間?」と言いたい場合、

 

調査対象となるのはいつの期間?

=¿Qué lapso se investigará?

 

となります。

そこまで難しくないです。

 

ビジネスでつかえそうです。

 

応用できる「型」を増やして表現力を伸ばす

前の投稿でも説明してますが、型となる文章の

 

・状況によって変わらない固定の部位

・伝えたい内容次第で入れかえる変動する部位

 

この2つを見極めないといけません。

固定の部位さえ押さえたら、あとは伝えたい事に応じて変動部位を入れ替えるだけです。

 

私は表現力を高めるためには、どれだけこの「型」を数多く持てるかだと思います。

だから、文章の形(構文)を覚えろという参考書が英語だといっぱいあるのです。

 

「型」で空いた部分を埋めていくという意味では、外国語はパズルに近いと感じます。

決まった構造の中に、自分が必要なパーツをはめていく感覚です。

 

過去記事

 

「対象」はスペイン語訳に困る日本語の代表格

study-spanish.hatenablog.com

 

この過去記事でも説明しましたが、スペイン語にしづらい日本語ってかなりあります。

その代表格のひとつが、「対象」です。

 

今日は、この「対象」ネタの続きで、「対象期間」にスポットを当ててます。

「対象」の言い方については、上の記事にいくつか事例を出しました。

 

「格調高い響き」を出すために

まあ、“¿desde cuándo hasta cuándo?” と言えば、通じます。

「いつからいつまで」=「対象」という解釈です。

 

ただそれだと、「格調の高さ」(大人が話している感)がない。

そこで、“lapso” とかいう単語で端的に質問できると、「デキる感」が出せます。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、ペルーで最も有名な新聞、エル・コメルシオからの抜粋です。

国の機関に監査が入る件について、監査執行機関のボスにインタビューしてます。

 

 

(例文)

Pregunta:

¿Qué lapso se auditará?

 

Responde:

Desde el 2015, igual que en el CNM y en el Poder Judicial. En el Congreso también se va a acreditar una auditoría de cumplimiento para revisar todos los bienes, servicios, obras o contratación de personal que ha hecho el Congreso en las dos últimas legislaturas.

Fuente: El Comercio (Perú), el 8 de agosto de 2018

 

(内容)

質問:

監査の対象期間はいつになりますか?

 

回答:

CNM、司法省と同様に2015年から(が対象期間)です。国会でも、すべての資産、サービス、工事の見直し、また、直近2期の間に国会が行った採用の監査を行います。

出所:2018年8月8日付、El Comercio(ペルー)

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

“司法を歪曲する意図はない” をスペイン語で何という?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のサポーター、Study Spanish。

あなたのスペイン語の幅を広げてくれる言葉づかいを紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では、“司法を歪曲する意図はない” の言い方を紹介します。

私が今日出会った言い回しはこれでした。

 

“司法を歪曲する意図はない”

no hay voluntad de torcer la justicia”

 

表現のココに注目

今日の表現で注目のポイントは次の2点です。

 

(1)「意図」= “voluntad”

“voluntad” は「意志」という意味で覚えている人がほとんどだと思います。

ただ、こういう「意図」という意味でも使うことができます。

 

(2)「歪曲する」= “torcer”

日本語にすると「歪曲する」で、特別な何かは感じられないかもしれません。

ただ、“torcer” という単語のチョイスがイイです。

 

“torcer” は、手や足を「ねじる」という意味があり、日常語です。

ただ、こういう「司法」とかと組み合わせると、気が利いた単語に聞こえます。

 

非ネイティブだと、なかなかパッと口から出て来ないチョイスのはずです。

そういう観点から、取り上げました。

 

応用の「型」とシチュエーション

この「型」は2つのパーツに分けて考えます。

まず、“no hay la voluntad de…” は不動のかたまりです。

 

“no hay la voluntad de…” = 「~する意図(意志)はない」です。

「型」のこの部分は、何があっても固定です。

 

場面に応じて変化させるのは、“torcer…” の部分です。

例文では、“torcer” の対象が司法だったので、“la justicia” となってます。

 

この “la justicia” を “torcer” の対象に応じて入れ替えればいいだけです。

“torcer” の対象として今パッと頭に浮かぶのは、「ルール」の類ですね。

 

・手続き(手順)= “el procedimiento” とか “el proceso”

・ルール= “las reglas” とか “el reglamento”

・枠組み= “el marco” とか “el esquema”

 

あとは、

 

・「解釈」= “versión”

・「事実」= “realidad”

 

とかも “torcer” の対象としてあり得ますね。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、ペルーで最も権威ある “エル・コメルシオ” からの抜粋です。

セサル・サン・マルティンという最高裁の裁判官に関するニュースです。

 

 

(例文)

César San Martín sostuvo que trataba de pedir que se subsane un retrato respecto al mencionado caso, “el cual ya estaba resuelto y con sentencia pero que faltaba notificar a los organismos pertinentes, por tanto no hubo voluntad de torcer la justicia.

Fuente: El Comercio (Perú), el 8 de agosto de 2018

 

(内容)

セサル・サン・マルティンは、上記の件に関する手続きの遅れを解消するよう依頼しようとしていたと主張した。この手続きはすでに完了していて判決文もあったが、関係機関への通知だけがなされていなかった。従って、司法を歪曲するような意図はなかった

出所:2018年8月8日付、El Comercio(ペルー)

 

このニュースの背景

サン・マルティンは、ペルー最高裁の現役裁判官。

過去には、最高裁の裁判長もした人です。

 

そのサン・マルティンが最高裁裁判官という立場を不当に利用したんじゃないか?

そういう疑義が持たれているという件です。

 

分かりやすく図解しました。

登場人物と機関の名前はコレです。

 

(1)サン・マルティン(ペルー最高裁裁判官)

(2)サン・マルティンの姉(認知症がある)

(3)ワルテル・リオス(カジャオ地方裁裁判長)

(4)名前不詳(カジャオ家庭裁裁判官)

(5)SUNARP(ペルーの政府機関)

(6)RENIEC(ペルーの政府機関)

 

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どうもサン・マルティンの姉が認知症があるようです。

それで、カジャオの家裁にサン・マルティンが姉の成年後見制度の適用を申請していました。

 

成年後見制度は、“interdicción civil” が専門用語みたいですね。

http://resultadolegal.com/interdiccion-civil/

 

成年後見制度の説明(日本語)

https://www.seinen-kouken.net/index.html

 

サンマルティン姉のケースは、家裁での手続きはすべて終わっていたのですが、家裁から2つの政府機関(SUNARPとRENIEC)への通知が2週間も手つかずでした。

 

サン・マルティンは、カジャオ家裁から政府機関への通知が速く行われるよう、カジャオ地裁のワルテル・リオス裁判長(当時)に電話して、カジャオ家裁の女性裁判官(名前不詳)に「急げ」と言うよう依頼(半ば指示)をしました。

 

このサン・マルティンとリオスの電話が録音されていたのです。

それが、地元メディアの手によって、公表されました。

 

録音の文字起こしはコレ

 

この電話の中でサン・マルティンが “presionar” という言葉を使っています。

それが「権力の濫用にあたるんじゃないか?」という議論を巻き起こす事になりました。

 

さらに、サン・マルティンの電話相手であるリオスは、カジャオ地方裁の裁判官の人選で、彼と仲がいい人物が選ばれるよう裏で手を回していたという疑いで、身柄を拘束中されています。

 

(他にも疑いをもたれている案件が複数あります)

 

そういう汚職のイメージがついた人物とコンタクトを取っていたというのも、サン・マルティンにとってはネガティブに働きました。

 

ペルーはすぐ録音の音声が出る

ペルーって、こういうえらい人同士の会話の音声がリークされます。

あきらかに隠された録音です。

 

公にされるとマズイ内容をペルーで話すときは、隠し録音に注意してください。

海に水着だけで入って話をするくらいの事をしないと安心できないですね。

 

元外務省の佐藤優氏が、いい年齢のオッサンが2人きりで海に入って話をしていたら、

かなり機密レベルが高い情報のやり取りをしている可能性があると言ってました。

 

佐藤氏が初期に出した作品がこれ。

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)

 

 

ペルー独特の言葉づかい

サン・マルティンとリオスの会話の中で、ペルーの表現が出てきたので紹介します。

ペルー以外でも使われている可能性はあります。

 

・“al toque” = すぐに = “inmediatamente”

・“cojudez” = バカげたこと = “tontería” “ridiculez”  ← 知らんかった

 

こういう地域ごとの多様性は、スペイン語の醍醐味ですね。

もっと知りたい。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

ブログ連続更新100日のふりかえり(開設から143日目)

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳タクミです。

 

2018年8月7日、ブログ連続更新が100日に達しました。

これを土台に、今後の当ブログの発展策を考えたいと思います。

 

衝撃:100日前から何も成長してない

まず、このブログを開設して、1か月経ったときの記事を読み返してみました。

 

過去記事:ブログ始めて1か月

study-spanish.hatenablog.com

 

読んでみて衝撃でした...

100日以上経っても、私はあの頃から根本的に変わってない...

 

・自分が今感じている問題意識

・100日以上前に感じていた問題意識

 

これがほぼ一致してる。

人間とは恐ろしい...

 

悪いところには無理やりメスを入れないと、同じ問題ってずっと引きずるんだと目に見えて分かった。

改善の項目を設定して、1記事ずつ、項目の要素を反映させていこう。

 

この外科手術は、かなり大変そうだ。

でも、やるしかないな。

 

・分析して、改善していく分解的なアクション

・毎日ひたすら更新するという、構築的なアクション

 

このベクトルが違うアクションをどう、デイリーレベルで共存させるかが課題だ。

これは大変だな〜。

 

気がついたら連続100日更新してた

100日更新を続けてみての感想です。

 

・30日に近づいた頃、

「なんとか継続してみよう」と思っていた。

 

・50日に近づいた頃、

「なんとか継続してみよう」と思っていた。

 

・60日に近づいた頃、

「もうすぐ2か月なんや、2か月はなんとか続けよう」

 

・100日に近づいた頃、

「なんとか大台に乗せてみよう、なんか起こるかもしれん」

 

・100日経ってみて、

「別になんも変わらんやん、明日なにをネタにしよう?」

 

続けるだけじゃあ、何も結果は出ませんね。

「量」だけじゃなく、「質」も大事です。

 

 

ブログへのアクセス状況

・1日あたりのPVは、15〜40のあいだ

・1日あたりで一番多いPVの数値は、20前半〜30前半のあいだ

 

・15まで落ち込んで、20〜30台をキープしたあとに40くらいにハネる。

・そのあと、15くらいまで右肩下がりで落ちる。

 

・土日にPVが落ち込む傾向がある。

・オーガニックサーチが一番多い。

 

・直接ブログに来てくれる人が1日あたり、3〜5人ほど。

・デバイスでは、スマホが70%、PCが25%、タブレットが5%ほど。

 

・読者の90%は日本在住者。

・その他、ラテンアメリカの5か国で1〜2%を分け合う感じ。

 

ツイッターの状況

・フォロワーが50に届きそうなくらい。

・ちゃんとアカウント運営してるユーザーのフォロワーはわずか。

 

・ブログ更新はツイッターに連動も、いいね等のアクションは皆無。

・「この記事から、このスペイン語を紹介する」という通知ツイートにも反応がない。

 

継続更新するためのモチベーション

・キューバに行きたいという夢

・ブログは資産になるというロマン

・サラリーマンとは違って、売った時間分だけ給料になるわけじゃないけど、工夫をしながら続ければ、何かの結果につながる可能性があるというロマン

 

毎日更新中の心境の変化

・途中までは、その日暮らし

→ その日の記事をその日に書いてアップ

→ 心に余裕がなかった

 

・途中からは、3日分の投稿を蓄積するようにした

→ 心に余裕ができた

 

・最後の方は、7日分の投稿を蓄積するようにした

→ もっと心の余裕ができた

→ MAX11日の蓄積まで持って行ったら、心の余裕が違った

 

・今でも、蓄えられるだけ蓄えるようにしてる

→ 2、3日の旅行や病気は、毎日更新の障害でなくなった

 

毎日更新するための仕組みづくり

・原稿の蓄積

・スキマ時間があったら、とにかく記事を書く

 

・いつも、紹介できそうな表現がないかとアンテナを立てておく

・スペイン語をネタにできないときは、旅レポなど代わりのネタを記事にする

 

ベルナル

シワタネホ

 

毎日更新のプロセスで改善できた点

アイキャッチのデザインは無料フォトに文字を入れるだけだった

→ canva をつかってよりデザイン性を上げた

→ アイキャッチのサイズを統一できた

→ 見栄えは格段に良くなったはず

 

本文の加工では、見出し、囲み線、文字のカラー、フォントサイズ、太字など、読みやすい工夫をしていたつもりだった

→ 見出し、囲み線、文字カラーだけを限定的につかうスタイルに統一

→ 自分でスマホで見た限りでは、こちらの方が読みやすくなっていると感じる

→ 文字が途中で大小すると、目が遠近感の調整をしないといけなくて大変

→ ブログ編集作業時間の短縮にもつながっている

 

文章をなるべく短くする

→ 2つの文章を1セットでつづる事を徹底

→ いくつかの要素を羅列する場合には、箇条書きを使う事を徹底

→ PC画面で見て、1行にする事を徹底

→ 平仮名ばかり、漢字ばかりにならないように気をつけた

→ 読み疲れない文字の配置になるよう心がけた。

 

 

毎日更新のかたわら、絶えず自問自答していること

・「スペイン語」って、とてつもなくニッチで、ニーズが低いんだろうなと感じる。

・このブログっていつかお金を呼んでくれる資産になるの?はなはだ疑問。

 

・自分の投稿を読んで面白いのって俺だけじゃないか?と思う。

・読んでほしい相手が記事レベルで定まっていない。

 

・文字だけで、自分の言いたいことを説明するのに限界を感じる。

(音声をつかえば、少しは説明に奥行きがでるんじゃないか?)

 

・更新することが目的になってないか?

(読んでくれる人にとって、役に立つ or 感情を動かされる文章になってない)

 

 

ワードプレスへの移行はしていない

理由1:アクセス数がまだ小さい

まだ、ワードプレスへの移行はしてない。

たしかに、ワードプレスであれば自分の資産にできるという利点は理解できる。

 

ただ、まだ自分のブログは日に多くて40人の方にしか届いてない。

そんな現状であえてワードプレスに移行すべきだとは到底思えないのだ。

 

40人というのも、「はてな」というエンジンがあってこその数字だと思うし。

 

・1日あたり何人のアクセスがある?

・月平均、何人のアクセスがある?

 

この辺りの数字がどのくらいになったら、ワードプレスに移す。

これを今から決めておこうと思う。

 

理由2:コストをかけるのは回収の見込みが立ってから

自分はどうしても形から入ってしまう傾向にある。

ゴルフを始めるのに、かっこいいクラブとウェア購入から始めてしまうタイプ。

 

何かを始めるのにコストがかかるタイプだ。

これまでも、ワードプレスでブログ立ち上げようとして、2度挫折。

 

  • 1度目は、初期設定でつまづいてしまったという技術的な問題。

(たしか、Google Analytics とのひも付け方が分からなかった)

 

  • 2度目は、形だけ作って、発信したい内容がなかったという問題。

(たしか、行間のあけ方が分からないという問題もあった)

 

いずれのケースでも、数か月分のサーバー代とかをドブに捨てた。

手元に残ったのは、「俺は文章さえも書けないのか...」という敗北感。

 

自分の場合、「お金をどれだけ投資したか」って強制力にならない。

むしろ、「どれだけ自分が汗水垂らしたか」ってところが、強制力になる。

 

これだけ投資したんだから、結果出したい...

→ がんばる圧力が働かない

 

これだけやったんだから、結果出したい

→ 何が何でも結果ださないとマズイ、という圧力が働く

 

どちらも、「投資」であることは共通してるはずなんですが...

自分で自分のスイッチを押すって、すごくむずかしいですね。

 

これだけ、自分の空き時間を投じて毎日更新した。

だから、結果出さないとマズイ...

 

こっちの方向に自分を追い込もうとしてます。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

このブログを意義あるものにしたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

メキシコ太平洋岸のリゾート地、シワタネホで行ったレストランをレビュー

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快適に記事を読んで頂くため、記事中の写真は解像度を意図的に下げています。

ちゃんとした写真が見たい方は、ググってみてください。

 

おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のためのメディア、Study Spanish。

今日はスペイン語の紹介はしません。

 

今日はメキシコ旅記事

今日はメキシコの旅記事を書きます。

テーマとなる旅先は、

 

・メキシコのゲレーロ州にある

・シワタネホというリゾート地です。

 

このシワタネホは、かなり前からリゾート地として有名です。

あるのはビーチくらいですが。

 

この記事では、シワタネホに行ったときに私が使ったレストランのレビューをします。

読者の方で行くご予定がある方の参考になればと思います。

 

前回の旅レポはこちら。

 

 

治安、大丈夫?

ゲレーロ州は、アメリカ政府の職員が行くのを禁止されている州です。

渡航禁止の理由は治安が悪いからです。

 

実際に行ってみて思うのは、「観光ゾーンにいれば危険な目にあう可能性は低い」。

観光客が行くような場所は、軍隊も警備してます。

 

ただ、できるかぎり避けたいのはシワタネホへの陸路移動です。

今回は危ない感じはしませんでした。

 

ただ、途中で車が故障したら...

山賊におそわれて、そのまま姿を消した...

 

みたいなことも大いにありえます。

メキシコの田舎は怖いです。

 

日本の田舎とは全く違う。

飛行機移動を選びましょう。

 

シワタネホはどんな人が行くべき?

シワタネホはこんな人におすすめ

・カンクンにはもう行った

・ロス・カボスにも行った

・プエルト・バジャルタにも行った

・アカプルコにも行った

・ウアトゥルコにも行った

・メキシコの代表的なビーチリゾートはだいたい行った感がある

・単なる興味本位で別のビーチリゾートも試してみたい

 

シワタネホに行かない方がいい人

・まだ、メジャーなリゾートに行ってない

・整備された快適なリゾートを体験したい

 

シワタネホの優先度は低め

私はメキシコ国内のいろいろなリゾートに行きました。

そのなかの比較では、シワタネホのオススメ度は低いです。

 

もし、カンクンとかに行くチャンスがあるなら、カンクンとかに行きます。

シワタネホじゃなくて。

 

それを大前提にして参考にして頂ければと思います。

 

この記事が参考になる人

・詳しいガイドはいらない

・「ココ行っとくべき」 or 「行く必要なし」の答えだけ欲しい

 

そんな人向けです。

 

たとえば、

・ちょっと写真を見て、雰囲気だけでも知れたらいい人

・お前が使ったレストランの良し悪しだけ教えてくれたらいいと思う人

 

この記事が参考にならない人

この記事、親切な旅のガイド記事を欲している人には向いてません。

具体的には、

 

・バスやタクシーなどを使ったレストランへの詳しい行き方を知りたい人

・オススメのメニューを複数知りたい

 

こんな人には役に立たない記事です。

 

筆者が今回行ったレストラン

今回の旅では、4件のレストランをつかいました。

それでは1件ずつ、今回得られた情報をシェアします。

 

レストラン選びの注意点

行く前に営業中かググってみてください。

特に、海鮮料理は夜7〜8時閉店のところがほとんどです。

 

あと、日曜日は休業の店が結構あります。

滞在が日曜日に当たってしまった場合には、レストランのチョイスが狭まります。

 

(1)Restaurantes Mexicanos Any

・ここは、メキシコ料理を体験した人にオススメです。

・夕食と朝食で2度、行きました。

・朝食がオススメ。メキシコっぽさがより感じられる。

・海鮮は専門じゃない。

・値段はふつう。

 

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筆者が食べたメニュー(夜)

アラチェラ(やわらかい牛肉ステーキ)

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紫のトルティージャがついてきます。

じゃがいものプレはイマイチだったな。

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もう一つが、溶けたチーズ。

小麦粉のトルティージャと一緒に食べます。

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チーズの味はふつうのメキシコスタンダードでした。

チーズ慣れしてない日本人が食べると感動するかも。

筆者が食べたメニュー2(朝)

ポソーレ

メキシコでポピュラーなトウモロコシのスープです。

このポソーレは、豚のダシでした。

 

濃厚な豚骨スープみたいだった。

ラーメン入れて食いたくなった。

 

豚肉のほぐれ具合がチャーシューぽくて。

醤油を垂らしたら、イイ感じのラーメンスープになったはず。

 

海沿いにいるのに、この旅一番のアタリが豚料理とは...

メキシコって、やっぱり海鮮の活かし方が下手。

 

上に浮かんでるのが、豚のさき肉です。

アボカドとレモンの横にある四角い田舎のチーズも最高。

 

これはガチで田舎でしか手に入らない。

数も少なくて、日持ちしないから。

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この朝のもう一品は、オアハカスタイルのタマルでした。

バナナの葉っぱで包むのがオアハカスタイル。

 

トウモロコシの葉っぱで包むのが普通のやつです。

オアハカの方が、脂っこい。

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テーブルにサルサが3種類運ばれてきた。

これはすべて試さねば。

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3種類のサルサをかける。

強いて言うなら、赤いソースがこのタマルには合う。

 

ただ、全部辛い。

ここの街の人は、辛いのがベースみたい。

 

辛いの感覚がちょっと違う。

勝手にハバネロ入れてくるし。

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(2)El Tiburón de la Costa

・海鮮レストラン。

・立地と雰囲気はイイ。

・価格帯は高いと感じます。

・味は別にウマくないです。

 

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このレストランの向かいは、“京都広場”。

なぜか、鳥居がある。

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筆者が食べたメニュー

カニスープ

 

まあ、もう食わんでいい。

不味くはないけど、また食べたいという感動はなかった。

 

カニのボディの肉はうまかったな。

ただ、肝心のスープにカニの存在が全く感じられず。

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この旅の連れは、エビを食べた。

うまかったらしい。

 

私はエビが嫌いなので、評価はできない。

ここじゃないと出せない、エビの味か?と問い詰めてしまった。

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(3)Mariscos El Gabo

・衛生状態が少し気になる。

・地元民が行く店の雰囲気。

・味は良し。

・値段は案外高い。

 

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衛生面に敏感な人にはオススメしない。

通り沿いで、生魚調理してるから。

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このスパゲティは食ってみたかった。

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筆者が食べたメニュー

タコのコンソメ

 

もう、注文しない。

タコの茹で汁に、紫玉ねぎとトウガラシを入れただけ。

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セビーチェ(メキシコスタイル)

 

何度でも言うが、こんなのセビーチェじゃない。

メキシコ人全員、ペルーに正しいセビーチェの作り方を勉強しに行くべき。

 

火が通った魚をトマトケチャップであえたもの...

この描写で味はなんとなくイメージがつくはず。

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そして、まさかの “sashimi” (笑)

この店は、テーブルの上にキッコーマンの醤油が置いてあった。

 

醤油とレモン汁に、うっすく切った魚の切り身。

これだけ消毒すれば、雑菌は死ぬだろう。

 

レモンが入ってなかったら、ふつうに白飯の上にのせて食べたい感じ。

刺身...というよりは、漬けとカルパッチョの間という印象。

 

味は悪くない。

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連れが食べた、エビのコンソメ。

私が頼んだタコの茹で汁に負けず、激辛だった。

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“No me haga tan picante”

“No me gusta tan picante”

 

辛いのが苦手なら、注文するときにこう言いましょう。

(冒険がしたい人は、サプライズを楽しんでください)

 

(4)名前忘れた

・Hotel Embarc Zihuatanejo 内の昼食用レストラン。

(今回はこのホテルに2泊した)

・全体的に、高い、量少ない。

・典型的な "高級" リゾート内のレストランの価格設定。

・うっかり写真も撮り忘れてしまった。

 

私が食べたのは、海鮮のスープにチーズが溶けているもの。

"Cazuela de Mariscos"(カスエラ・デ・マリスコス)といいます。

 

味はまあまあ。

そんなに悪くなかった。

 

実体験を踏まえたモデルコース

・朝食は... Restaurantes Mexicanos Any で、ポソーレ&タマル。

 

・昼食は... Mariscos El Gabo で、サシミを試す

(Hotel Embarc 宿泊の人は、ホテル内で “cazuela de mariscos” を試す)

 

・夕食は... その辺で肉とかハンバーガーでも食べましょう。

(夕食のネタがないです)

 

今回の食事の総括

今回はトライをする回数が少なくて、逸品を見つけられなかった。

私にとっては、ローカルのウマい食べ物さがしが旅の最大の楽しみなので、残念でした。

 

メキシコはなかなかウマい海鮮料理がない。

しかも、海の近くほど案外そうなんだ、これが。

 

あるか分からないうまい海鮮料理を探すため...

それだけのために、さすがにシワタネホまで行かないな(笑)

 

何かのきっかけでシワタネホに行って、ウマい店を見つけた人。

ぜひ、私にも情報ください。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語圏を旅行したい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

あとがき

自分はやってないけど、やってみたかったこと

 

・夕焼けの時間に、ビーチを馬で歩く

・ウミガメの放流(9月がシーズン)

・イルカと泳ぐ

・海鮮レストラン全制覇

 

タクミ

Mission Impossible 6/Fallout は ミッション・インポッシブルのファンなら観ておいて損はない

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳/アクション映画コメンテーターの、タクミです。

 

今日は「一歩先のスペイン語つかいを目指す」とか堅苦しい話はしません。

この前に観た、Mission Impossible 6/Fallout(以下、MI-6)の感想をつづります。

 

 

MI-6はオススメ

結論としては、MI-6 オススメです。

他に観たい映画がないなら、MI-6 を選んでおいて間違いはない。

 

自分は全体の親切な批評とか苦手です。

なので、印象に残ったところだけ、かいつまんで説明します。

 

ネタバレ注意

ネタバレ注意です。

事前にストーリーを知りたくない人は読まないでください。

 

ストーリーラインに目新しさはない

アメリカのウランが盗まれてしまった。

今回は、それを取り戻すためのミッション。

 

ウランがテロリストの手に渡ってしまった場合...

世界複数の都市が核攻撃の対象となってしまう可能性がある...

 

これが今回の MI の土台となるストーリーです。

なんか既視感ありませんか?

 

“ありがち” な設定

こういうアクション映画では、“ありがち” な設定です。

 

→ ウランの回収をする作戦をしていた

→ 謎の集団にウランを奪われた

 

→ ウランの取引きを行う人物への接触を試みる

→ ウランと悪者にたどり着くために、やむなく悪い事に加担するフリをする

 

→ 主人公がむかし捕まえた悪の親玉を、やむなく逃がす

→ アメリカの中にも裏切り者がいる

 

→ 主人公が濡れ衣を着せられそうになる

→ 主人公をサポートする脇役たちがいる

 

→ エージェントをサポートする政府のなかでもせめぎ合いがある

→ カーチェイス(追いかけっこ)

 

→ 主人公と美女の恋模様

→ 悪の親玉が美女を人質にとる

 

→ 爆弾がカウントダウンをはじめる

→ ギリギリで爆弾を解除

 

→ 内部の裏切り者が誰かわかる

→ 主人公と最後に格闘した末、裏切り者は凄惨な死に方をする

 

映画のストーリーにも「売れる型」がある

こういうストーリーって、アクション映画が共通して備えてる要素だと思います。

分かってるんだけど観てしまうし、楽しめてしまう。

 

「同じからくりなのに、なんで満足するんだろう?」って疑問に思いませんか?

 

「こうすれば、人は満足する」っていう法則みたいなものがあって、

脚本家は、その法則(売れる型)の中にストーリーを落とし込んで行ってるだけ。

 

そんな気がするんです。

アクション映画を観る人って、分かりやすい設定を求めてると思うんです。

 

私、含め。

変にストーリーに感情移入とかしたくないんですよ。

 

イーサンの魅力=スキ

あと主人公のイーサンを観ていて思うことがあります。

完璧すぎる主人公って、魅力がないんじゃないかって。

 

イーサンってスキがあるんです。

主な弱点はこのあたりでしょうか。

 

・作戦なく、行き当たりばったりで解決策を考える

・スパイのくせに、冷酷さがない(ムダな殺しはしない)

・女性に弱い(女性は守る、傷つけない)

 

イーサンを観てると、

 

隙(スキ)= 好き = 魅力

 

っていう公式が当てはまるのかな...て思える。

 

漫画でも映画でも主人公が万能みたいなことはないし。

だから、主人公にない強さを持つ脇役がいるわけで。

 

確かに、ゴルゴ13みたいなのもアリだけど。

 

・完璧

・用意周到

・リスクは全排除(容赦無く殺す)

 

やっぱゴルゴが完璧すぎるだけに、ゴルゴ13には脇役が育つ余地がない。

他のキャストとの掛け合いがあまりないストーリーになってしまう。

 

(ゴルゴ13は好きなので、誤解なきよう)

 

イーサンの恋愛模様

(1)イルサ(レベッカ・ファーガソン)

詳しくは覚えてなかったんですが、イルサが前作から続投です。

イーサンの相手役となる女性です。

 

イルサはイギリス、MI6 のスパイです。

テロ組織、シンジケートに潜入していました。

 

今回は、MI6 の命令で、悪の親玉を殺す命令を受けています。

その過程で、イーサンと対立しそうな関係に。

 

ここで、もどかしさを感じさせるのは、イーサンもイルサも互いを愛している事です。

ただ、2人とも任務があるので、めんどくさいことになります。

 

「邪魔するな」

「敵にしたくない」

 

エージェントとは思えない、人間味あふれたやりとりが出てきます。

劇中の流れだと、表向きは別れているみたいです。

 

でも、好きだという感情は消えてないみたいです。

こういう煮え切らない男女関係、キライじゃないです。

 

(2)ホワイト・ウィドウ(バネッサ・カービー)

最初の1/3くらいしか出てこないのですが、一番印象に残ったのはこの女性。

あとで調べたら、トム・クルーズと結婚するしないの噂があるみたいですね。

 

劇中では、いろんなものを闇で売り買いしてるブローカーみたいです。

今回はウランの売り買いをするようで、イーサンが接触します。

 

闇世界で生きてる女性だけあって、強い男が好きみたいです。

で、イーサンに惹かれます。

 

で、自分からイーサンにキスをする。

そういう現実ではなかなかありえない感じ、イイです。

 

キスしたあとに、ウランが欲しいなら、プラスでもう一つ条件があるって...

強気でイーサンに条件を課してくる強権的な感じもイイ...

 

(3)ジュリア(ミシェル・モナハン)

3作目だったっけ?

この人がヒロイン役なのは?

 

イーサンはジュリアと一旦結ばれます。

でも、何かの理由で別れることに。

 

別れたあと、彼女は狙われないように身を隠して生きます。

イーサンはそんな彼女を遠くから見守っています。

 

イーサンはジュリアの事を今でも思い続けてる。

予期せぬ形で今回はイーサンと再会します。

 

こういう今でも想い合ってるけど、一緒になれない...

こういうのも、もどかしくて切ないですね。

 

イルサとジュリアのコンタクト

ジュリアとイーサンが再会した場面では、イルサもその場に居合わせます。

 

・イルサは、イーサンがジュリアの事を忘れていない

・ジュリアは、イーサンがイルサを大事に想っている

 

それに直感的に気づきます。

それが、敵対心にならずに、お互いを認める心になっているのがイイ。

 

イルサとジュリアが認め合うことは、イーサンの心の中を尊重する行為でもあります。

変にイーサンの心の中を自分だけで染めないといけないみたいなのがなくて、イイ。

 

イルサとジュリアだけがやりとりする場面はないです。

なので、ちゃんとは描かれていません。

 

ここでイイ立ち回りをするのが、脇役のルーサー。

初回作からずっと出てる人です。

 

ルーサーが、イルサに語る場面があるんです。

イーサンが大事にしている女性は、2人だけ...と。

 

こういう脇役を重みのある脇役がやるとハマる。

アクションが多い映画の中で、このシーンだけゆったりしてる。

 

動きの中の静寂だからこそ、際立つ感じです。

 

消化不良だった部分

・CIA 長官の女性って、イイやつ悪いやつ?

・ウォーカーは、シンジケートのメンバー?

 

ただこれ、最初の15分を私が見逃してしまったせいかもしれません。

あと気になるところとしては、

 

・イーサンとイルサの今後

・次回作はある?

 

という点ですね。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

あとがき

今回は、夜10:30スタートの上演に行きました。

メキシコでそんな時間に出歩くのはよくないですね。

 

自分の車の横に一台だけ停まってて、自分が車に乗った瞬間にバイクが走ってきたので、メッチャ肝を冷やしました。

どうしても夜の上演に行く場合は、もう少し人が多い映画館を選ぶことにします。

 

 

タクミ

“〇〇の再現” をスペイン語でなんというか?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

一段上のスペイン語つかいを目指す人の味方、Study Spanish。

今日は、サッカーに関する論評からスペイン語を紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では、“〇〇の再現” を紹介します。

私が今日出会った言い回しはこれです。

 

“〇〇の再現”

“ser un reflejo de...”

“replicarse”

“se mira en el espejo de…”

 

ポイントとしては、“reflejo” と “réplica” のつかい方です。

文字での説明がむずかしい...

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、アルゼンチンのラ・ナシオンからの抜粋です。

 

 

「型」その1

(例文1)

¿Por qué la Superliga puede ser un reflejo de lo que pasó en el Mundial de Rusia?

Fuente: La Nación (Argentina), el 20 de julio de 2018

 

(内容1)

なぜスーペルリーガがロシアW杯の再現になりうるのか?

出所:2018年7月20日付、La Nación(アルゼンチン)

 

説明その1

「XX は YY の再現」と言いたい場合、

= “XX es un reflejo de YY” という「型」にあてはめられます。

 

この例文の場合だと、

= “la Superliga… ser un reflejo de lo que pasó en...Rusia” となります。

 

・XX = la Superliga

・YY = lo que pasó en Rusia

 

にそれぞれ該当します。

 

「型」その2

(例文2)

Mucho de lo que ocurrió en Rusia va a replicarse en nuestro medio.

Fuente: La Nación (Argentina), el 20 de julio de 2018

 

(内容2)

ロシアW杯で起きたことの多くはアルゼンチンリーグでも再現されることになる。

出所:2018年7月20日付、La Nación(アルゼンチン)

 

説明その2

「XX が YY で再現される」と言いたい場合、

= “XX se replica en YY” という「型」にあてはめられます。

 

この例文の場合だと、

= “...lo que ocurrió en Rusia...replicarse en nuestro medio” となります。

 

・XX = lo que ocurrió en Rusia

・YY = en nuestro medio

 

にそれぞれ該当します。

 

「型」その3

(例文3)

Reflejos que dejó el Mundial y que serán replicados por la Superliga.

Fuente: La Nación (Argentina), el 20 de julio de 2018

 

(内容3)

ロシアW杯で映し出されたサッカーの今は、スーペルリーガでも再現されるだろう。

出所:2018年7月20日付、La Nación(アルゼンチン)

 

説明その3

「XX は YY で再現される」と言いたい場合、

= “XX es replicado en YY” という「型」にあてはめられます。

 

この例文の場合だと、

= “...reflejos...serán replicados por la Superliga” となります。

 

・XX = reflejos

・YY = por la Superliga

 

にそれぞれ該当します。

 

「型」その4

(例文4)

La Superliga se mira en el espejo del Mundial.

Fuente: La Nación (Argentina), el 20 de julio de 2018

 

(内容4)

スーペルリーガはロシアW杯の再現

出所:2018年7月20日付、La Nación(アルゼンチン)

 

説明その4

この「型」は、「XX は YY の鏡の中で自分を見ている」という「型」です。

このままだと意味がわかりづらいですが、言いたいことは「XX は YY の再現」です。

 

 

う〜ん...

自分が着目してるところの1/10も伝えられてない!

 

純情な感動が空回りしてるな...

音声説明でも始めようかと思います。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・セットプレー

= la pelota parada

= el balón detenido

注:ロシアW杯のゴールの多くがセットプレーだった。全169ゴール中、73ゴールがセットプレー。PKが22ゴール、直接FKが6ゴール。この記事では、このサッカーの傾向にも注目しています。

 

・3百万の予算を渡されて、魅力的なプレーをしてボカに勝つことを要求される

= te dan un presupuesto de 3 millones y después exigen que se juegue lindo y ganarle a Boca

 

・ほんのわずかの間だけ代表監督をしたバウサ

= Edgardo Bauza... de fugaz paso por el seleccionado

 

・明らかになった

= quedó algo demostrado

 

・みんな人間、メッシも含め

= son todos mortales, Messi incluido

 

・今の時代の正解とみなされる

= establecidas como las nuevas verdades de este tiempo

 

・ポゼッション=勝利への唯一の道

= el fin de la posesión como modo excluyente de triunfo

 

・勝利への唯一の道とは思っていないが

= aunque no como única vía para alcanzar el éxito

 

・でも、それだけが唯一の要因じゃない

= pero no es excluyente

 

・優れた選手はチームを救えない。チームが輝くときに彼らも輝く。ベルギーがまさにそれだ。どこでもそういうことが起きている。

= las figuras no salvan las estructuras. Brillan cuando brilla el equipo, como en el caso de Bélgica. Eso ocurre acá y allá.

 

・優れた選手もチームのためにプレーする

= las figuras estarán al servicio de la causa

 

・孤高のスターはいなくなる

= no habrá estrellas solitarias

 

・スターのためだけに戦うチームもない

= ni equipos que jueguen exclusivamente para ellos

 

・スピードに乗ったプレーがしばらく主流であり続けるだろう

= la velocidad le seguirá ganando la pulseada a la pausa

 

・今の時代のスタイルだ

= todo un síntoma de estos tiempos

 

・イングランド代表の成果は計画の成果だ

= el conjunto británico es fruto de un trabajo de planificación extenso y exitoso

 

・U-20とU-17W杯の優勝国

= es el campeón actual de los Mundiales Sub 20 y Sub 17

 

・アルゼンチンのサッカーは待ってくれない:すぐに結果を求められて、結果が出せなければ追放だ

= el fútbol argentino no tiene tiempo: exige resultados o acaba en el destierro

 

・例外はリーベルのマルセロ・ガシャルド

= la excepción es Marcelo Gallardo en River

 

・プレーのスタイル:ガシャルドはポゼッションを信奉している

= el modo de juego: el Muñeco cree en la posesión del balón

 

・いつも攻撃的にいきたいと思っている

= siempre busco agresividad

 

・ポゼッション率 No.1 のチームだった

= fuimos el equipo con mayor porcentaje de posesión de pelota

 

・リーベルはポゼッション No.1 だった

= River fue el líder de la posesión

 

・リズムを変えてくれる、ボールを奪える選手

= jugadores que me den cambio de ritmo y también recuperación

 

・前に語った

= contó tiempo atrás

 

・平均60,7%

= con un promedio de 60,7%

 

・59.7%でラヌスが続いた

= lo siguió Lanús, dirigido por Jorge Almirón, con 59,7

 

注目すべきは:主役ではなかった、途中で脱落した

= lo llamativo: no fueron protagonistas estelares, se les cayeron las medias a mitad de camino

 

・ビッグクラブは経済力で違いを出す

= los grandes clubes hacen la diferencia desde lo económico

 

・もう一つの要因は経済力

= ese es otro factor: la billetera

 

・そういうプレーをするのはリスキーじゃない

= no es arriesgado jugar así

 

・1部26チームのうち、ポゼッションに傾倒するのは10人の監督だけ

= de los 26 equipos de primera, solo diez técnicos se inclinan por la posesión

 

・スピードに乗ってスペースを見つけられる

= saber cómo encontrar espacios en velocidad

 

・ボールを持っていないと、自分で思うより走らされる

= cuando uno no tiene el balón, empieza a correr más de la cuenta

 

・ボールを持って攻撃した方が楽

= nos sentimos más cómodos atacando y teniendo la posesión de la pelota

 

・そのスタイルを再現して、タバレス監督を例にとる

= replicar esa fórmula y toma de ejemplo al Maestro Tabárez

 

・スピードのなく、中盤が弱いチームは苦しむ

= les va a costar a los equipos que no tengan velocidad y precisión en la mitad de la cancha

 

・アルゼンチンはダイナミックなボランチ不在に苦しんだ

= la Argentina sufrió la falta de volantes dinámicos

 

・サッカーは変化するもの

= el fútbol se transforma

 

・創造性はつねに戦術のひとつ

= la creatividad siempre es una fórmula

 

・ドリブラーが減っていく

= cada vez hay menos gambetas

 

・失敗はあるが、アルゼンチンサッカーにとって重要なピースだ

= aún con tropiezos, sean piezas exclusivas en nuestro fútbol

 

・才能は固いチームをこじ開ける突破口

= el talento siempre es una recompensa frente a los sistemas cerrados

 

・シエリンスキがカテナチオをこじ開ける

= Zielinski abre la puerta del cerrojo

 

・誰もが互角に戦えるわけじゃない

= no todos podemos jugar de igual a igual

 

study-spanish.hatenablog.com

 

・なんで、自滅したいの?

= ¿Para qué, para suicidarnos?

 

・サッカーは頭を使うスポーツ:いつリスクを犯し、いつ退くかを判断できないといけない

= el fútbol es para los inteligentes: hay que saber cuándo se puede arriesgar y cuándo hay que saber guardarse

 

・ポゼッションにはそんなにこだわらない

= no me inclino tanto por la posesión

 

・アルゼンチンカップで国内リーグの予兆に苦しんだ

= sufrió un adelanto en la Copa Argentina de lo que será el torneo doméstico

 

・Bリーグに昇格したばかりの地味なチーム

= un humilde conjunto que acaba de subir a la B Nacional

 

・ラシンはサルミエント戦、同じスコアで負けた

= Racing se despidió por el mismo marcador con Sarmiento

 

・ティグレはモラレスのスーパーゴールに救われた、W杯のコウチーニョのビューティフルゴールに似たゴールだった

= A Tigre lo salvó un golazo de Morales, una joya parecida a la creada por Coutinho

 

・オリンポはアルドシビにPKで勝った

= Olimpo se impuso por penales sobre Aldosivi

 

・戦略によるゴールだった

= los goles cayeron por el efecto de la planificación

 

・マル・デル・プラタが先制した

= el conjunto de Mar del Plata abrió el marcador

 

タクミ

“物心ついた頃からイヤでイヤで仕方がない” をスペイン語でなんという?

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おはようございます。

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のためのブログ、Study Spanish。

この投稿では、Netflixのドラマで出会った日常の表現を紹介します。

 

今日のスペイン語

今日のスペイン語はこれです。

 

・物心ついた頃からイヤでイヤで仕方がない 

me cagan, me cagan, desde que tengo uso de razón”

 

私が注目しているポイントは、“desde que tengo uso de razón” です。

“me cagan” の方ではないです。

 

“uso de razón” =「理性の使用」が直訳です。

理性という日本語だと「物心」とはつながらないかもしれません。

 

でも意味は、

“desde que tengo memoria” =「記憶があるときから」です。

 

・“desde que tengo uso de razón”

・“desde que tengo memoria”

 

これで、「物心ついた頃から」の言い方が、2つ覚えられますね。

 

例文の出所

今日の例文はNetflixのドラマです。

 

 

 

詳しくは過去記事で説明してます。

 どちらかを見てみてください。

study-spanish.hatenablog.com

 

study-spanish.hatenablog.com

 

ネイティブはこう表現する

(例文)

Mamá, odio los ataúdes. Me cagan, me cagan, desde que tengo uso de razón. Pero claro, ¿cuándo me habías preguntado, eh?

Fuente: “La balada de Hugo Sánchez”, Episodio 6: por Netflix, visto el 20 de julio de 2018

 

(内容)

ママ、棺桶は大嫌いなんだ。物心ついた頃からイヤでイヤで仕方がない。でも、そうさ。ママはそんな俺の気持ち聞いてくれたことないよね?

出所: “La balada de Hugo Sánchez”、エピソード6、2018年7月20日、Netflixで視聴

 

ちょっとだけ説明

この表現は慣用句的なものなので、あんまり説明はいらないです。

そのまま覚えるしかない類の表現です。

 

日常では「自分は〇〇だ、物心ついた頃から」というつかい方をすることになります。

あなたが物心ついた頃から、どんな事が好きで嫌いなのか。

 

そんなことをリストアップしてみてください。

それで、子供の頃の話になったときに、

 

・「自分は〇〇なんだよね」とはじめて、

・「物心ついた頃から」と補足する

 

そんな感じで使ってみるといいと思います。

 

汚い言葉とどう付き合うか

“me cagan” は汚い言葉です。

確かにメキシコだと日常的につかいます。

 

ただ、メキシコ人の女性がある男性に可愛く見られたいと思う場合。

このケースだと、この女性はこの男性と話すときに “me caga eso” とは言わないです。

 

私は汚い言葉は意識的に使わないようにしてます。

汚い言葉を使ってると、いざフォーマルに話そうとしたときにキレイな言葉が出てこなくなるからです。

 

非ネイティブで訓練不足なせいで、

 

・話し言葉 ⇄ 書き言葉

・汚い言葉 ⇄ 礼儀正しい言葉

 

この間の行き来をネイティブほど自然に、そして楽にはできないです。

 

汚い言葉が使えると、確かにメリットもあります。

グッと現地の人との距離が縮まるというメリットです。

 

ただ、これも連発していては効果が薄れていきます。

相手もなれて来ますからね。

 

ここぞという場面で、サクッとローカルな汚い言葉を差し込めるのが効果的。

普段はキレイな言葉を使っていて、急にこんなギャップを見せるとなお効果的です。

 

汚い言葉を使うことを全否定ではしません。

ただ、「俺はこういう基準で使う」という

 

・“自分ルール”

・“汚くする狙い”

 

ここをハッキリしたうえで、付き合っていきたいです。

 

“puta madre” しか言えなかった先輩

なんで私がここまで汚い言葉と距離をとるのか?

それは大学時代の先輩を反面教師としたからです。

 

この先輩、スペインに1年くらい留学しました。

で、先輩が帰って来たときに、スペイン人の先生が先輩に聞いたんです。

 

「スペイン生活どうだった?」って。

先輩は自信満々でこう答えました。

 

“¡de puta madre!”

= サイコー!

 

スペイン人の先生は心の中で思ったそうです。

「コイツ、何もスペイン語を学んでないな」と。

 

確かにスペインでは、ポジティブな意味で “de puta madre” と言います。

ネイティブもみんな使うんです。

 

・メキシコだと、“chido” とか “padre”

・ペルーだと、“chévere”

 

このあたりの単語と同じような意味で。

 

友達同士ならいいでしょう。

でも、使える相手や場面が極めて限定的です。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

“XXが及ぼし得る影響を察知しただけでYYがZZする” をスペイン語で何という?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のサポーター、Study Spanish。

あなたのスペイン語の幅を広げてくれる言葉づかいを紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では、つぎの2つの表現を紹介します。

 

(1)XXが及ぼし得る影響を察知しただけでYYがZZする

solo con la percepción de lo que significaría XX, YY(主語)ZZ(動詞)”

 

(2)XXを苦しめる

“ahogar a XX(人)”

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、キューバのグランマからの抜粋です。

アメリカを批判する記事です。

 

 

(例文1)

solo con la percepción de lo que significaría ese cierre, ya el precio del barril de crudo ha subido por segundo día consecutivo y hay preocupación en la arena internacional.

Fuente: Granma (Cuba), 31 de julio de 2018

 

(内容1)

ホルムズ海峡の封鎖が及ぼし得る影響を察知しただけで、原油価格が2日連続で上昇した。世界中で懸念が広がっている。

出所:2018年7月31日付、Granma(キューバ)

 

ココに注目1

為替や株価とかって、その時々の情勢によって刻々と変化します。

売り買いする人が、自分が投資するモノに情勢がどれだけ影響するかを察知して動くからです。

 

この例文では、原油に投資する人たちが、

 

・トランプがイランを批判した

・イランとアメリカの緊張が高まった

・イランがホルムズ海峡を封鎖する可能性がある

注:ホルムズ海峡は中東諸国による原油輸出の要所。イランがホルムズ海峡を封鎖すると多くの国が原油輸出できなくなる)

 

こんな情勢を察知し(感じ取り)ました。

投資家がこの察知に基づいて売り買いをしたため、原油価格が上昇したのです。

 

その察知した事を “percepción” というスペイン語で表しています。

日本語でいい訳が思いつかないですが、この “percepción” はネイティブらしいチョイスです。

 

そして、海峡の封鎖(“cierre”)が意味するところ…

まだ海峡封鎖は仮定の話なので、“lo que significaría” と過去未来形になっています。

 

この説明の行きつくところは、「原油価格が上昇した」です。

“solo con la percepción de que…” “el precio…ha subido” をセットとして覚えたがいいです。

 

(例文2)

Otra vez Donald Trump. Ahogar económicamente a Irán es el objetivo básico del mandatario estadounidense, que ya dispuso la imposición de nuevas sanciones contra la nación persa, incluso, la que impediría a ese país exportar su petróleo y gas, renglones fundamentales para su economía.

Fuente: Granma (Cuba), 31 de julio de 2018

 

(内容2)

またドナルド・トランプがやらかした。イランを経済的に苦しめることがトランプ大統領の基本的な目的だ。イランに対して新たな制裁を科すことを命じた。イランの石油とガス輸出を邪魔するような制裁もある。石油とガスはイラン経済の主な収入源だ。

出所:2018年7月31日付、Granma(キューバ)

 

ココに注目2-1

「苦しめる」を「おぼれさせる/窒息させる」の “ahogar” で言い換えるのがネイティブらしい。

書き言葉のトーンを出したいときに、こういう比喩的な単語のチョイスができると効果的。

 

ココに注目2-2

「命令する」をフォーマルに言いたいとき、“disponer” がよく使われます。

特に政治の話で、大統領とか偉い人が「命じた」という場合は、“disponer” です。

 

ココに注目2-3

“la (sanción) que impediría” ここの “impedir” が過去未来になっています。

これは上で見た、「海峡の封鎖(“cierre”)が意味するところ」と同じイメージです。

 

まだ、この制裁は発動していません。

そして、この制裁が本当に原油とガス輸出を阻害するのかどうかは未来の不確かな話なので、そのイメージが過去未来形に反映されています。

 

ココに注目2-4

“renglones fundamentales”

この “renglón” の使い方は初めて見ました。

 

まあ、書き言葉です。

文章を書く人が知っているとプロダクトに+αの雰囲気を出せます。

 

RAE辞書の意味だと「収入」です。

でも、「柱」とか「礎」とかの意味でも解釈できると思います。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・この件が今の情勢のまさに中心にあるもので、悪い結末を誘う可能性がある

= este último paso, precisamente, el centro del actual panorama enrarecido, que podría derivar consecuencias nefastas

 

・ヨーロッパの同盟国を困惑させた

= dejando perplejos a socios europeos

 

・イランとの核合意を放棄する

= abandonar el compromiso con el Acuerdo Nuclear iraní

 

・2015年にイランと主要6か国の間で署名された

= firmado en el 2015, entre Irán y seis potencias mundiales

 

・厳しい交渉の末に達成された合意

= el pacto se había logrado luego de intensas negociaciones

 

・最も重要な外交による合意と評価されている

= ha sido catalogado como uno de los acuerdos más significativos de la diplomacia del diálogo

 

・先行き不透明な状況を生み出している

= ha creado un escenario mundial de incertidumbre, frágil y con muchas posibilidades de hacer catarsis y estallar

 

・宗教革命的の原則を堅く守っているところを見せている

= ha demostrado su firmeza ante sus principios religiosos y revolucionarios, su resistencia y su capacidad de negociación sin ceder a la soberanía de la nación

 

・強硬策に出て、イランに最後通告をつきつけた

= emprendió medidas extremas y hasta dio un ultimátum a Teherán

 

・反論し、国際法の遵守を訴える権利がある

= con todo el derecho a defenderse y hacer respetar los acuerdos internacionales

 

・ホルムズ海峡の閉鎖を対抗措置としてつかう

= usar como respuesta el cierre del Estrecho de Ormuz

    

・この措置を採る可能性は低い、武力衝突に発展する可能性があるからだ

= esta posible medida parece poco viable, porque llevaría implícito un potencial estallido bélico

 

・これまでになかった原油価格の上昇、200ドル以上に達する可能性がある

= una subida inédita de los precios del crudo que podrían alcanzar más de 200 dólares

 

・新たな制裁のうちのいくつかは8月の1週目に発効、その他は11月に発効するだろう

= las nuevas sanciones comenzarían, algunas en la primera semana de agosto y otras en noviembre

 

・交渉力

= capacidad de negociación

 

・忘れてはならない

= no olvidemos que…

 

・ペルシャ湾

= el Golfo Pérsico

 

・最大の原油産出国

= los mayores productores del hidrocarburo del mundo

 

・国際輸送ルートにつながる唯一の出口

= la única salida que tienen hacia las rutas internacionales de navegación

 

・アラビア海

= el mar Arábigo

 

・毎日14から16籍のタンカーがホルムズ海峡を通過する

= diariamente atraviesan Ormuz entre 14 y 16 navíos tanqueros

 

・20万~32万トンの輸送能力がある

= con capacidad de entre 200 000 y 320 000 toneladas de desplazamiento

 

・複数の情報筋によれば

= según algunas fuentes

 

・紅海

= el Mar Rojo

 

・世界の警察のつもりで、この地域をアメリカの安全保障に重要と位置付けるフィロソフィーを適用した

= por su papel de «policía mundial», ya aplicó su filosofía de considerar esa zona como determinante para la seguridad nacional estadounidense

 

・当時のブッシュ大統領が命じた

= el otrora presidente George W. Bush ordenó

 

・空母

= portaviones

 

・自由な海上輸送を保障する役割

= estar a cargo de garantizar la libre circulación marítima

 

・アメリカ人のペルシア湾石油へのアクセスを安全保障マターと認識している

=considerar el acceso de los norteamericanos a los hidrocarburos del Golfo Pérsico como una cuestión de seguridad nacional

 

ペルシア湾の出口の安全を守ってきた誇り高き民族

= el pueblo digno que ha garantizado la seguridad del canal de salida de la región a lo largo de la historia

 

・火遊びをするとやけどするぞ

= no juegues con la cola del león; lo lamentarás

 

・イランは歴史上まれな苦しみを味わうことになる

= Irán afrontaría «CONSECUENCIAS QUE POCOS EN LA HISTORIA HAN SUFRIDO»

 

・この件を忘れない

= sin perder de vista este asunto

 

・イランが核開発を縮小する代わりに経済制裁の撤廃を行うという合意を結んだ

= sellaron un acuerdo por el que Teherán reducía su programa nuclear a cambio de un levantamiento de las sanciones internacionales que dañaban considerablemente su economía

 

・2/3の遠心機を外すことを約束

= Irán se comprometía a desconectar dos tercios de sus centrifugadoras

 

・濃縮ウランの98%を国外に出す

= sacar del país el 98 % de su uranio enriquecido

 

・主要プルトニウム炉をセメントで埋める

= llenar de cemento su principal reactor de plutonio

 

・イランは合意事項を満たそうとしていた

= Teherán estaba cumpliendo esas condiciones

 

・トランプがアメリカの核合意からの撤退を宣言した

= Trump anunció la retirada de Estados Unidos del Acuerdo

 

・その他の署名国から強い非難を受けた

= recibió fuertes críticas del resto de los firmantes

 

ご参考まで。

 

タクミ

 

“その状況を想定する/方向性を根本から見直す” をスペイン語で何という?

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おはようございます!

スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミです。

 

スペイン語が上手になりたい人のサポーター、Study Spanish。

あなたのスペイン語の幅を広げてくれる言葉づかいを紹介します。

 

今日のスペイン語

この投稿では、つぎの2つの表現を紹介します。

 

(1)その状況を見越す/想定する

“anticiparse a ese escenario”

 

(2)動きの方向性を根本から見直す

revisar de base la línea de actuación”

 

・日本の時事(金融政策)の説明

・ビジネスで部下に指示す

 

こんなシチュエーションで使える表現です。

 

ネイティブはこう表現する

今日の例文は、NHKニュースからの抜粋です。

テーマは日銀のインフレ2%政策の修正です。

 

 

国債の話とか誰か分かりやすく説明してくれ。

前から言ってるけど、家計とか身近な例に置換えられないのかな?

 

(例文)

…hay quien teme que la tensión comercial entre Estados Unidos y China pueda agravar la marcha de la economía mundial. En caso de que la economía japonesa se resienta, el Banco de Japón no tiene mucho margen de maniobra. Por ese motivo, termina diciendo la reportera, el ente debe anticiparse a dicho escenario y revisar de base su línea de actuación.

Fuente: NHK WORLD NEWS, 1 de agosto de 2018

 

(内容)

アメリカと中国の貿易をめぐる緊張が世界経済を失速させてしまうのではないかと危惧する人もいる。日本経済が力を失うと、日銀にできることは限られる。だから、日銀はそのような状況を見越して、自らの動きの方向性を根本から見直さなければならない

出所:NHK WORLD NEWS、2018年8月1日付

 

ちょっと説明

(1)その状況を見越す/想定する

この例文では、“anticiparse a dicho escenario” となっています。

 

・“anticiparse a…” = 先を見越して動く

・“dicho escenario” = その状況

 

冒頭の「型」で示した “dicho escenario” でもOKです。

“dicho” と言う方がより文章語っぽくなります。

 

(2)動きの方向性を根本から見直す

この例文では、“revisar de base su línea de actuación” となっています。

 

・“de base” = 根本から

・“línea de actuación” = 行動のライン=動きの方向性

 

“línea de actuación” は、つかみどころがないけど、いい感じの表現です。

積極的につかっていこう。

 

まとめ

この記事があなたの参考になればうれしいです。

 

もっとスペイン語が上手になりたい。

 

キューバに住み込みでダンス修行がしたい。

 

以上、スペイン語と日本語の現役プロ通訳、タクミでした。

 

おまけ

・この先、どんな障害が見えるだろうか?

¿qué obstáculos se ciernen en el camino?

注目:この表現、めっちゃ使える!保存版! "cernirse" だって(笑)こんなんネイティブでもなかなか出てこないよ。格調高すぎる!

 

・ネガティブ影響に対する疑念が出てくる

suscitar dudas sobre posibles efectos adversos

注目:この表現もめっちゃ使える!格調高い。

 

・この方針転換に何を期待できるのか?

¿qué se puede esperar de este cambio de rumbo?

注目:シンプルな疑問形で、いろいろな場面に応用できる。

 

・インフレ率2%の達成を目標として維持を考え直すタイミングが来たのかもしれない

tal vez haya llegado la hora de replantearse si hay que aferrarse al objetivo del 2% de inflación

注目:ここは "来たのかもしれない" の 100%断言していないニュアンスを "tal vez + 接続法" の組み合わせで出している。そして、 "replantearse" と "aferrarse" のチョイスも乙。

 

・量的緩和政策の修正

= ajustes en su política de liquidez monetaria

 

・短期的にインフレ率2%の達成は困難となることを認める

= reconocer que va a resultar complicado alcanzar el objetivo de inflación del 2% a corto plazo

 

・この目標を長期目標に据え変えた

= se ha optado por fijar esta meta a largo plazo

 

・日銀の執行部

= los directivos del órgano central

 

・10年国債の利率のわずかな上昇を認める

=permitir un ligero incremento del tipo de interés a 10 años de los bonos del Estado

 

・長引く経済促進プログラムのマイナス影響を相殺することをもくろむ

= se pretende contrarrestar toda repercusión negativa del prolongado programa de estímulo económico

 

・政策の持続可能性を保証する

= garantizar una mayor sostenibilidad de la política

 

・…という点の話からはじめた
= empieza recordándonos que…

 

・インフレ率2%まで上昇を誘導する攻めの量的金融政策を導入する

= aplicar una agresiva política de liquidez monetaria para propiciar un aumento de la inflación hasta el 2%

 

・成長の経済サイクルに入る

= entrar en un ciclo económico positivo

 

・2%以下の目標は日本を再びデフレの道に戻してしまうかもしれない

= todo lo que fuera un objetivo inferior al 2% probablemente haría caer al país de nuevo en la senda deflacionaria

 

・6度にわたり後ろ倒ししなければならなかった

= ha tenido que retrasar la fecha en seis ocasiones

 

・状況が異なる

= la situación es diferente

 

・日銀は短期でこの目標の達成が不可能であることを明示的に認めた

= el ente ha reconocido explícitamente la imposibilidad de lograr la meta a corto plazo

・インフレ率2%の達成をあきらめた
= no ha renunciado a que se materialice un 2% de inflación

 

・日銀総裁

= el gobernador de la entidad

 

・今から長期目標になる

= a partir de ahora este será un objetivo a largo plazo

 

・日本は前例のない金融緩和政策を採ってきた

= Japón había venido adoptando una política de liquidez monetaria sin precedentes

 

・国債の購入

= adquisición de bonos del Estado

 

・上場投資信託

= compra de fondos cotizados (EFT)

 

・???

= son una especie de cesta de valores

 

マイナス金利の適用

aplicación de tipos de interés negativos

 

・長期金利は0%

= en el caso de los tipos a largo plazo, tasas del 0%

 

・これだけ強気の措置を5年間維持したことで年金受給者に悪影響がでた

=haber mantenido medidas tan agresivas durante cinco años ha afectado a los pensionistas

 

・金利をもたらさない貯金に頼る人口の一部

=un segmento de la población que vive de unos ahorros que ahora no aportan interés alguno

 

・銀行手数料を上げるための動きがこれに加わる

= a esto hay que sumar ciertos movimientos para subir las comisiones de los servicios bancarios

 

・給与増がないことを認める
= admitir que los salarios no aumentan

 

・構造的な理由で消費財の価格が上がらない

= los precios de los bienes de consumo no suben por motivos estructurales

 

・達成が困難な目標

= se trata de una meta difícilmente alcanzable

 

・金融政策は国民に打撃をあたえている

= la política monetaria está afectando a la gente

 

・金融緩和継続の判断をするうえで、これらの条件を考慮しないといけない

= todo esto debería tenerse en cuenta en el momento de decidir si se persevera o no en la política de dinero fácil

 

・日本はデフレを脱却し、経済が成長軌道に入っている

= Japón ha dejado atrás la deflación y su economía está creciendo

 

タクミ